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建長寺の唐門 [鎌倉]



唐門建長寺の中で一際、輝いていたのが上の写真の唐門でした。実は一年半近くをかけて補修が行われ、昨年に完成(2011年5月30日 落慶法要)したばかりだったのです。右はネットから拝借した補修前の唐門の写真ですが、補修により建立時の唐門を、ほぼ再現できたそうです。
建長寺の唐門は、もとは1626年(寛永3年)から1628年の間に建立された東京の芝増上寺の徳川秀忠夫人崇源院御霊屋正殿(現在、仏殿)前の中門と考えられるとのことです。1647年(正保四年)に移築されて、現在は方丈(龍宝殿)の正面にあります。勅使門ともいわれています。

唐門の補修中の写真をGoogleのストリートビューから拝借いたしました。
Googleの撮影者が建長寺境内に入ってきたようで境内のいろんな場所を見ることが出来ます。非常に鮮明な映像です。
補修中のGoogleのストリート・ビューの画像です。→ポチッ
補修中の唐門

少し離れたところから見ると唐門と龍王殿がバランスのよい姿を見せてくれます。この写真を撮った位置は、龍王殿や塀や植え込みから補修中の写真を撮った場所に近いことが分かってもらえると思います。


門の飾りを拡大いたしました。


さらに拡大いたしました。


こちらが龍王殿側から見た唐門の内側です。正面の柱の間は4.1mで、前の丸い柱は42cmで後ろの角柱は36cmの堂々とした作りです。花紋や唐草の彫り物や漆塗りも再現されたようです。


こちらが方丈(龍宝殿)です。他の建物と違い、落ち着いた風情を見せてくれているような気がします。


龍宝殿の回廊の正面部分です。


これが龍宝殿の内部です。人がいるときは撮影を遠慮するようにとのことです。今回のように行事が行われていないときは自由に撮ることが出来ます。


龍宝殿の裏側は日本庭園になっており、休憩のための椅子が置かれています。そこに座ってゆっくりと景色を楽しむことが出来ます。


角度が変わると日本庭園も違った風情を見せてくれます。


龍宝殿の回廊は文字通り一周できます。最初の入口近くの回廊です。


タグ:鎌倉 建長寺
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コメント 10

がり

なんて豪華で立派な門でしょう。
ここまで豪華なのは初めて見ました。
by がり (2012-05-27 09:38) 

tamatora★

紋様が素晴らしいできばえですね。
それに、建物の凄いです。
こういうのを見学に行きたいです。
by tamatora★ (2012-05-27 16:41) 

SORI

がりさん こんにちは
昔の門を再現したそうです。初めて建てられたときは、今以上に感激されたと思います。
by SORI (2012-05-27 21:16) 

SORI

tamatora★さん こんにちは
門の木に残っていた文様から金色の文様を再現したそうです。
再現したのが一年前だったので、本当にきらびらかったです。
by SORI (2012-05-27 21:19) 

まほ

素晴らしい門ですね。
落ち着いた風情のあるお庭も回廊もすごいです!
by まほ (2012-05-29 03:57) 

SORI

まほさん おはようございます。
古い姿のままでも風情がありますが、輝いていた昔の姿には驚かされました。
by SORI (2012-05-29 06:43) 

youzi

立派な門ですね。
細工が素晴らしくて、触ると怒られそうな感じが。
by youzi (2012-06-17 21:13) 

SORI

youziさん おはようございます。
このような細工を作る方に敬服いたしました。かなりの時間を要したのだと思います。
by SORI (2012-06-18 03:36) 

kojiro

SORIさんの記事は、懐かしい事か多いです(笑)。
実は、私は、学生時代の夏休みの合宿の時に、建長寺に泊まったのです。
師範が近くの学校も、指導されていた縁で、そこと練習し、建長寺に泊まった訳です。庭に面した縁のところで、座禅もしました。
禁煙だったので、隠れてトイレで煙草を吸っている連中が居ました。
今、思えば、SORIさんのようにもっと、じっくり、建長寺の見学をすべきでした。もったいなかったです。
by kojiro (2014-11-03 18:49) 

SORI

kojiroさん こんばんは
学生時代であればじっくり見ないのも仕方がないと思います。それにしてもここに泊まられたとは驚きました。立派なお寺ですね。
by SORI (2014-11-03 19:16) 

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