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土で出来た巨大温室  [寧夏回族自治区]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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寧夏回族自治区の中衛市(中卫市)には写真のような巨大な温室が沢山ありました。人と比べてもらうと大きさが判ってもらえると思います。

同じ場所を遠くから見た写真です。沢山の温室があることが判ってもらえると思います。この沢山の巨大な温室は一見すると普通の温室のように見えますが、実は特殊な構造で、土で出来ているのです。
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これが温室を横から見た写真です。今の時期は夏なのでシートが巻き上げられて温室が沢山あったので、よく構造が判りました。後ろ側と両サイドがぶ厚い土壁になっているのです。太陽の光が来る南側だけがら光が入るような構造なのです。写真をクリックしてもらうとよくわかると思います。
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中衛市の緯度は猪苗代湖や磐梯山と同じである上に標高は1300mで且つ内陸部なので冬は極寒となります。太陽の光が入ってくる方向以外は土壁で断熱されているのは、長い間の工夫から生まれたものだと思われました。
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身近で、この土で出来た温室を見る機会がありました。
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Googleの航空写真で、この温室を紹介します。沢山の温室が整然と並んでいることが判ってもらえると思います。冬でも主に野菜を作っているそうです。

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シートがかけられていない温室の中は緑であふれているので、野菜が作られていると想像されました。寒くなるとシートをかぶせるのだと思います。
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今は夏なのでシートがかけられていないものが8割くらいでしたが、この写真のようにシートがかけられたものもありました。
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比較的道路の近くまで温室が並んでいました。
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一見は同じ場所のように思えますが、別の場所です。それほど沢山の温室が中衛市にはありました。全周がシートの温室に比べると格段に暖房用の燃料が節約できると思います。前記事で中衛市には太陽光発電パネルが沢山設置されて太陽のエネルギーを大切にしていると報告いたしましたが、この土で出来た保温性の高い温室が沢山あることも中衛市が太陽エネルギー大切にと言えるのかもしれません。
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この航空写真の赤色ラインで囲まれた部分が上の写真の巨大温室群です。この横の道を車で走りながら撮りました。つまり、上の写真の温室群の向こう側は中国で4番目広さの砂漠であるトングリ砂漠(騰格里沙漠)だったのです。

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どれほどの温室があるのか中衛の町の周辺にあるのか、他の温室群も赤色ラインで囲んでみました。本当に沢山あることが実感できました。主に中衛市の都市部の北および東に広がっています。画面上のプラスのアイコンを数回クリックしてもらうと一つ一つの巨大な温室が確認できると思います。砂漠にも温室群が作られていました。緑色ラインで囲まれたところは太陽光発電パネル群です。右下隅の青色ラインで囲まれたところが前記事で太陽光発電パネルが設置されていた住宅群です。温室群や太陽光パネルを探していると、それ以上の規模の植林群と思われる広大な土地も見受けられました。中衛市は砂漠化防止の最前線のようでした。表示が航空写真ではなく地図の場合は、地図上のアイコン写真をクリックしてみてください。 
中央のは中衛市(中卫市)で宿泊したホテル・寧夏新華国際飯店です。

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