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山口県の山賊村 [山口県]



山口県の岩国の近くに古い建物が並んだ不思議な雰囲気のお店がありました。岩国から徳山に向かって国道2号線を走っているときに気になっていました。岩国に戻ってくるときに、ちょうど昼時であったことから、そのお店に入りました。上の写真がお店に入る寸前の写真です。地元では誰もが知っている「いろり山賊 玖珂店」です。我々、県外の人間にとっては珍しいお店なので紹介いたします。

駐車場の写真ですが、ほぼ満車になるほど人気のお店でした。ちょうど一つ空いていたので助かりました。古めかしい木造の建物と目立つ飾り付けがあるのですぐにわかると思います。
ここを知ったのは2013年3月19日に山口県下松市大字河内にある岩徳線の周防久保駅の近くにある父方のお墓にお彼岸のお墓詣りに行ったときに近くの岩国に住む叔父さん(母の弟)が車を出してくれて岩国と周防久保を往復してくれた時のことでした。


この写真のように古めかしい建物がある上、谷沿いにも建物が沢山ありました。そのため山賊村と呼ばれているのだと思います。調べてみると結構大きなチェーン店で、こちらは3店舗で成り立っています。我々は竈(かまど)というお店に入りました。写真の奥の建物が桃李庵で、手前の建物が竈です。
  店舗 桃李庵(とうりあん)10:00~24:00 木曜日(休)
     竈(かまど)    10:00~24:00 水曜日(休)
     いろり山賊    9:30~翌5:00 火曜日(休)
  住所 山口県岩国市玖珂町1380-1
  電話 827-82-3115
  HP  http://www.irori-sanzoku.co.jp/kugaten/kuga.html
  航空 http://goo.gl/maps/cGbqn


土産物屋やお弁当屋さんもありなかなかの雰囲気のお店でした。写真の太鼓は子供さんに人気でした。


沢山のお店があり散策するのも楽しくなる雰囲気でした。子供に喜ばれるのも人気の一つの理由かもしれません。


今の時期、桃李庵や竈ではコタツで食事が出来るのです。これも珍しいです。お店の名前の竈(かまど)が並んでいました。


少し暖かくなってきたので、山賊村の中でも、ここが一番人気の席のようでした。クリックすると拡大いろんなタイプの席がありました。米軍の岩国基地や景勝地の錦帯橋があることから外人の方も目立っていました。正面に桃李庵への入口があります。3店舗の中で一番格式が高そうなお店です。crayfishさんからコメントいただいた缶ビールの自動販売機が、こちらの写真に写っています。下の写真をクリックするとわかると思いますが、右にも拡大写真を掲載いたしました。お店の中に缶ビールの自動販売機を見たのは初めてでした。ノンアールコールビールも、ちゃんと入っているようです。
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こちらが建物の中です。こちらでも炬燵(こたつ)でした。左の人は焼肉を食べられていました。肉は皇牛(すめらぎぎゅう)でいろり焼き(1785円)から皇ひれ(3045円)の焼肉がありました。皇牛は、日本の肉牛のルーツといわれている純血日本種で天然記念物の見島牛の伝統を守り続けていく黒毛和牛で山口県の自慢の牛肉です。山口県の代表的な牛肉は皇牛と高森牛と無角和牛です。
このあと、お客さんが沢山入ってこられました。


店名にもなっている竈(かまど)が沢山並んだ、この場所で食事をいただきました。


天井は高く飾り付けも趣向を凝らしていました。


こちらにも上がって食事をすることが出来ます。映画の中の山賊の家のようです。


こちらで人気の3つ料理が「山賊焼」と「山賊むすび」と「山賊手打うどん」で、周りを見ていると「山賊焼+山賊手打うどん」の組み合わせを頼んでいる人が多かったです。


私が頼んだのが、叔母さんのお薦めで「山賊焼+山賊むすび」を頼みました。お店の名前らしく豪快な料理でした。おむすびも、私のいつもの茶碗ならば3杯以上の大きさでした。


こちらが山賊焼で鶏のモモ肉に串を刺して醤油系の甘辛いたれをつけて、香ばしく焼いてありました。山賊になった気分で豪快にかぶりつきました。
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おむすびの中身は梅干と鮭でした。


と思ったら、昆布も入っていました。つまり梅干と鮭と昆布のおにぎりだったのです。


おむすびの大きさを実感してもらうために写真を追加いたしました。写真をクリックするとさらに拡大いたします。
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屋外で炭火で焼かれる皇牛も美味しそうでした。


素朴な「おはぎ」と「草もち」も置かれておりお土産に買っていただき家に帰って食べました。特に草餅はヨモギの香りがいっぱいで昔ながらの素朴な味で美味しかったです。大きかったので半分に切って、一日置いておくだけで固くなってしまいました。まさに餅そのものだったのです。もちろん焼くと美味しくいただけました。


お店の奥が谷になっており、その川沿いにも屋外で食べれるところがありました。さすがにちょっと寒くて、まだやっていませんでした。火曜日だったので、こちらは定休日だったのかもしれません。


川沿いの掃除も店員の方が丁寧にされているのに感心いたしました。


山の奥に神社がありました。名前は魂稲荷神社で「魂」は「むすび」と呼ぶそうです。
この魂稲成神社(むすびいなりじんじゃ)」は、もともとは山口県岩国市美川町根笠の瀬倉部落(おそくらぶらく)にありました。河内大明神神社(津和野太鼓谷稲成の分身)を、1988年に移築したものです。当時の美川町の総代田村様のご尽力により、過疎化の為崩壊の進む神社をそのまま荒廃させるのはしのび無いと山賊の社長が協力し移築の運びとなったそうです。山賊の守り神ということになるようです。


