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砂湖 ( 沙湖 ) [寧夏回族自治区]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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前記事で寧夏回族自治区の銀川を紹介いたしましたが、銀川で最も有名クリックすると拡大なのがネットから拝借した右の写真の、幻の西夏王朝(1038年~1227年)が残した貴重な遺跡で、東方のピラミッドとも呼ばれている西夏王陵です。残念ながら、今回は時間がなかったために、空港の近くにありながら、西夏王陵にはいけませんでした。その代りに内モンゴル自治区からの帰りの高速道路の途中にあった、有名な湖に行きました。名前は「砂湖」です。日本では知られていませんが写真のようにアシ(ヨシ) が湖面に生えた幻想的な湖です。中国では省略文字なので「沙湖」と書かれています。
砂漠が湖の南側に広がっているために砂湖の名前がついたのだと思います。

寧夏回族自治区の首都の銀川のあたりは砂漠に囲まれています。しかし黄河のおかげで緑の豊かな場所なんです。エジプトのナイル川沿いは農業地帯になっているのと似ています。
衛星写真で見ると黄河沿いが緑豊かなのがわかります。そのオサシスのような緑豊かな場所の中にも砂漠が広がっているところがあり、そのような場所に砂湖がありました。
          黄河(銀川)                  ナイル川(カイロ)


この船で湖に渡り幻想的な湖を味わいながら砂漠地帯に移動します。


アシが湖面に生えている風情がなんともいえません。天気が悪いのが残念です。鮮明な写真だとすばらしかったと思います。ここは鳥の楽園としても有名なようです。
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みんな、写真を撮っていました。


アシが島のように点々とあるのが特徴です。
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アシの鮮明な写真も掲載しておきます。夏は緑に囲まれた湖と想像してしまいます。
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湖を縦断すると砂漠に着きます。衛星写真で砂漠と湖の境界部分見てみました。クリックすると拡大するので見てみてください。
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砂漠地帯は観光化されていました。特にラクダが人気があるようです。
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砂漠から見た砂湖です。アシが緑の季節は、また違った幻想的なすばらしい景色が見れると思います。
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今までにも何度もラクダに乗る機会があったのですが、見るだけで乗ったことはありませんでした。今回は乗りました。(右の写真)
我々が乗ると、中国の人たちも乗りました。きっかけを与えたことになりましたが、皆さん楽しそうでした。そのラクダの上から私の後ろの中国の方を撮りました。ラクダは7頭が一組でラクダ同士は一列につながれており先頭のラクダを引いていくと全員が一列に歩いていました。おとなしいくて、かなり訓練されている感じでした。
エジプトはヒトコブラクダでしたが、ここはフタコブラクダです。


この写真の前から3頭目のラクダさんに乗りました。
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ラクダに乗ための券です。乗車料金は20元(約300円)でした。国家AAAAA級と書かれています。観光地をランク付けしているようで5Aは一番上のクラスのようです。


湖と反対方向の砂漠の方です。砂漠が続いているのが判ります。でも、この砂漠はオアシスの中の砂漠なのです。黄河で出来た銀川と呼ばれる町(オアシス)が大きいことが想像してもらえると思います。


沙湖(砂湖)のチケットです。ここのチケットも絵葉書になっていました。この券で船に乗れます。


こちらが裏側です。 はがきになっているのが面白いです。


下記の衛星写真の空色マークが今回紹介した砂湖です。緑色マークが前記事で紹介したモスク「東関清真大寺」で、青色マークはモスク「南関清真大寺」で、紫色マークが西夏王陵で赤色マークが空港です。赤色ラインは車で走ったルートです。

より大きな地図で 銀川 を表示
サンダーソニアさんからタバコの話題が出たのでラクダのパッケージのキャメル(Camel)の写真を追加させていただきました。タバコの写真はWikimediaから転用させていただきました。
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クリックすると拡大ムサシママさんから西夏文字のコメントを頂いたので調べた結果を記載いたします。西夏文字(せいかもじ)は西夏王朝の初代皇帝・李元昊の時代に制定された文字です。
クリックすると拡大長らく未解読であったが、日本の西田龍雄によってほぼ解読がなされました。漢字と、それを作った漢族を強く意識して作成されており、中国人を表す「漢人」に当たる文字は「小偏に虫」という文字で表記されています。上が漢字で下が西夏文字です。西夏文字は6,000文字ほどの文字数を持ち、冠や偏・旁等漢字に似た構造を持っています。基本的に一字一音節です。漢字とは異なり象形文字起源ではないそうです。