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北京の胡同(フートン) [北京]



北京の観光といえば万里の長城や故宮に代表されるような長大な建造物が有名ですね。最近では胡同(Hutong フートン)が注目されてきています。
「胡同(フートン)」は中国語ですが日本語では「路地」のことを指します。北京市内には昔ながらの沢山の胡同(路地)が残っています。それらの昔のままの姿が魅力で観光客が増えてきています。その近くには洒落たお店やお土産物屋さんが立ち並んでいますが違和感なく溶け込んでいます。あえて言えば車や標識や電柱が気になりました。それも今は生活の一部なので仕方がないと思います。それらもなく昔のままの胡同が保存されている場所もあるそうです。ここの風景をみていると平遥古城の風景を思い浮かべました。

胡同(路地)は家を建てている間に家と家の隙間が自然と道になったのがはじまりと北京の中国の人が話してくれました。その人の案内で少しだけ立ち寄ってくれました。この次はじっくり案内してくれると話してくれました。

どの家も、門の両側に石が置かれています。立派な家にも庶民の家にも!
気になったのでネットで調べてみました。名前は門暾と言うそうです。ただし、正しくは”暾”は中国語では石片に敦だそうです。
ネット引用
門暾は、四合院と呼ばれる北京の伝統的な住宅の正門の前に置かれた石材で、観音開きの門の扉を留め支えるものです。現在北京に残るのは、ほとんどが明や清の時代のものですが、古くははるか漢(紀元前206年~西暦220年)にまで遡るといわれてます。刻まれた図案には人々の願いが託されており、例えばコウモリと銭をあしらった図案は”福在眼前”と呼ばれ、同じ諧音とかけた吉祥のデザインとして中国人に親しまれています。また、「文化大革命」中に傷つけられた門暾も少なくなく、現在に激動の時代の痕跡を残しています。


これは有名な人が住んでいた家です。


北京だけではなく山西省の平遥古城の四合院の入口にも原型のようなものがありました。そして山西省の豪邸(大院)にも門暾が沢山ありました。おそらく何百とあります。興味のある方は王家大院に是非行ってみてください。
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さすがお金持ちの家の門暾です。


いろんな形がありました。


標識にも胡同の文字がありました。このあたりは非常に広い範囲に胡同(路地)がある場所です。


このあたりはトロリーバスも走っていました。