SSブログ

九華街の中のりっぱなお寺 化城寺 [九華山]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
ここは中国の仏教都市である九華山です。日本で言えば高野山のようなところです。
朝早くに宿坊やお寺が沢山ある九華街と言われる場所を散歩していると、少し大きくて独特の雰囲気のあるお寺が池の前にありました。朝早いので門はまだ開いていませんでした。
門の両側には日本と同じように仁王さんが立っています。でも仁王さんの雰囲気は随分と違います。このお寺の名前は化城寺で九華山歴史博物館でもあることが後でガイドさんに案内されて判りました。やっぱり有名なお寺だったんだ! と納得でした。

ここも線香で煙っています。 化城寺の文字がありました。


菩薩さんの前にはお祈り用の台が並べられています。お葬式の時はみんなこの座布団のような台にひざまずくのですが日本と違いお経が4時間も行われるそうです。
丁度、別のお寺でお葬式の場面に出会えましたが、確かにみんな疲れ果ててこの台の上に座り込んでお経を聞いていました。全員が菩薩さん方を向くのではなく反対を向いて座られていました。入ってきた我々の方を向いているので驚いてガイドさんに理由を聞くと「ただ疲れているだけです。」との答えでした。確かに台の角度からして反対向きに座る方が楽ですね。


寺の門から池と広場を見たところです。池があるとやっぱり景色が映えます。山の上には塔があります。そんなに古くないそうです。中国では唐の時代には沢山あったそうですが、今は古い塔はほとんど残っていないそうで残念だとガイドさんは言われていました。
最近の塔はコンクリート製が多いいですね。この写真のものは銅製で立派なものだそうです。


お寺の前の池はきれいです。建物が水面写ってきれいですが水面をもっとよく見てください。金魚がやたらと沢山見えるのが判ってもらえると思います。これには理由があります。さらに次の写真を見てください。


お寺の前の池の前では亀や山椒魚や金魚を売っていいるのです。買って池に放してやることで功徳をしたことになるそうです。
池からすくってまた売っているんじないかなと思ってしまいましたが1年に一回掃除して池の魚や亀は揚子江に放すそうです。話からすると魚や亀のリサイクルはしていないようです。


このあたりの渓流にいる山椒魚だそうです。やはり日本と同様に貴重な生き物だと言われていました。

九華山の地図です。左下のほうが沢山の宿坊が集まった九華街です。中国の地図で略字が使われているため判りにくいですが緑色の文字で「九華(略字)街」と書かれているのが判りますか。化城寺や断崖のお寺古拝経台も右上に見つけられます。

航空写真で化城寺を見つけました。池の形が目印になりました。