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九寨溝 日則溝群海 と 鏡海 [九寨溝 黄龍]



今、中国観光の中で最も人気があるなかの一つである中国・四川省チベット自治州にある九寨溝は大別すると則査窪溝と日則溝と樹正溝の3つに分かれます。先ずは午前中に則査窪溝を見て昼食をとりました。
午後から最初に日則溝方面に行き、その後に帰る方向の樹正溝を見ることになりました。日則溝には次のような、すばらしい景観のところがあります。これらは標高の高い方から順番に記載しております。
  原始森林 天鶴海 芳草海 箭竹海 熊猫海 熊猫海瀑布 五花海
  孔雀河道 小金玲海 大金玲海 珍珠灘 珍珠灘瀑布 鏡海 日則溝群海 
距離のある原始森林と天鶴海と芳草海は今回は省略して先ずは箭竹海までバスで上ることになりました。箭竹海からバスで下りながらポイント・ポイントでバスから降りて、遊歩道を歩いて散策するのですが、時間の関係で、すべての景勝地を歩きながら見れるわけではありませんでした。ここで紹介する鏡海もバスからの景色となりました。いずれの写真もバスが道を登りながらの景色で標高の低い方から順番に掲載しています。水に溶けている石灰分が析出して棚田状になった部分に草が茂って出来た景観のようです。別の言い方をすれば、鍾乳洞の中で起こっていることの巨大現象が太陽の元で起こって出来た景観なのです。

鏡のような池と池の間には幾重にも小さな滝がありました。やっぱり車を降りて見てみたい景色でした。でも一日で九寨溝をほとんど回るので仕方ありません。


木の間から鏡のような湖と滝が何度も現れました。ここまでは鏡海と諾日朗瀑布の間の日則溝群海だそうです。(2001年夏から四川省の成都市の西南交通大学で教鞭をとっておられるkm45さんからコメントをいただきました。) 


鏡海は、大きかったです。大きな湖もあるし棚田のように幅の狭い湖もありました。


この辺りが一番大きな湖でした。


鏡海の一番上流側は湿原のように草が覆ってきました。


湿地にに近づきました。鏡海は日則溝の中で最も大きな湖の上に、いろんな景観を見せてくれる湖でもあります。


湿地を過ぎるとこのような景観になりました。単なる傾斜した岩肌の車窓の景色のように見えますがトラバーチンと呼ばれる石灰分再結晶した岩肌なのです。この岩肌に全体に水が流れている雄大な光景なのです。こちらではいろんな景色に出会えます。ちなみに九寨溝で最初に紹介した諾日朗瀑布もトラバーチン滝なのです。巨大な鏡海全体もトラバーチンで出来た景観なのです。もっと大きな目で見れば九寨溝の水が流れる数十キロの長さがトラバーチンなのです。


この航空写真が鏡海の全体像です。写真をクリックするとGoogle航空写真を表示しますが、航空写真でなく地図が表示されてた場合はアイコン「航空写真」をクリックしてください。右の建物が昼食をとった九寨溝諾日朗観光センターで、ここから湖に沿って西側(左側)に移動しながら撮った写真を順番に掲載いたしました。最後の写真で紹介した景観は左端の部分です。傾斜を水が流れ落ちる場所がわかると思います。
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