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ラマ教の聖地「五當召(五当召)」 [内蒙古]


2010年8月17日掲載 タイトル:ラマ教の聖地「五當召(五当召)」
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

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ラマ教の五當召(五当召)に行ってみました。ラマ教には黄帽派と紅帽派があるそうです。チベットで有名なお寺は黄帽派で、今回のお寺は紅帽派だそうです。そして紅帽派の中では2番目に大きなお寺だそうです。建てられたのは1756年なので254年前になります。

正規の道が土砂崩れなどで工事中のため写真のような水のない川底を走っていきました。すると突然羊の群れが行く手を阻むのです。羊が横断仕切ってしまうまでは進めません。羊優先の世界でした。
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町から70kmと距離はそんなに遠くはないけれど、秘境でした。出発した町自体の海抜が1060mでそこから登り続けるのでそこそこの海抜の場所だと思います。
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五當召は山の裾野に建っていました。
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これが、沢山の建物の中で一番上の建物です。
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お寺群の中の通路です。
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  偶には記念撮影→クリックすると景色を拡大 クリックすると拡大
向こうの方から登ってきました。
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入口の飾りです。雰囲気があります。


室内です。お寺の壁の絵は独特です。


大広間です。この部屋に入ったときは目が慣れるまで暗闇でした。照明があったので何とか撮れました。距離が遠いのでフラッシュも効きません。


いくつも建物がありますが内装を新しくしているところもありました。ここは学校のような感じです。


回転経のようです。


博物館もあり掛け軸も沢山展示されていました。その中の2枚の掛け軸を紹介します。クリックするとそれぞれ拡大します。
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仏像に銀のの器にホルンのような笛も展示されていました。


場所がよく判らなかったので衛星写真を拝借いたしました。内モンゴル最大の都市の包頭から北東70kmを目標に探してみました。
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上の写真の黄色い枠を拡大したのが下記の地図です。
この写真の中央に五當召があります。
写真をクリックすると五當召が出てきます。衛星写真の威力はすごい! 場所がわかりました。
写真をクリックすると五當召が出てきます。 


2013年10月13日追伸 タイトル:包頭から五當召への道

より大きな地図で 五當召 を表示
以前に行ったカザフスタンで首都アスタナからカラガンダまでの道の通貨時間を写真で特定したことを報告させていただきました。その作業をしていて、昔、内モンゴルのラマ教の聖地に行ったときに、その場所をGoogle地図で苦労して探し出したことを思い出しました。現在は道のルートを表示する機能があるので道のルートを試しに表示させてみました。その結果が上の航空写真の赤色のラインです。あの時は道が崩れて川底を走ってラマ教の聖地に着いたことを思い出しました。黄色のマークが目的地の五當召(五当召)の場所です。緑のラインが川底を走った思われる部分です。
さすがに山奥なので地図の道路と航空写真の道が、ずれているところがありますが、おおよそのルートが表示できました。

包頭(パオトウ)を出て最初のころは舗装道路でしたが、やはり辺境の地に向かう雰囲気がありました。途中からは無舗装の道になり河原も走りました。


生活の匂いもありました。それも最初だけでした。


人家も少なくなってきて奥地に来た雰囲気が出てきました。この辺りから道が崩れてなくなったために川底を車で走りました。したがって上の地図で表示されている道とは少し違います。川底は大きな石が多いので四輪駆動の車の力を実感できました。


ときどき見かけた家も石造りの独特なものになってきました。下で紹介しているラマ教のお寺と形が似ていることを写真を見て気が付きました。


木の少ない地域に入ってきました。


このような石造りの住居もありました。移動式テント住居であるパオの形に似た住居です。ヨーロッパにはこれと似た建物で町が形成されて世界遺産になったところがありました。こちらではすべてがこの建物ではなく上の四角い石造りの建物の中に点在している感じでした。
ここからは25分くらいで目的地のラマ教の聖地である五當召(五当召)に着くことが出来ました。


世界地図で場所を紹介いたします。


中国なのでGoogle地図のストリートビューはありませんが、個人の人がポイントでGoogleに登録した写真がありました。360度回転はします。この写真は2016年8月に登録されたようです。SV1 SV2 SV3 SV4