夕食後の散策の続きは「夕刻のセーヌ川」 [セーヌ川]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
パリ旅行で2016年5月8日11時40分に成田空港を飛び立ち、12時間を超えるフライトでありながら同じ日である5月8日の18時30分にはホテルにチェックインできました。日没の2時間46分前にホテルにチェックイン出来たことからノートルダム寺院の前のカフェでの夕食を兼ねて散策に出来ました。すでに記事で紹介している通り、ノートルダム寺院が目の前に見える一番の席で夕食を食べることが出来ました。1時間の夕食を食べた後も散策をしながらホテルに帰りました。
この日の散策は合計6.78km(=1.65km+2.28km+2.85km)でした。その散策の中で赤色の部分(━━)を歩いた順番で紹介いたします。
2016年5月8日の日没は21時16分53秒なので、ほとんどの写真が日没後の写真です。
11時40分 JAL415 成田空港出発 → ポチッ
16時50分 JAL415 シャルルドゴール空港到着
18時52分 ホテル出発
19時01分 マイバス到着
19時11分 ルーブル美術館
19時15分 セーヌ川散策
19時43分 ノートルダム寺院到着
20時04分 Cafeで軽い夕食
21時12分 セーヌ川散策
21時16分 日没(5月8日21時16分53秒)
21時41分 夜のルーブル美術館
22時01分 ホテルへ戻る
夕食を食べていた席から見えていた立派な建物の近くを通りました。間近で見ると見事な建物ですが、これが1863年~1867年に建てられたパリ警視庁本部(Prefecture de police)です。
セーヌ川で気になっていた場所に出ました。左側は地面の下に窓が通路で、右は水面すれすれの細い道がある場所です。
右側の水面近くの細い道を歩いてみることにいたしました。この時、ちょうど日没時刻の21時16分でした。
階段を下りている時にナイトクルーズ船が通りました。ディナーを食べながら夜のセーヌ川の景色を楽しむのだと思います。明るい時に見た開放的な遊覧船とは明らかに雰囲気が違っていました。
船を撮った写真から切り取って船内の雰囲気を紹介いたします。やはり格調高いディナークルーズ船でした。パリのレストランで2人で食事をするときは必ず向かい合う形の対面で座りますが、景色を見るためにすべての2人組の人は、4人席であっても進行方向に向かって2人が並んで座っていました。デートのディナーで使うのに最適な場所なのかもしれません。
船体にはBATEAUX-MOUCHES Pont de l'Almaと書かれていることからバトー・ムーシュ(Bateaux Mouches)社の観光船の中てもディナークルーズに特化した格調高いディナー船だと思われます。Pont de l'Almaは「踊り子橋」の意味のようです。
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ネットから船内の写真を転用させていただきました。調べた範囲ですが、18時以降のディナーの値段は99€ 、155€ 、325€ の3種類のようです。( )内数値はこの時の為替レート125.44円/€での日本円です。この価格にワイン代を入れると結構な値段になりそうです。昼のランチは60€(7526円)です。
Prestige 99€(12418円)
Excellence 155€(19443円)
Demande en mariage 325€(40768円)
豪華なディナークルーズ船に見とれている間に、水面スレスレの細い道に出ました。こちらもデート場所だったようです。
護岸にこのようなものが沢山取り付けられていました。船をつなぐものだとは思いますが、上からも下からも遠い位置の金具は、どのような使い道だったのでしょう。
対岸の気になる景色も見上げる形で見ることが出来ました。これは是非ともクリックしてみてください。すでに日没はすぎていて写真の解像度は良くありませんが、雰囲気は感じてもらえると思います。
こちらは来るときにも見かけた最高裁判所です。Cour de cassation(破毀院)と呼ばれています。
セーヌ川沿いの景色も暗くなってきました。
水面に近い場所は若者たちに人気のようです。楽しい会話であふれているのだと思います。この日5月8日は日曜日でした。
いかつい装甲車もお休みタイムのようでした。昼間はカメラは向けにくいけれども、この時間帯なので遠慮なしに撮らせてもらいました。
観光船のクルーズはナイトクルーズとしてまだまだ続いていました。こちらは景色を見るだけのクルーズ船です。最終日(帰国日)の昼間に、こちらのタイプのクルーズ船で景色を楽しませてもらいました。
