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柿チップス [日々]



以前にビタミン大根と隼人瓜で紹介した地場で採れた野菜ばかりを売っている近くの野菜屋さんで写真のものを見つけて買いました。初めて見たものなので紹介のために掲載いたしました。

干し柿のような食べ物で家族内ではなかなかの人気でした。値段は300円でした。


見た目は少なかったけれど柿3個分とは驚きました。300円の値段も納得です。


想像の象 日光東照宮 [日光]

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東照宮にある日光三彫刻の「三猿」と「眠り猫」を紹介しました。もう一つの日光三彫刻は「想像の象」ですが、あまり知られていないようです。
「想像の象」は、「三猿」のある神厩舎(神厩)の参道を挟んで向かいの上神庫に飾られています。上の写真の大きな木の陰の左の建物が「三猿」の神厩舎で、右の建物が上神庫です。上神庫は三神庫の一つです。

その上神庫に妻面の軒下の壁に藤菜象が2頭飾られており、その像が「想像の象」と呼ばれる彫刻です。「想像の象」の下絵の作者は狩野探幽と言われ、探幽が実物の象を見たことがなかった事から「想像の象」と呼ばれるよになったそうです。上神庫は他の三神庫の中神庫と上神庫と共に寛永12年(1635年)に建てられた桁行7間、梁間4間、切妻、銅瓦葺き、校倉造り、高床の上倉庫で三棟合わせて内部には「百物揃千人武者行列」に使用される1200人分の装束や舞楽用の装束などが収められています。
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妻面は見事な装飾で飾られていました。
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妻面の2体の象の部分をさらに拡大いたしました。「想像の象」は日光三彫刻の中でも、もっとも大きくて鮮やかな色彩が施された彫刻でした。龍のように見える彫刻は麒麟(きりん)だそうです。下段中央の緑の顔の鬼の彫刻らしきものもありました。興味のある方はクリックして確認してみてください。
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こちらが右側の象の彫刻です。象は恐ろしい顔をしており爪があることから獅子をイメージしている気がしますが、長い鼻やや二本の大きな牙は本物と似ています。さらに耳は形が違いますが大きいことがきちっと伝えられているのに驚かされました。


左側の象は尻尾の先が何本にも分かれているのが特徴です。3つ又の尾と表現されている記述もありましたがよく見ると裏側にも分かれた尾を見ることが出来るので、尾が分かれているのではなくて、ふさふさとした毛が生えた尾を表現したかったのではないでしょうか。2体の象の様子はかなり違います。下の象はどちらかと言えば獅子に近く上の象の方がお腹が大きくて実際の象に近い感じです。2体が、これほど違う理由は、狩野探幽が雄雌を描いたのか、別々に想像して書いたものなのか、調べた範囲ではわかりませんでした。上神庫が建てられた1635年以前に日本に象が来たは次の通りなので、想像で描くのも仕方ないことのようです。その後は1728年になるようです。
   1575年 大友宗麟への献上
   1597年 豊臣秀吉への献上
   1602年 徳川家康への献上


2体の象の彫刻以外に同じ妻面に象の頭の彫刻もありました。
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下段中央の緑の顔の鬼らしき彫刻も拡大いたしました。ネットで調べた範囲では、この彫刻の記載は見つからないので、見た目から「鬼らしき彫刻」ということにいたしました。象や麒麟の彫刻が飾られている面なので、何かの動物である可能性もあります。顔の周りの飾りは鬣(たてがみ)のようにも見えます。もし「たてがみ」だとすればライオン、つまり獅子ということになります。


上神庫の別の角度からの写真です。左側が「向拝」側です。沢山の灯篭(燈籠)が印象的です。この場所は陽明門から33段(12段+21段)下がったところなので外様大名が寄進した燈籠です。
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三神庫は下神庫・中神庫・上神庫の総称です。春秋の祭りの1週間ほど前から準備のため扉を開けるので内部をのぞけるそうです。いずれも奈良の正倉院に代表される校倉造り(あぜくらづくり)を模した建物です。上神庫はすでに紹介したので下神庫と中神庫を紹介いたします。こちらが中神庫(なかじんこ)で桁行9間、梁間3間、入母屋、銅瓦葺きの建物です。左に少し写った建物が上神庫で、右に少し写った建物が下神庫です。
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こちらが下神庫(しもじんこ)で桁行7間、梁間4間、切妻、銅瓦葺きの建物です。左に少し写った建物が中神庫です。
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クリックすると広い範囲を表示東照宮の表門の柱にも象の彫刻がありました。
表門をくぐって左に曲がると「三猿」の神厩舎と「想像の象」の上神庫が目の前にあります。
写真をクリックすると広い範囲を表示します。
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