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韓国線の機内食は空弁 [機内 CY]

が表示された写真はクリックすると拡大します。


今回の韓国は4月25日に成田から釜山に入り浦項からソウルに移動したあとソウルから成田に4月27日に帰国しました。帰国便は成田着が20時の夕刻便で上の写真は、その帰国便からの日が沈みかけた写真です。

機内食は近距離になるほど評判はよくありませんでした。そのことも影響あるかもしれませんが、最近の韓国便は機内食が弁当形式になりました。料理は温かくはないけれども料理は昔の韓国線の機内食より美味しくなったと思います。温かい味噌汁がついているので冷たさは気になりませんでした。


行楽弁当の現在のテーマは日本"旨"漬物巡りだそうです。
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こちらは2月20日の韓国からの帰国便での空弁です。


この松花堂弁当も結構美味しかったです。ただし御飯物が中心だったのでビールのツマミには、むいていないかも。
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比較のためにいくつかの韓国線の機内食を紹介いたします。
これは2月18日に韓国に行く時のアシアナ航空のCクラスの機内食です。Cクラスと比較すると見劣りしますが空弁の味はしっかりしています。
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こちらは2月9日に韓国に行くUA891のCクラスの機内食です。


こちらは2月11日のANAの韓国からの帰国便の機内食です。いろいろ比べて空弁は味とのバランスにおいてコストパフォーマンスはいいですね。中国線や東南アジア線にも広げるようです。

小竹の辻切り [風習・歴史]


千葉県の佐倉市井野地区と八千代市下高野地区と八千代市下高野地区では藁の大蛇を飾る辻切りという昔からの風習があることを紹介しました。辻切りは村の外部からの災いや疫病を防ぐ目的で村の境に藁の大蛇などを飾る昔からの風習です。
私の家の周りには昔からの地区が下記のようにいくつもあり辻切りが行われている地区があります。そこで辻切りの行事の有無も記載いたしました。青菅や先崎には辻切りの風習が残っていないと「無し」としていますが散策の範囲でのことです。下のポチッをクリックしてもらうと今までに掲載した記事を見ることが出来ます。
     地区     辻切りの有無
  八千代市 上高野   あり  → ポチッ
  八千代市 下高野   あり  → ポチッ ポチッ
  八千代市 村上    未確認 
  佐倉市  井野    あり  → ポチッ ポチッ
  佐倉市  青菅    無し
  佐倉市  先崎    無し
  佐倉市  小竹    無し→あり(今回発見で修正)
クリックするとGoogle地図を表示  佐倉市  上座   未確認
  佐倉市  上志津  未確認
  佐倉市  下志津  未確認
  佐倉市  中志津  未確認
  佐倉市  西志津  未確認
最近、井野の隣の小竹地区にも辻切りの風習があることを発見いたしました。発見したしたきっかけは小竹地区の個人宅の門の部分に藁の蛇が飾ってあったことでした。形は今まで紹介した直線的な蛇ではなく尻尾の方は丸い輪になっていました。
個人宅に小辻があったことから小竹地区として辻切りがある可能性があることを感じました。
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そこで小竹地区の結界に相当する境界近くの辻を探してみると藁が巻かれた石柱がありました。飾られている位置や、藁の大蛇ではないけれども、他の地域の辻切りと同じお札も飾られていることから、この藁の飾りも辻切りと思われました。小竹の辻切りは注連縄(しめなわ)型だったのです。この辻切りを5ケ所で見つけました。その①~⑤を紹介いたします。5つとも全てが三叉路にありました。
道標に設置
石柱の上の部分には「御大典 記念」と掘られていました。さらに昭和三年十一月と書かれていました。調べてみると昭和天皇の即位を記念して建立された道標です。
正面には「正面 先崎ヲ経テ青菅方面」と書かれており右側には「上座ヲ経テ四街道方面」、左側には「臼井ヲ経テ成田方面」と書かれていました。
付けられている神社のお札は塞神(さいのかみ;境の神)で「八衢比古神(やちまたひこのかみ)・八衢比女神(やちまたひめのかみ)・久那戸神(くなどのかみ)」の三柱の神が書かれています。この「境の神」のお札が付いられていることからも、この注連縄が辻切りであると言えると思います。
写真をクリックすると道標の文字やお札の塞神、八衢比古神、八衢比女神、久那戸神 、三柱守護の文字が読み取れると思います。
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道標の左側です。立っている場所の雰囲気がわかってもらえると思います。是非ともクリックしてみてください。「臼井ヲ経テ成田方面」と書かれていることが判ると思います。「昭和三年十一月 小竹修斌會」という文字も確認できます。2007年12月16日に掲載された「佐倉市道標一覧表」に小竹修斌会の記載がありました。一部だけですが、この地域の道標などの石碑の地図をまとめられている方もおられました。
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道標に設置
正面には「御大典 記念」と「正面 臼井佐倉方面」と書かれており、右には「青菅 保品方面」、左には「井野 上高野方面」と「昭和三年十一月 小竹修斌會」が書かれていました。 
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右の面の「井野 上高野方面」「昭和三年十一月 小竹修斌會」の写真と横の石碑の写真も紹介します。こちらにも小竹修斌會の文字がありました。
横の石碑も道標で明治三十一年製でした。表で読める文字は「右 本稲荷平戸・・・」、「東 ・・・臼井 佐倉・・・」、「左 井野 萓田 高本」です。クリックするともう少し読めるかもしれません。 
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石碑に設置
この石柱には秩父三十四番と書かれており秩父三十四ヶ所参りを記念した石柱のようですが、右側には「東 臼井 佐倉 道」と書かれており左側には「西 井野 米本 萓田 道」 裏側には「北 當 小竹 區」と書かれており、やはり道しるべでした。こちらは明治三十三年一月吉日に建てられたものでした。この石碑は高橋弥右エ門さんによって建てられたようで名前が刻まれていました。
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ここには庚申塔などの石碑が沢山ありました。こちらが最後に見つけた辻切りでした。
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クリックすると拡大植木に設置
こちらには道標がないことから植木にかけられていました。こちらの写真は、お札が見やすいので植木の葉が伸びる前の3月3日に撮った写真を掲載いたしました。この時に一部の辻切りを発見しました。5つの辻切りを発見したのは今週のことでした。右の写真が今の状態です。
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畑のコーナーの植木に辻切りが飾ってあるのが見えます。この場所には小竹城がありました。奥の林のあたりに小竹城がありました。畑のあたりは外郭でした。小竹城は、臼井城の支城でもありました。小竹は、かつて交通の要衝であり、臼井しろへの西からの攻撃に対して守りを固める意味があったそうです。ここにあった城は小竹五郎高胤によって1390年頃に築城されたと伝えられています。
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道標に設置
この道標はとつゅうで折れて補修されていますが短くなってしまっているので正面は、かろうじて「御大典 記念」が読み取れますが、その他の文字は不明です。左側には「井野 上高野 方面」で、右側は「青菅 先崎 方面」が読み取れます。
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こちらにも庚申塔などの石碑が沢山ありました。写真の中の右下の藁が巻かけている石碑(道標)が辻切りです。辻切りは江戸時代から続いている風習です。道標は昭和三年に建てられたものなので、それ以前の辻切りがどのように取り付けられていたか気になるところです。近隣の地区と同じように昔は大蛇の藁だったかもしれません。
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千葉県の辻切りです。大蛇以外にいろんな形式があることが判りました。赤いしるしが蛇型の辻切りの風習が残っているところです。