鋼鉄製の橋のポンデザールと呼ばれているアール橋(1982-1984年)が見えるポン・ヌフ橋(1578-1607年)の上まで戻ってきました。ポン・ヌフ橋はパリで現存する最古の橋です。
こちらもポン・ヌフから鋼鉄製の橋であるポンデザールの方向を見た景色です。上と景観が違うと思いませんか。ポン・ヌフはシテ島を挟んで2つに分かれているのです。こちらは川幅が広い方のポン・フヌからの景色で、上は川幅が狭い方のポン・ヌフからの景色なのです。
鋼鉄製の橋であるポンデザールまで来てみて驚きました。南京錠を取り付けてキーを投げてしまう習慣は世界に広がったようです。この橋以外は石造りかコンクリート製なので唯一南京錠が取り付けることが出来る橋なのです。
こちらは逆に鋼鉄製の橋のポンデザールの位置から見た、現存パリ最古の橋のポン・ヌフです。
ルーブル美術館まで戻ってきました。見慣れない建物に思われるかもしれませんが、これはルーブル美術館の裏側からの姿です。
こちらは、セーヌ川を挟んでルーブル美術館の対岸にある建物です。鋼鉄製の橋ポンデザールの正面です。立派な建物だったのでポンデザールの上から写真を撮りました。両側がポンデザールの橋欄干です。橋の床が木で出来ていることが分かりました。
この建物はフランス学士院(Institut de France)です。フランス学士院は国立アカデミーで、現在は、次の4つのアカデミーで構成されているます。
アカデミー・フランセーズ 1635年設立
碑文・文芸アカデミー 1663年設立
科学アカデミー 1663年設立
芸術アカデミー 1666~1671年設立の3つアカデミーが起源
上の数枚の写真の位置関係がよくわかる3Dの画像を紹介します。
クリックするとルーブル美術館のガラスのピラミッドまでの範囲に広げた画像を表示します。
ルーブル美術館の夜のガラスのピラミッドです。この時21時41分でした。ここからはオペラ通りを歩いてホテルに向かいました。
オペラ通りを歩いている頃は暗すぎてきれいな写真が撮れなかったので翌朝のオペラ通りの写真を紹介します。時間は6時26分です。モンサンミッシェルツアーの集合場所であるマイバス事務所に向かう時に撮りました。朝食が食べれるところを探すためにホテルを早く出たのです。正面に見えているのがオペラ座です。2016年5月9日のパリの日出は6時15分42秒でした。
2016-05-27 23:47
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コメント(18)
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豪華なディナークルーズ船があるなんて、やっぱり食の都パリですね~❤
散策して街を見て回るだけでも、本当に楽しそうです^^
by Rinko (2016-05-27 08:31)
Rinkoさん おはようございます。
有名な場所の観光もいいのですが、今回のような散策は新しい発見があります。一日目から満喫させてもらいました。
by SORI (2016-05-27 09:21)
SORIさん、こんにちは。
パリに行ってる気分で楽しく見させてもらってます。
ナイトクルーズ船の豪華さや
観光船や若者に人気の場所の人の多さや鍵の多さ
水面すれすれの細い道が本当に細かったのもビックリしたり面白かったり!
建物はどれも素敵だしガラスのピラミッドはやはり美しいですね!
by poko (2016-05-27 12:19)
pokoさん こんにちは
歩いた順番に掲載しているので、歩いた雰囲気が感じ取ってもらえるかもしれません。細い道の対岸に見えていた窓は、ビルの地下室の窓か、地下駐車場の窓ではないかと想像しております。拡大すると電気がついた窓がありました。
by SORI (2016-05-27 12:45)
SORIさん こんにちは。
各お写真を拡大して記事を拝読し、
黄昏のパリを散策した気分に浸りました。
続きが楽しみです。
by johncomeback (2016-05-27 13:10)
SORIさん、こんにちは。
夕方のセーヌ川は色々な光景は見られて素晴らしかったですね。
ルーブル美術館のガラスのピラミッドの夕景も見事です。
ディナークルーズには憧れましたが、なんといってもツアーではかないませんで、夕方ちょっと暗くなってからの普通のクルーズ船に乗りました。
船の両脇にはライトが数個付いていて、左右のオルセーやルーブル、ノートルダム寺院などがライトアップされて綺麗でした。
by kazu (2016-05-27 13:20)
ネクスターの装甲車、無骨で良いですね!
