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桂林 漓江下り [広西チワン族自治区]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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2つ前の記事で桃源郷(とうげんきょう)というテーマパークを紹介いたしました。その桃源郷は桂林で有名な「漓江下り」から桂林のホテルに帰る途中に寄りました。そこで、ここでは桂林観光の本命である「漓江下り」を紹介したいと思います。桂林に観光で来られた方のほとんどが「漓江下り(りこう・くだり)」が目的と言っても過言ではありません。その桂林下り(漓江下り)を時間を追って紹介したいと思います。
桂林のホテルを朝早く出発して9時ごろに「漓江下り」の船の出発地点である桂林市雁山区柘木鎮竹江村にある竹江客運港区に9時ごろに着きました。そこには上の写真のような漓江下りのための船が何十隻も係留されていました。我々は9時20分にその中の一隻に乗りました。我々の乗った船は、写真の船よりは、少し豪華で、客は外人ばかりでした。

地形図で漓江下りのルートを紹介します。緑のラインの上端( )が漓江下りの出発地点で、下端( )が到着地点です。Google地図で漓江下りの長さを見ると56kmでした。私は7回桂林に来て、5回ほど「漓江下り / 漓江上り」を楽しみました。残り2回は蘆笛岩・鍾乳洞町中漓江遊覧を楽しみました。
   漓江下り(56km 9時20分~14時10分)
   桂林市内の漓江遊覧
   09時20分 竹江村 漓江下り出発点 竹江客運港
   11時05分 楊堤郷 漓江下り中間地点
   14時10分 陽朔鎮 漓江下り終着点
   14時30分 桃源郷 (テーマパーク 世外桃源)




9時27分 「離江下り」は食事付きです。写真のようにボックス席になっており食事をしながらのんびり!と言うよりは、ビールを飲んで、ほろ酔い気分で景色を楽しみます。


10時19分 出発してしばらくすると桂林らしい景色が見えてきました。
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10時20分 漓江では鵜を使った漁である鵜飼が盛んなようで、沢山の飼われた鵜を見ることが出来ました。
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10時21分 少し船が進むだけで違った景色が見えてきます。
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10時22分 大きな山が迫ってくると迫力があります。
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10時23分 竹の筏(いかだ)も景色に溶け込んでいました。


10時24分 我々が乗った船の写真を紹介したくて友人を撮った記念写真の一部を利用させてもらいました。


10時26分 近くで見る岩肌は迫力がありました。
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10時26分 岩肌を撮った場所からの前方の景色です。川幅は広くなったり狭くなったりします。この場所の川幅は比較的広かったです。実は、漓江下りは365日は出来ないのです。乾季には水が少なくなって船が走れなくなるので、個人で観光に来られる場合は船が出ていることを確認して桂林に来られることをお薦めします。ラッキーなことに乾季で漓江下りが中止となる前日に船に乗ったことがありますが、頻繁に船底が川の砂利と擦る音を聞きながら漓江下りをしたことがありました。
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10時33分 ここは川幅が狭い場所です。船と桂林の景色がきれいでした。
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10時45分 船の横の景色です。沢山の尖った山が桂林の景色の特徴です。 
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10時46分 ここはひらけた場所ですが前方に山々が見えています。
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10時56分 この尖った山は見事でした。この桂林の独特の景色は海で作られた石灰岩が地上に隆起して、雨水などで侵食して造られましたものです。その石灰岩は3.2億~4億年前に海でサンゴなどが3000m以上堆積して、長い年月で岩になったものです。
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10時57分 見事な山の部分の拡大写真を掲載いたしました。 


