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御射鹿池(みしゃかいけ) [蓼科]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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蓼科旅行に行って泊めてもらった友人の家の近くに有名な池があります。
池の名前は御射鹿池(みしゃかいけ)で、長野県茅野市豊平にある溜め池ではありますが神秘的な景色を見せてくれる池なのです。この溜め池が有名になったのは日本画の東山魁夷の1972年の作品「緑響く」のモチーフとなったためです。写真の撮影日は2014年7月1日です。

こちらが東山魁夷画伯の「緑響く」です。今回撮った上の御射鹿池の写真と比べてみてください。構図や木々の形は違いますが御射鹿池の雰囲気を取りいれていることがことが感じられます。


さらに御射鹿池を有名にしたのがSHARPの液晶テレビAQUOSのCMに御射鹿池が使われたことでした。
実際の御射鹿池の映像の中に吉永小百合さんと白馬が登場しています。 
さらに、Every Little Thing「宙~そら~」(2011年夏の劇場版ポケットモンスター主題歌)のミュージックビデオ、映画「学校をつくろう」(2011年公開)、トヨタ「アイシス」のCMにも御射鹿池が登場しています。
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堰堤(堤体)前に建てられた説明板です。看板の右後ろが堰堤です。クリックすると書かれている内容を読むことが出来ます。この下流地域の農業は奥蓼科温泉郷に代表される、酸性の冷鉱泉の影響と1,100mの高地のため冷害に苦しんでいました。その冷害の解消のために1933年に御射鹿池が溜め池として完成しました。流れ込む冷たい水を留めることにより温まることによって農業用水として使用できるようになりました。周辺は八ヶ岳中信高原国定公園に指定されており、2010年3月25日には農林水産省のため池百選に選定されました。
「御射鹿池」の名は、諏訪大社に伝わる神に捧げるための鹿を射るという神事、御射山御狩神事にその名前の由来があると云われています。諏訪大明神が狩りをする場所として「神野」と呼ばれ神聖な土地であったそうです。
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農業用水として水が流れ出ているところです。


右の方が下流方向で直線的な堰堤が、この池が溜め池であることを教えてくれています。
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案内してもらった友人夫妻と記念撮影をいたしました。
御射鹿池は「みしゃかいけ」又は「みさかいけ」と読みます。
  築造年     1933年 (昭和8年) 
  堤体標高   1528m
  最大水深   8m
  貯水量     26000トン
  満水面積   13000㎡ (3932.5坪)
  目的      農業用温水ため池
  水質      淡水
  生息魚     酸性が強いため魚は生息していない。
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白樺の木が池に似合っていました。
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上の写真の中心あたりを望遠レンズで撮りました。
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池は道路沿いにあります。
紅葉の時期には、ここにカメラを持った人が沢山並ぶそうです。
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道路からの景色です。
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冒頭の御射鹿池の写真は、この写真から切り取って東山魁夷画伯の「緑響く」の雰囲気に近づけるために少し色調整したものです。この写真が、撮影した時の実際の色合いです。
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この地域の地図です。「蓼科ハーバルノート」はハーブ関係のお店で、「たてしな自由農園 原村」は千葉の自宅に帰る時にお土産を買った場所です。クリックすると拡大泊めてもらった友人の家は「蓼科ハーバルノート」の近くです。
  御射鹿池
  おしどり隠しの滝  →
  蓼科ハーバルノート
  たてしな自由農園 原村
   横谷峡遊歩道
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