最近はテロ対策で観光地にエムラップ仕様(伏撃防護車両)
の装甲車が警備に使われていたりしてますね。
景観とか雰囲気が一気に壊れるのですが
このご時勢ですから、仕方ないのかな・・・。
by reorio (2016-05-27 14:39)
johncomebackさん こんにちは
じっくりと見ていただいてうれしいです。
順番に掲載することで、少しでも旅行気分になってもらえればと思っております。
次は翌日の、モンサンミッシェルへの1泊旅行ですが、こちらも時間の経緯に沿って報告させていただきます。
by SORI (2016-05-27 16:54)
kazuさん こんにちは
写真を見てフランス旅行を思い出されたと思います。ライトアップされた建物は、さぞきれいだったと思います。
夕刻の散策はいろんな発見があってよかったです。
by SORI (2016-05-27 17:21)
reorioさん こんにちは
装甲車に詳しいですね。さすがです。
パリに初めて来たのは2005年です。
その時も自動小銃を持った警備の人を見て驚いたのを思い出しました。凶悪化している今の時代では安全のためには装甲車を配置するのも仕方がないと感じました
これらの装甲車が必要のない時代が来ることも信じております。
by SORI (2016-05-27 17:56)
ホームレスというか乞食の方が、地下鉄を出たところにいて、ちょっとイヤだなと思いました。しかしそんな彼らも、土日にはシェルターに行って食事にありつき、平日は歩道に寝そべって営業をされています。 その炊き出しのボランティアを(ビルのオーナーであった)富裕層のマダムはなさっておりました。日本のお金持ちよりは、ケチくさくなく、しっかりと施しはなさっておりました。そういう活動をするのは、日本では皇族の方ぐらいしか見受けられません。 ◆鍵のギッシリ橋、すでに一昨年あたりから付けるのが禁止になっていたと思います。まさに、危ない橋になっていましたね。 川下りは重要で、川から見上げる、凱旋門から見おろす、デパートやポンピドーセンターから見おろす、最後にエッフェル塔から見おろす。地下に潜る、街を歩く。すべて地図を片手に楽しめる巴里ですね。ゲイの多い街角も、不思議な世界でした。また行きたい街です。
by tommy88 (2016-05-27 21:11)
ルーブル美術館は生涯で一度行ってみたいところなんです(*^^*)
素敵な写真の数々、拝見させていただきました。
by みかん (2016-05-27 21:41)
街並みが静かで日本とは大違いですね。
ネオンが無いとこれだけ落ちつきます。
日本は賑やかすぎます。。(^▽^)
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2016-05-27 22:00)
tommy88さん こんばんは
パリの事情をよくご存じのようですね。
確かに物乞いの人が多かったです。そんな中で可愛い猫ちゃんを連れた物乞いの人は人気がありました。ワンちゃんを連れた物乞いの人もよく見かけました。ペットを連れていると、み入りも多いのかもしれません。
by SORI (2016-05-27 23:28)
みかんさん こんばんは
ルーブル美術館は広いです。中に入ると迷路のようでした。美術品もすばらしいけれども、建物もすばらしいです。さすが宮殿だった建物です。
by SORI (2016-05-27 23:34)
なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん こんばんは
パリは自動販売機もコンビニも無いのが特徴の一つだと言えます。我々にとっては不便に感じますが、慣れてしまえばこれもありだと感じました。
by SORI (2016-05-27 23:36)
やはりパリ、ヨーロッパの街並みは素晴らしいですね。
全てが画になる気がします。
突然ですが、
こういった古い建物は耐震のほうは大丈夫なんですかね。
地震が少ないからそこまで規制が厳しくないのか、
それともこういった建物へのコストを惜しまないのでしょうか。
日本には横浜、神戸といった港町の洋風建築や
地方の日本建築が残っていますが、
いずれにしても維持が大変そうで、つい気になっちゃいました。
by はらぼー (2016-05-29 09:02)
はらぼーさん おはようございます。
当然、フランスでも、その地域に見合った耐設計が行われます。どの程度の数値なのかは覚えておりませんが、日本に比べて採用する想定震度は低いと思います。
数百年前の建物で耐震の考え方があったかどうかは分かりませんが、耐震補強が行われたところは聞いていないのでもともとが頑丈な上に地震は少ないのだと思います。
by SORI (2016-05-29 09:24)