11時05分 今回は8名+ガイドさんのツアーでした。その内、3名は当日の桂林→上海のフライトを予約しており時間的に漓江の全コースを下ることが出来ないため、途中の港で下りて、チャーターしてあった車で桂林空港に向かいました。我々は翌日のフライトだったので、ゆっくりと最後まで楽しむことが出来ました。
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11時06分 仲間を送り出した後に、ガイドさんが走って戻ってきます。ここは上の地図でオレンジのマーク( )で示した楊堤郷です。
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11時25分 まだまだ桂林独特の景色が続きました。
漓江の桂林付近の山・水・洞は「三絶」と呼ばれているそうです。中国の地形学では「岩溶峰林」と呼ばれる、石灰岩層が溶かされて形成された塔状の峰が多数みられ、特に漓江下りのコースの桂林から陽朔にかけては峰林が地表を覆っています。
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11時28分 川の中を水牛が歩いて知る景色に出会いました。
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11時29分 この景色の中にも水牛がいます。川の横に広がった草地の草を食べているのでしょう。
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11時44分 すばらしい景色が広がっていたので記念撮影もいたしました。真中が私です。大きな写真なので目隠しさせてもらいました。
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11時48分 こちらの景色も紹介したくて、記念撮影を掲載いたしました。
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12時07分 漓江下りの中では、一番気に入っている写真の一つです。
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試しに白黒にしてみました。こちらの写真もクリックすると拡大します。
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12時08分 上の写真と同じ場所から上流側を撮りました。
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12時09分 また、進んで行く方向の写真を撮りました。我々の船は他の船よりも速いので、2枚前の写真に写っていた船は追越しました。
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12時35分 浸食は進み具合もいろいろあるようです。不思議な形の山が沢山ありました。
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13時34分04秒 並走する船を追い抜いているところです。
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13時34分32秒 上の写真の28秒後です。沢山の船を、このように追い抜きました。
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13時40分 川の際まで山が迫ってくる景色は壮観でした。
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13時46分 こちらにも沢山の水牛がいました。漓江の景色に水牛は似合っていました。
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14時10分 漓江下りの終着地点に到着いたしました。4時間50分の楽しい船旅でした。この先にも船は出ているようですが、地形図や航空写真で見る限り、これより下流側は桂林的な景色は少なくなります。
 この場所の住所
  中国語 广西壮族自治区桂林市阳朔县阳朔镇
  日本語 広西チワン族自治区桂林市陽朔県陽朔鎮
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14時16分 漓江下りの終着地である陽朔県陽朔鎮の町の景色です。チャーター車が停めてある駐車場まで、移動カートで向かっているところです。沢山のホテルや宿泊せつびがあり、観光客のおかげで繁栄しているようでした。
この時は成田→香港→桂林→上海→青島→北京→成田と、6回飛行機で移動する旅でした。
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なんだかなぁ〜!! 横 濱男

自然が作る造形美、ホントに見事です。。
一日この山を見ていても飽きません。。
桂林の山は、不思議な山ですね。。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2015-05-25 21:21) 

monkey

桂林へゆくと、山水って写実だったんだなって思いますね。

by monkey (2015-05-25 23:19) 

SORI

なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん おはようございます。
桂林は、何度行っても、すばらしい景色を見せてくれるところでした。何億年という、気の遠くなるような時間を感じることが出来ました。恐竜が、ここを歩いていたこともあるのでしょうね。
by SORI (2015-05-26 04:22) 

SORI

monkeyさん こんにちは
まさに山水の世界でした。そのままで画になっていました。
by SORI (2015-05-26 04:24) 

kazu-kun2626

おはようございます
5時間の桂林船下り堪能させて
頂きました~
すっかり桂林の船下りをした気分に
浸れましたよ 素晴らしい風情ですね
by kazu-kun2626 (2015-05-26 06:26) 

toshi

桂林、二回行きましたが、景色の良い所ですね。
by toshi (2015-05-26 06:55) 

旅爺さん

少し霧がかかった墨絵のような山々と自然の風景が何とも素晴らしいですね。 1度は行って見たいです。
by 旅爺さん (2015-05-26 07:05) 

johncomeback

SORIさん おはようございます。
桂林には1度は行ってみたいと、
随分前から妻と言っているんですが・・・
モノクロ写真は正に山水画の世界ですね。
by johncomeback (2015-05-26 07:15) 

tarou

おはようございます。
今日で、ぶらり横浜のネタがジオラマで終わりました・・・・
原鉄道模型美術館のジオラマには、
日によって走る電車が変わるようです。
また行きたく思ってます。

漓江下り、山が墨絵に出てくるような感じで素敵ですね(^○^)
by tarou (2015-05-26 07:45) 

SORI

kazu-kun2626さん おはようございます。
短時間の間に景色がつぎつぎと変わっていきました。食事をしているときは、いい景色になるとガイドさんが呼びに来てくれました。
by SORI (2015-05-26 08:06) 

SORI

おはようございます。
toshiさんも複数回、行かれたのです。
何度行っても新しい発見がありました。
by SORI (2015-05-26 08:07) 

SORI

旅爺さんさん おはようございます。
桂林はお薦めの場所です。世界遺産の九寨溝や黄龍や黄山はある程度、体力が入りますが、桂林は船に乗って、ビールを飲みながら、ゆっくり見れるのはいいです。
by SORI (2015-05-26 08:11) 