参考に千葉県内の蛇型以外の辻切りを、ネットから拝借した写真で紹介いたします。
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地区の境は注連縄(しめなわ)の辻切りですが個人宅では蛇の小辻が沢山見受けられました。村の辻切りで防ぎきれなかった災いを個々の家で防ぐのが小辻です。航空写真の中にマークを付けました。個人宅の小辻も紹介します。
緑色のマーク( ①~⑤ )が小竹地区の辻切りです。
空色のマーク( Ⓐ~Ⓓ )が小竹地区内の個人宅の小辻です。
散策した範囲で見つけることが出来た小辻は下記の4ヶ所で全て蛇型でした。
航空写真をクリックすると、もっと広範囲を表示します。印旛沼や新興住宅地との位置関係がよくわかると思います。


個人宅の小辻
冒頭で紹介した民家の小辻で、蛇と注連縄を組み合わせたような、初め見る形式でした。
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個人宅の小辻
こちらも蛇タイプの小辻でした。


個人宅の小辻
こちらも蛇タイプの小辻でした。


個人宅の小辻
井野タイプの目がつけられた小辻でした。個人の家では蛇タイプの小辻を飾り、村境では注連縄タイプの辻切りなのが小竹地区の辻切りでした。


小竹地区でも鯉のぼりが飾られ始めました。Ⓒの個人宅に近い別の民家です。昔ながらの建物は鯉のぼりとよく似合います。小竹地区にはこのように古い民家が沢山あります。
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大切に見守ってくださることを期待して周辺の辻切りの位置を航空写真に記載しました。
 空色マーク 佐倉市井野   8ヶ所
 緑色マーク 佐倉市小竹   5ヶ所
 黄色マーク 八千代市上高野 5ヶ所
 赤色マーク 八千代市下高野 6ヶ所