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ルパン三世展に行ってきました。 佐倉市立美術館 [千葉]


展示内容を紹介したくてパンフレットの一部を追加させてもらいました。
緑色の部分が2013年2月21日に追加したところです。


私の住む町にある佐倉市立美術館でルパン三世展が行われていることを知り、行ってきました。アニメ化40周年を記念して行われているようですが2月2月から3月24日まで行われるそうです。上の写真が観覧券(入場券)の表と裏です。
This is the world of Lupin the 3rd がキャッチフレーズのようです。Lupin the 3rd はルパン三世なので「これがルパン三世の世界だ。」というところでしょうか。

電車の中吊り広告が出ているので、この広告を見られた方もおられると思います。


こちらが佐倉市立美術館で、比較的新しい美術館で出来たのが1994年11月です。ここには浅井忠、都鳥英喜、荒谷直之介、香取秀真、津田信夫、堀柳女など佐倉市と房総ゆかりの作家の作品を中心に収蔵されており入館料は無料で見ることが出来ます。この美術館の特徴は熱心に特別企画展示(有料)を行っていることです。美術関係者には東京に来たときには、ここ佐倉まで足を運ぶ人がいるくらいです。特別企画展示が行われている時は展示会場が使われるために常設展示物は見ることはできません。常設展示を見たい場合は事前に確認してください。


こちらの美術館のもう一つの特徴が正面入り口のエントランスホールに1918年(大正7年)に建てられた建物が利用されていることです。


この建物は1918年に旧川崎銀行佐倉支店として建設されたもので、設計者は矢部又吉、施工者は神谷平吉です。現在は千葉県指定文化財(有形文化財)でもあります。1927年には川崎銀行と第百銀行が合併して第百銀行佐倉支店となりました。1937年に第百銀行から佐倉町へ売却されて佐倉町役場となり、そのあと佐倉市役所として使われました。
その後も、市役所→公民館→図書館→一時閉鎖→資料館→の変遷を経て美術館のエントランスホールとして生まれ変わりました。正面からだけでは判りにくいと思い、斜めからの写真も掲載します。本館とは右の写真のようにガラスのトンネルでつながっています。建物を大切にする配慮だと思います。


ルパン三世展は美術館の企画展示としては珍しいと思います。エントランスホールに飾られていたので、展示物の中で唯一写真撮影が許可されたものでした。
観覧料は一般800円、大高生600円、中小生400円でした。
この写真を見て気がついたことですが、この2つ人形の間に人が立って記念撮影が出来るようになっていました。少し間が広いので気にはなっていました。この場所は無料のエリアなので近くを通った時に記念撮影だけでも寄ってみては、いかがでしょうか。男性であれば石川五ェ門に、女性であれば峰不二子になりきってみるのもいいかもしれません。


こちらが入口です。第一会場は3階で第二会場は2階にありました。主催は佐倉市立美術館、読売新聞社、トムス・エンタテインメント、日本テレビです。
展示場では写真撮影は出来ないので残念ながら紹介出来ないのですが、ルパンや次元大介や石川五ェ門や峰不二子や銭形警部などの登場人物の構図を計画した鉛筆書きなどがありました。沢山の案があったことを知りました。特に峯富士子に関しては驚くほどの数の案がアッたことを知りました。アニメの設定図やセル画や元画や原稿など貴重で興味深いものが沢山ありました。沢山の過去のフィギアやポスターなどもありました。


展示会場内では写真だけでなく模写や筆記道具の使用も禁止されているので展示会場内以外でのルパン三世に関係した部分の写真を紹介します。こちらは「ルパン de つぶやき」と題し一言掲示板です。沢山の一言が貼られていました。