SORI

johncomebackさん おはようございます。
自然の写真に興味がある人にとっても最高の場所だと思います。
by SORI (2015-05-26 08:13) 

SORI

tarouさん おはようございます。
まさに水墨画、山水画の世界でした。
実際に見ると感激すると思います。
by SORI (2015-05-26 08:14) 

tarou

自然を見ながら、川下・・・・気持ちが良さそうです(^○^)
by tarou (2015-05-26 10:01) 

sig

こんにちは。
勝手知ったる桂林川下りですね。56km5時間弱のコース、ほんとにすばらしい写真がたくさん撮れていますね。ほんとに水がきれいなのは驚きですね。
by sig (2015-05-26 10:34) 

きんれん花

これこそ墨絵の世界ですね
素晴らしい船下り 美しい世界を見せていただきました
中国の良さを 感じられました
by きんれん花 (2015-05-26 11:02) 

Rinko

この素晴らしい景色の中、ビールを飲みながら川下りなんてホント素敵ですね~☆
by Rinko (2015-05-26 13:19) 

サンダーソニア

山水画の風景ですね。
日本は比較的なだらかなシルエットの山が多いので
こういう形の山々は 不思議な感覚になりそうです。
by サンダーソニア (2015-05-26 13:48) 

SORI

tarouさん こんにちは
想像もつかないほどの長い年月によって作られた造形美を美しく感じてしまうのは不思議です。それを船に乗って見ることが出来るのはすばらしいです。
by SORI (2015-05-26 16:48) 

SORI

sigさん こんにちは
ご指摘の通り、水はきれいでした。生き物たちも沢山暮らしているものと思います。その生き物たちと人間が長く調和してきたのだと思います。
by SORI (2015-05-26 16:51) 

SORI

きんれん花さん こんにちは
空港で桂林の墨絵も、お土産に買いました。本物を見た後だと、見ていても親近感があります。
by SORI (2015-05-26 16:54) 

SORI

Rinkoさん こんにちは
ビールを飲みすぎると、いい景色を見逃してしまうので、ほどほどが大切です。でも写真を撮りたくなる景色ばかりでした。
by SORI (2015-05-26 16:56) 

SORI

サンダーソニアさん こんにちは
この山も生物が作り出したものです。石灰岩の主成分はCaCO3ですが、そのCaはサンゴや貝が固定した成分なのです。
by SORI (2015-05-26 17:04) 

リンさん

素敵な船下りですね。
娘が中学生の時に桂林に行ったんです。
たぶんこの船に乗ったと思います。
この墨絵みたいな風景と、鍾乳洞の写真がとてもきれいで、私も行きたいなあと思いました。
by リンさん (2015-05-26 17:29) 

SORI

リンさんさん こんにちは
中学校の時に桂林に行かれたとはすごいです。
娘さんも感激されたと思います。漓江下り以外にも楽しいところが沢山ありました。
by SORI (2015-05-26 17:45) 

昆野誠吾

雄大という言葉がぴったりな
景観に圧倒されますね。
尖塔のような山は本当に特徴的で
強く印象に残りますね^^
by 昆野誠吾 (2015-05-26 18:53) 

SORI

昆野誠吾さん こんばんは
特徴的な形に侵食するのが不思議です。自然現象には驚かされます。
by SORI (2015-05-26 20:30) 

youzi

船酔いが酷いので、船はと思ってしまいますが、
漓江下りは行ってみたいですね。
墨絵の世界が続いていて、本当に素敵です。
by youzi (2015-05-31 21:47) 

SORI

youziさん おはようございます。
波は、他の船が作ったものだけなので揺れは少なかったです。船の苦手な人でも船酔いにはならないのかもしれません。
by SORI (2015-06-01 07:43) 

リス太郎

素敵な写真の数々をありがとうございました。あれから31年。ちっとも変わってない。(ほんとはカテゴリー「湖北省」をめぐってたんだけど偶然にこの記事を読ませてもらい、4年以上も前の記事にコメントはご迷惑とは思いつつコメントしました)
by リス太郎 (2019-08-15 20:05) 

SORI

リス太郎さん おはようございます。
過去記事へのコメントはうれしいです。ありがとうございます。
31年前の桂林をご存知だったとは! 素晴らしいです。
桂林の景色でお薦めなのが「漓江上り」です。前日にホテルに旅行会社の人を呼んで、特別に組んでもらいました。経験した人はほとんどいないと思います。その時の記事です。
 https://makkurokurosk.blog.so-net.ne.jp/2009-07-11
by SORI (2019-08-16 02:30) 

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