左下の緑のマークが「いろり山賊 玖珂店」の場所です。赤いマークは錦帯橋です。青いマークが新幹線の新岩国駅で空色マークが去年2012年の12月に開港した岩国錦帯橋空港です。
叔父さんたちに、どのような人が「いろり山賊 玖珂店」利用しているのかと聞くと、地元の人が訪ねて来た人を案内したり、道を通っている人が、興味をひかれて入っているのが多いのではないかと言われていました。この辺りでは車で行けるレストランで最も大きいことでも利用している人もいる気がしました。ちょっとしたテーマパークのようなレストランなのだと思いました。

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国道2号線を走っていると、同じチェーン店である「いろり山賊 周東店」がありました。上で紹介のお店に比べると規模は小さいけれども高い櫓(やぐら)の迫力のあるお店でした。
  店舗 山賊 老松
  住所 山口県岩国市周東町2354-1
  電話 0827-84-3914


いろり山賊の歴史を調べてみました。 62年前の居酒屋・的場大学が起源で、長い歴史があることを知りました。
1951年 広島 居酒屋・的場大学が開店
1967年 広島 的場大学は大学と名を変えて堀川町に移設
1967年 株式会社ファミリーレストラン大学として発足
1971年 玖珂 いろり山賊 開店
1972年 玖珂 公卿七厘 開店 茅葺の建物
1976年 玖珂 竈(かまど)旧館 開店
1978年 錦町 一燈銭 開店
1981年 錦町 山賊砦 開店
1982年 玖珂 竈(かまど)新館 開店
1984年 広島 堀川町 本店 火災焼失
クリックすると拡大1985年 周東 老松 開店
1987年 玖珂 桃李庵(とうりあん) 開店
1989年 外食産業→情感産業 平成1年
1989年 玖珂 魂稲荷神社 移築完成
1989年 玖珂 公卿七厘火災焼失
2011年 錦町 長屋門完成
2013年 玖珂 4月10日倉庫と思われる建物で火災発生
枠内の写真はホームページから拝借した錦町の長屋門


2013年4月10日追記 タイトル : 山賊で火災発生
2013年4月10日 火災速報
 今日 2013年4月10日に玖珂店で倉庫と思われる建物で火事発生
 ケガ人なし・店舗は無事の模様
 本記事にネットから拝借した写真と動画を追加しました。

2013年4月10日に発生した火事の写真です。写真はネットから拝借いたしました。写真をクリックすると動画を表示します。
突然に「山賊 火災 火事 山賊火災 山賊火事」のキーワードでの検索によるアクセスが増えたので火事のことを気がつきました。
本記事への訪問者数およびアクセス数は下記の通りです。
        訪問者数   アクセス数
  4月09日    3         3
  4月10日   1150      1491  ←火事のあった日
  4月11日    257       333
  4月12日    81        91
  4月13日    30        33


動画も追加掲載いたしました。火が出た建物は大工小屋で、従業員の休憩所と食材をいれる冷蔵庫などがあった隣の倉庫も全焼したそうです。


火災が起こった場所です。写真や動画などから、赤色の火災のマークの場所が火事となったようです。緑のマークは店舗や神社です。
当時は強風注意報と乾燥注意報が出ており、強風のために火は山林に燃え移り、山陽新幹線のトンネル入口に近いことから新幹線は新岩国~徳山は上下線ともに正午過ぎから約40分間ほど見合わせていましたが12時48分に順次運転再開しました。この火災の影響で、山陽新幹線の列車に5~40分の遅れがでたそうです。

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ネット上での記事を掲載
広島でもなじみ深い“いろり山賊”玖珂店で火事
広島県民にとってもなじみ深い、山口県岩国市にある「いろり山賊」玖珂店で、10日午前倉庫など関連施設が燃える火事がありました。激しく燃え上がる炎。こちらは出火直後に近くを通りかかった人が撮影した映像です。撮影した人は「かなり風も強くて風にあおられて火もすごい燃えあがっているような。とにかく煙と炎がすごい」と話していました。10日午前11時すぎ、山口県岩国市の「いろり山賊」の関連施設が燃えていると、店の関係者から110番通報がありました。消防車15台などが駆けつけ消火活動が行われましたが、建物は全焼しました。店の関係者によりますと、火が出たのは大工小屋で、風にあおられて食材を保存する冷蔵庫などがある隣の倉庫に燃え移ったということです。国道2号を挟んで向かい側にある店舗には、当時客や従業員らおよそ70人がいたということですが、ケガ人はいないということです。「いろり山賊」玖珂店は、広島と山口の県境から車でおよそ40分程度の場所にあり、広島県民の人気ドライブスポットの1つです。

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たけのこ泥棒はダメです。 [筍]



そろそろタケノコの季節です。でも筍は無断で採らないように!

大阪の千里です。このあたりは立派な竹林があります。その竹林に「豊中市公園緑地課」がドキッとする看板を立てていました。沢山の看板が、竹林の周囲に立てられていました。ペンキが剥げて錆びてしまった看板もありました。


同じ竹林で絵を使った注意書き以外にいろんな看板がありました。いい竹の子が採れる場所のようです。看板に書かれている「公園緑地課」はどうやら、昔の名前のようで、今は環境部の「公園みどり推進課」にかわっているようです。ネットでは今も古い記事で「土木部公園緑地課」が検索されますが、以前に「旧土木部から(環境部へ)公園緑地課を移し、公園みどり推進課に名称変更しました。 」という記述がネットに書かれていました。


こちらの竹林のなかでは、まだ竹の子は覗いていないようです。立派なタケノコが出てきそうです。