一階のホールです。ここには喫茶コーナーCafe Buona Giornataや売店がありました。売店では土産物が売られていました。


屋外には寺田栄の作品「風景」という1992年の作品がありました。


階段には子供たちの塗り絵が沢山張られていました。一階ロビーには塗り絵コーナーがあり塗って持ち帰ることが出来ました。


こちらが塗り絵コーナーです。奥のテーブルが先ほど紹介した「ルパン de つぶやき」のつぶやきを書くところです。


Cafe Buona Giornataはサンドイッチが人気です。我々も、ここでランチを食べるのも目的の一つでした。


広いロビーの一角にCafe Buona Giornataがありました。日当たりの良いロビーの半分くらいのスペースにテーブルと椅子が並べられていました。食べるものが決まると、奥の窓口で注文をすると、テーブルまで持ってきてもらえます。


ルパン三世展を観に来たのだから、この限定メニューを食べなくては [exclamation]
クリックすると拡大写真を表示今回は紹介しませんでしたが「ぶらり途中下車の旅」で紹介された「地たまごプリン 350円」をいただいてみました。
佐倉市上志津原長谷川養鶏園さんの評判の玉子で作られているそうです。次の記事で「地たまごプリン」を紹介したいと思います。


こちらが家内が注文した「生ハムと帆立のパニーニ」です。珍しいサツマイモのピクルスが添えられていました。これ以外に「クロックムッシュ」と「スモークサーモンのパニーニ」と「カポナータのパニーニ」の3種のサンドイッチがありました。ちなみにパニーニとはイタリアのサンドイッチのことです。クロックムッシュはフランスを発祥の地としたハムとチーズをパンにはさんで軽くトーストしたものです。カポナータは一般的に揚げナスの甘酢煮です。


こちらが「生ハムと帆立のパニーニ」と一緒に頼んだマサラチャイ(Masala Chaie)です。飲んだ瞬間、すぐに紅茶だと判りました。


そしてこれが私が頼んだ80gのソーセージを使った「スパイシーHOTドッグ」です。独特のソースのホットドッグでした。本写真はクリックすると拡大いたします。
クリックすると拡大

私の頼んだ飲み物はヘーゼルナッツミルクでした。このように模様を描いてくれる飲み物はカプチーノ、抹茶ミルク、キャラメルラテがありました。


こちらの美術館では芸術的な椅子が沢山置かれていることでも有名です。一つ一つに説明が書かれていました。美術館の中を椅子を探して散策するのもいいかもしれません。


椅子には自由に座ることが出来ます。
探し出した椅子に座ってみるのもいいかもしれません。


美術館の近くには古い建物があります。こちらは1896年(明治29年)に建てられた袖蔵です。隣には店蔵があり佐倉市の有形文化財に登録されています。無縁だとは思いますが明治29年は本州における当時の観測史上最高の海抜38.2mを記録する津波が発生した明治三陸沖地震があった年でもあります。


是非とも展示内容の雰囲気を感じてもらうためにパンフレットの一部を拝借いたしました。こちらは「ルパン三世 カリオストロの城」の一場面の鉛筆書きのレイアウト図です。時計塔の中の場面ですね。大きな歯車でわかりました。
このような企画図が沢山展示されていました。その企画図とセル画を比較したものも沢山ありました。



こちらは搭乗人物の特徴です。水平に引かれている線は身長です。上から200cm 175cm 150cmなのでそれぞれの身長が比較できて面白いです。銭形警部が大柄の人であることも初めて気が付きました。
カラーの展示物より鉛筆書きの展示物の方が多いというイメージのがルパン三世展の特徴だとおもいます。(実際にはカラーのほうが多いかもしれません。)



下は佐倉市立美術館の航空写真です。
クリックすると拡大マークをクリックすると説明文が表示されます。
ここから歩いて15分(700m)くらいのところでは1835年前後に建てられた武家屋敷(旧河原家、旧但馬家、旧武居家)を昔のままに見ることが出来ます。(右の写真)
我々も青いラインを歩いて見に行きました。

より大きな地図で佐倉市立美術館→武家屋敷を表示