SSブログ

もう一つの溜め池 [蓼科]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

クリックすると拡大
クリックすると記事を表示諏訪のインターを降りて真直ぐに右の写真の御射鹿池(みしゃかいけ)に向かいました。御射鹿池は東山魁夷画伯の「緑響く」のモチーフなったことで有名な池で、その御射鹿池の紅葉を見たかったので蓼科・上高地旅行の最初の訪問場所にいたしました。ナビでは御射鹿池が出てこなかったので近くの明治温泉をナビに入力していました。御射鹿池に近づいたところにきれいな池がありました。
クリックすると拡大御射鹿池には一度来ているので、この池が御射鹿池でないことは知っていましたが、きれいな池なので御射鹿池から下りてくるときに、こちらの池に寄ってみました。蓼科の友人宅に着いてから聞くと、初めての人は御射鹿池と間違えることもあるそうです。上の写真が御射鹿池の下流の小さな池です。

上の写真を切取り拡大いたしました。近くに有名な御射鹿池があるために見向きされませんが、単独で存在したならば、結構きれいな池と思い掲載いたしました。
クリックすると拡大

この池は御射鹿池と同じ目的で作られた人工的な溜め池です。御射鹿池は雪解け水を温めると同時に強酸性の水を薄めて農地に利用するために1933年に作られました。ところが御射鹿池から下流の農地に届けられる前に、伏流(流水が地面下を流れる)して酸性度が高くなっていまうことから再度酸性度の希釈(平均化?)と水を温める目的として、終戦(1945年8月)のすぐ後に作られたそうです。池の名前はまだ調べ切れていないので「もう一つの溜め池」とさせていただきました。
                標高    築年
 御射鹿池       1528m 1933年
 もう一つの溜め池 1260m 1946年ごろ

より大きな地図で 蓼科の溜め池 を表示
冒頭の写真は道路側から撮ったものですが、こちらは堰堤側からの写真です。
クリックすると拡大

上の写真も切取り拡大いたしました。
クリックすると拡大

御射鹿池と標高で300mの差があるので御射鹿池よりは紅葉は少し遅れているようでした。カラマツの紅葉が進むと、さらにきれいな景色を見せてくれると想像されました。左側に道路が見えます。
クリックすると拡大

御射鹿池から流れて来る小川です。水はすばらしくきれいでした。この池の名前をご存じの方がおられたら是非ともお教え願います。
クリックすると拡大

我家のムサシも小川の水を飲んでいました。強酸性とのことですが、PH4程度なので特に害はないと思い満足するだけ飲んでもらいました。
クリックすると拡大

水を飲んでいるアップの写真です。さぞかし自然の伏流水は美味しかったと思います。