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ベンの家(旧アリソン邸) 神戸・北野異人館 [神戸・異人館]

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神戸・北野異人館で「坂の上の異人館」の次に訪れたのがベンの家(旧アリソン邸)です。「坂の上の異人館」から細い坂を下りてくると上の写真景色の大きな道に出ました。この通りの両側には異人館が並んでおり異人館通りと呼ぶにふさわしいところでした。一番左側の建物が「ベンの家」です。なぜ「ベンの家」とネーミングされたかと言うと、英国人冒険家のベン・アリソン氏の家だったからです。左から明治35年(ベンの家)、明治37年(洋館長屋)、明治40年(英国館)と並んだ景観は圧巻です。

下記の航空写真の中のが「ベンの家」です。
この航空写真からもベンの家の前の通りの両側に沢山の異人館が建っていることが分かってもらえると思います。
  坂の上の異人館      旧中国領事館 旧チン邸
  ベンの家         旧ベン・アリソン邸
  洋館長屋         旧ボシー邸
  英国館          旧フデセック邸
  風見鶏の館        旧トーマス邸
  萌黄の館         旧シャープ邸
 今回内部に入らなかった異人館
 コンビニエンスストア、神社、他
 ━━ 2016年3月16日の散策ルート 阪急三宮駅


ベンの家の前の通りの北側の異人館群です。パラスティン邸、旧パナマ領事館、ラインの館、旧アメリカ領事館官舎が連なっていました。
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こちらが正面から見たベンの家です。これまでに紹介した異人館の大半は住宅街の中にあり、道も細いことから建物全体の姿を紹介することが出来ませんでしたが、ベンの家は大きな通りに面しているので建物全体の写真を撮ることが出るのです。今から114年前の明治35年(1902年)に建築されたそうです。最初は外国人居留地に建てられ、のちにこの北野町に移築されたそうです。明治35年築は北野異人館の中でも最も古い部類に入り、塀、壁、窓枠に至るまですべて外国人居留地に竣工した明治35年のままだそうです。
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こちらがベンの家への入口です。外塀も明治35年築当時のままです。
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建物の中に入って最初に目に入って来るのは迫力の動物(はく製)たちです。これは英国人貴族のベン・アリソン氏が冒険家&狩猟家で、世界中を廻って収集したコレクションなのです。部屋の天井が高いのも異人館の特徴です。
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特に2.5メートルの巨大なポーラーベア(Polar Bear 白クマ / ホッキョクグマ)は圧巻でした。ベンの家のホッキョククマの剥製の大きさに関してネット内では2.5m以外に約3m、2.6mとの記載があり正確な数値は確定出来なかったので、一番少なめの数値で記載させてもらいました。ドアよりはるかに高いことでも大きさを実感してもらえると思います。白クマは世界最大の陸上肉食動物だけのことはあり大きかったです。Polar Bear は北極熊の英名です。
白オオカミの剥製もありました。白クマと違い白オオカミと言う固有の種類はなく、森林狼の冬毛の剥製ですが、これほどの純白の白オオカミの剥製は貴重なものだそうです。
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鳥たちも沢山飾られていました。
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こちらは書斎のようです。ベンの家は別名、北野のアドベンチャーワールドと呼ばれています。剥製にはムース、リンクス、ヘラ鹿のほか、絶滅が危惧されている種も多く含まれており、現在においては貴重なものになっています。
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冒険家らしいハンモックも飾られていました。他の異人館と雰囲気の違う異色の異人館でした。
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タグ:異人館 神戸
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夏炉冬扇

室内は異国風ですが、外はそれほどでもありませんね。
by 夏炉冬扇 (2016-05-01 19:15) 

SORI

夏炉冬扇さん こんにちは
114年前の建物ですが、今でも十分に通用する建物だと思います。
by SORI (2016-05-01 19:18) 

youzi

神戸の異人館は横浜とはまた違った感じですね
一度言ってみたい場所のひとつになっています。
by youzi (2016-05-01 19:58) 

SORI

youziさん こんばんは
日本には沢山の異人館があります。Wikipediaで紹介されている21の異人館のうち12が神戸の異人館であるように、100年以上前の建物だ沢山残っているという意味では日本一なのが神戸北野の異人館の特徴だと思います。一方、江戸時代からのグラバー邸のような歴史的に有名な異人館が残っているのが長崎ですね。
 Wikipediaで紹介されている1863年~1915年の異人館です。
  神戸市  12
  長崎市   4
  朝来市   1
  北秋田市  1
  高松市   1 神戸市から移築
  鹿児島市  1
  姫路市   1
by SORI (2016-05-01 21:34) 

ミケシマ

異人館群の界隈、以前訪れた記憶が…
建物内には剥製がたくさんあるんですね!! ナゼ??
by ミケシマ (2016-05-02 03:21) 

SORI

ミケシマさん おはようございます。
こちらの主であったベン・アリソン氏のコレクションでした。彼は英国貴族で冒険家であり狩猟家であったことから世界中を廻って集めたそうです。
by SORI (2016-05-02 04:32) 

Rinko

白熊が家の中に入ると、これくらいの大きさなんだー!と今更ながらその大きさに驚いています。^^;
by Rinko (2016-05-02 12:46) 

SORI

Rinkoさん おはようございます。
ほんと天井が高いです。天井が高いので部屋の広さは目立ちませんが、部屋の広さもかなりのものだと思います。
by SORI (2016-05-03 05:54) 

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