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この丸い石はなに [インドネシア]



200年以上の歴史のあるカフェであるCAFE BATAVIAの前は大きな広場になっています。大変な数の丸い石があったの広場の石を紹介いたします。

ほとんどの丸い石は、この広場の入口にあたる部分に車止めとしておかれていました。CAFE BATAVIAの横の道に並べられていました。


こちらは広場の東側の北からの道の入口に置かれています。やはり車止めとして利用されていました。


こちらにもきれいに並べられていました。


この丸い石の目的が気になるところです。
クリックすると拡大ベトナムのハノイの監視塔で、大砲と石の砲弾を見ましたが大きさが違いました。この回のものは、ものすごく大きいです。この大砲は広場に面して建っていたMuseum Fatahillahの正面に設置されていた4つの大砲の中の1つです。 Museum Fatahillahは1707年から1710年に建設された旧市庁舎です。


大砲の弾としては大きすぎる気がします。


大きな丸い石を拡大したしました。やはり、この大きさの石の砲弾を使った大砲なんか存在しないように思えました。


ネットで調べていると、ありました。重さ260kgの石の砲弾を飛ばす大砲がこれです。
射石砲(しゃせきほう)と言うそうです。中世に用いられた大砲の一種。
その名のとおり石を打ち出すもので、大体は攻城戦で用いられたそうです。この写真はネットから拝借いたしました。
この写真のものはエルサレムの聖ヨハネ騎士団の射石砲, ロードスで、1480-1500年頃のものだそうです。オスマン帝国の攻撃からロードスの城壁を守るために作られた物で自重3,325kgで、重量260kgの石弾を撃ち出せたそうです。
石の直径と重さの関係を計算してみました。石の比重を2.65として計算しています。
   直径    重さ
    mm     kg
   200.0    11
   300.0    37
   400.0    89
   500.0   173
   572.2   260
   600.0   300
ありえそうなサイズです。あの石は大砲の弾だった可能性が高い気がします。
クリックすると拡大
この広場につながっている道の入口に並べられていました。
青いマークがCAFE BATAVIAの場所です。