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昔活躍した水郷地帯の水車(みずぐるま) [佐原 潮来]



水生植物園では水車(みずぐるま)が似合っていました。この水車は水路などから人間の足の力で水田に水を導きいれる道具で昔の水郷地帯の風物です。その足踏み水車を復元したものだと思います。踏車とも言われています。

上の「みずぐるま」はこの写真に写っていたものでした。周りの風景とマッチしたきれいな姿を見せてくれていました。写真をクリックすると園内の舟めぐりコースを表示します。あやめ祭りなどお客さんの多い時期は半分の距離になるようです。


植物園内には沢山の水車があり花菖蒲のある風景に色取を添えてくれていました。水車は、別名「踏車(ふみぐるま)」とも言うそうです。


これが水車の全景でクロスした竹竿が印象的でした。「すいしゃ」ではなく「みずぐるま」というのが新鮮な呼び方でした。


右の写真はネットから拝借したものです。2012年の潮来のアヤメ祭りの時の写真だそうです。写真をクリックするとオリジナルの記事を表示します。水田と反対側に立って歩くようにして水をかきいれるようです。大変な重労働だったと思います。昭和40年代以降、水車(みずぐるま)はポンプに、サッパ舟は軽トラックに代わったと言われています。観光用ではあるけれども昔の景観が残されているのはいいですね。


それでは「みずぐるま」のある景観をいくつか紹介いたします。


この中には2つの水車が写っています。小さくてわかりにくいと思いますが手前の水車の少し奥です。


上の写真と同じ場所から撮ったものです。つまり同じ場所から3つの水車を見ることが出来るのです。


どのような原理で水を汲みいれるのか不思議でした。


地上に展示されている水車を見て、やっと水を汲み上げる原理がわかりました。


右の写真はパンフレットから拝借した実際に足踏み水車(みずぐるま)を使って水田に水を入れているところの昔の写真です。水の流れる力を利用した揚水用の水車が絵として登場したのは室町時代の「石山寺縁起絵巻」です。足踏み水車(踏車)が発明されたのは江戸時代初期だそうです。踏車がはっきり文章に現れるのは江戸中期1680年の東海地方の農書「百姓伝記」だそうです。
下の構造図のように足踏みで水を田んぼに汲み上げる構造の水車です。
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江戸時代に踏車が使われていた絵のようです。


実際に使われていた時代の写真を探してみました。重労働のようで男性の写真が多いです。古い写真を見ると、大型の足踏み水車もあるようです。これらの写真はクリックすると拡大します。
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タグ:水車 佐原