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霧の中の華厳の滝 [日光]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

2013年10月22日追伸 タイトル:霧の中の華厳の滝

5年ぶりに2013年10月21日に華厳の滝に来てみました。5年前の2008年11月13日に来たときには日光は紅葉のベストシーズンでしたが華厳の滝のあたりはすでに紅葉は終わっていました。クリックすると拡大これは日光と華厳の滝の標高差にあると思われ、今回は「紅葉の華厳の滝」が見れるのではないかと右の写真の西那須野カントリー倶楽部からの帰りに寄り道をした見たわけです。幸いにもゴルフは13時50分に終わったので、お風呂に入らずに、すぐに出発いたしました。
上の写真は上り側の「いろは坂」で、心配していた車も少なく、もみじは色づき始めていました。これが第二いろは坂です。二車線の一方通行なのはよかったです。
      場所       標高     備考
   中禅寺湖水面   1269m 華厳の滝の落ち口(銚子口)
   日光東照宮参道   634m スカイツリーと同じ高さ 
ちなみに我が家のワンコの名前はムサシ(634)です。

華厳の滝の落ち口(銚子口)である標高1269mまで登ると紅葉は見ごろのようで沢山の人たちが来られていました。特に中禅寺湖方面は渋滞状態でした。我々はすぐに華厳の滝の近くの駐車場に車を停めて滝に向かいました。


IMG_0370-1094.jpg下の写真のアングルで、右の写真のように、ちらりと華厳の滝が見えるはずなのです。嫌な予感が的中いたしました。
霧で滝が見えないのです。下の方にも掲載させていただいていますが、右の写真は5年前の2008年11月13日に偶然にも同じ場所から撮った写真です。滝の音だけは聞こえました。
右の写真はクリックすると拡大します。


下に降りても霧で華厳の滝が見えないのではないかと心配しながらエレベーターで100m降りました。
 営業開始 : 1930年
 定員    : 30名
 料金(往復): 大人 530円 小学生 320円
 営業時間 : 8:00~17:00 (3月~4月)
          7:30~18:00 (5月~9月)
          7:30~17:00 (10月)
          8:00~17:00 (11月)
          9:00~16:30 (12月~2月)
 高低差   : 100m
 機数    : 2台
 所要時間 : 60秒
 定休日   : 無休
 会社名   : 株式会社 丸沼
 製造    : 日本オーチス・エレベータ株式会社


到着した観漠台から、霧の中に華厳の滝を見ることが出来ました。エレベーターを降りる前の、いやな予感と違い滝壺あたりはクリアーに滝を見ることが出来ました。滝の落ち口のあたりは、はっきりは見えませんが写真の上から8分の1あたりが落ち口(銚子口)です。5年前の写真と比べてもらえれは大凡の落ち口(銚子口)が判ると思います。この時、15時15分でした。
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滝の下の方を拡大いたしました。期待していた「紅葉の華厳の滝」ではありませんでしたが幻想的な「霧の中の華厳の滝」に出会えました。
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プレイボタンをクリックすると滝の水の音が聞こえます。


縦長の写真で「霧の華厳の滝」を紹介いたします。日本三名瀑は一般には日光の「華厳の滝」、熊野の「那智の滝」、奥久慈の「袋田の滝」です。
クリックすると拡大クリックすると拡大しかし全国的には別の組み合わせがあります。三名瀑のうち、華厳の滝と那智の滝の2つの滝は不動不変の存在でが3番目の滝として秋保大滝(宮城県仙台市)、安倍の大滝(静岡県静岡市)、称名滝(富山県中新川郡立山町)、白水滝(岐阜県大野郡白川村)、布引の滝(兵庫県神戸市)などが入る場合もあります。右の写真はWikimediaから転用させてもらった那智の滝(左)と袋田の滝(右)です。
  華厳の滝 栃木県   落差 97m、幅 7m
  那智の滝 和歌山県  落差133m、幅13m  1段落差日本1位
  袋田の滝 茨城県   長さ 120m、幅73m  4段滝 


