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女人禁制の湯豆腐屋さん ???? ? [京都]

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冬は湯豆腐の季節です。上の写真は「嵯峨野の湯どうふ」です。
中国の豆腐料理の代表格は麻婆豆腐ですね。 一方、日本の豆腐料理の代表格は湯豆腐だと思います。
湯豆腐で有名なのが京都ですがその中でも特に嵯峨野が有名ですね。そこにずばり湯豆腐嵯峨野と言う名の湯豆腐では超有名なお店があります。是非、一度は経験してみたいと前々から思っていました。

これが湯豆腐嵯峨野の表構えです。廻りの雰囲気もいいところにあります。


お店の中を通って奥に行くと中庭にさらに門があります。
下の写真の右側の方にある石碑に「女人牛馬結界」の文字が読めます。その石碑を拡大したのが右の写真です。しかしこのお店の最大のお客さんは女性のはずです。このときも女性のお客さんが圧倒的に多かったです。
それなのに「女人禁制」のような石碑は不思議ですね。女性の方、怒らないでください。差別的な意味よりも寺院の修業の観点から肉類や刺激の強い俗界と寺の境内を区切る役割を持っていたようです。この石碑(石柱)を見ると、若いお坊さんも多かったと想像してしまいます。ここに食べに来られて「女人牛馬結界」の石柱に気が付かれた方はおられるでしょうか。 ? 
中庭の景色に目を奪われて、たぶん気が付かれた人は少ないと思います。私も自分で撮った写真を後から見て初めて気が付きました。
この石碑はもしかしたらめったに手に入らない古くて価値があるものかもしれません。この石碑以外にも小さな石像などが置かれていました。
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結界石の門をくぐって日本庭園を通っていくと


奥に建物があり、その座敷から庭園を見ながら食事をしました。 ここで食べるには当然予約しておく必要があります。奥の離れ屋の中は雰囲気がある上に楽器の琵琶(ビワ)が沢山飾られていました。庭園の苔が印象的でした。中庭には毛氈を引いた床机席があり季節の良いときは屋外の席も利用が出来そうです。
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上の写真はクリックすると拡大しますが、クリックするのが面倒な方のために拡大写真を掲載いたしました。
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庭の苔は印象的でした。温かくなると緑の絨毯のようになるのだと思います。
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湯豆腐以外にも精進揚げも含めて10品ぐらいがついていました。なんといっても湯豆腐がメインなので料理そのものは質素にまとめられています。


でもやっぱり湯豆腐ですね。嵯峨豆腐で一番有名な「森嘉」の豆腐を使用していると書かれていました。湯豆腐は豆腐とタレしだいと実感いたしました。外国人の方は雰囲気を味わうことが出来ても味が判る人は少ないでしょう。


楽器の琵琶(ビワ)も飾られていました。部屋の雰囲気も紹介いたします。
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湯豆腐嵯峨野は雰囲気のあるところにあります。結構遠くにもお店の奉納の石碑がありました。地域にかなり貢献している感じがしました。 
車の中からこんな風景も見れました。


航空写真で見てもお店の立派な日本庭園がわかります。
湯豆腐嵯峨野の住所は「京都府京都市右京区嵯峨天竜寺芒ノ馬場町45」です。マイナスのアイコンを数回クリックすると場所がわかります。