下流側の谷の方向の景色です。
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横の壁は5~6角柱の岩で出来ていることから溶岩の中でも硬い玄武岩で出来ていると思われます。
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実は冒頭の写真のように滝の下の方でも見えたのは幸運だったのです。短時間の間に見えなくなってきました。


上の華厳の滝の写真と比べてみてもらえると、滝が見えなくなってきたことが判ってもらえると思います。この時、15時19分でした。最初の写真を撮ったのが15時15分なので4分間で、ここまで見えなくなってしまったのでした。
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15時21分になると完全に華厳の滝が見えなくなってしまいました。誰もカメラを向けていないことでも、滝が見えなくなったことが判ってもらえると思います。
我々は幻想的な「霧の華厳の滝」見ることが出来たのでラッキーだったのではないかと感じられました。見えなくなってエレベーターで降りてこられた方が気の毒でした。
でも粘り強く待って写真を撮られている方もおられましたが、我々は先が長いので帰ることにいたしました。
クリックすると拡大ちなみに三脚を使っての長時間の撮影は周りの人に迷惑となるために禁止されています。禁止されているのは三脚を使うと貴重な場所を長時間占有ししまいがちになるためだと思います。ルールを守って譲り合って撮影するようにいたしましょう。この時は長時間占有されるような方はおられませんでした。


これは観漠台とエレベーターの間のトンネル内に祀られている観音様です。


これがトンネル内のエレベーターの乗り降り場所です。


エレベーターで100mを1分間で登ります。あと10mで地上にです。


霧の中のエレベーター乗り口の建物です。


駐車場に着いたら、すぐに下り側の「いろは坂」を降りて東北道などを経由して家に帰りました。下りの「いろは坂」は結構、混んでおり渋滞ぎみで、ゆっくりと降りることになりました。こちらが第一いろは坂です。
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第一いろは坂からの景色です。この時、15時50分でした。


赤色マーク( )が華厳の滝の落ち口で緑色マーク( )が標高634mの日光東照宮参道です。華厳の滝の左側の湖が中禅寺湖(水面標高1269m)です。緑色ラインが第二いろは坂を上るコースで橙色ラインが第一いろは坂を下りるコースです。

より大きな地図で 華厳の滝 を表示
初めて華厳の滝に来た時の写真を追加させてもらいました。関西に住んでいたころのことで猪苗代湖まで列車で来て猪苗代湖→桧枝岐村→尾瀬→中禅寺湖→華厳の滝→日光→宇都宮と自転車で走りました。華厳の滝に来たのは某年8月14日でした。エレベーター料金は現在530円に対して、この時でも300円でした。新大阪を8月11日に出発して家に帰ったのが8月15日でした。



2008年11月13日 タイトル:晩秋の華厳の滝
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日光に来れば華厳の滝には行きたいですね。2008年11月13日に華厳の滝に行きました。快晴の14時半ごろの写真ですが、すでに太陽は山に遮られて結構、暗い感じです。エレベーターを降りて観瀑台から撮りました。この日は沢山の小学生が来ていました。

ネットでの説明は以下の通りです。
男体山の噴火により堰き止められた中禅寺湖からの地表を流れる唯一の流出口大谷川にある滝。落差97mの滝を一気に流れ落ちる様は壮観で、日本三名瀑のひとつにも数えられている。
中段部分からは十二滝と呼ばれる伏流水が流れ落ち、直下型の華厳滝と相まって優れた景観を作りだしている。観光客向けの華厳滝エレベーターが設置されていて、エレベータで降りた観瀑台からは滝壷を間近に見ることができる。
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こちらは上の写真に似ていますが流出口より上にある展望台からの写真です。滝つぼはあまり見えませんが滝に流れ込む流出口大谷川が良く見えます。
IMG_0367-1368.jpg

滝の脇にまわって撮りました。1ケ月前(10月中旬)だと紅葉がきれいだったと思います。このあたりは「もみじ」ではないので全て落葉していました。
IMG_0370-1094.jpg

100mのエレベーターで降りて地下通路を歩くと目の前に華厳の滝が現れました。


この建物がエレベーターの乗り口です。エレベーターは79年前の1930年に建設されたそうです。ちょっと驚きました。