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平遥古城 巨大城壁が守った商業の町 [山西省]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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この建物が一周6kmの城壁で囲まれた世界遺産の平遥古城の中心の少し東にに建っています。下の地図で黄色の道路の上に描かれている建物で「市楼」と書かれています。市楼は平遥古城の中心にあり、3層のひさしを有する高さ18メートルの木造楼閣です。市楼が創建された年代は不明だそうですが、清の康煕27年(1688年)に建て直しが行われ、その後数度にわたり補修が行われたという記録があるそうです。屋根には瑠璃色の瓦を使って「喜」「寿」という図案が施されており、昔から街のシンボルとして親しまれてきたようです。入場料を払えば楼閣の上に登って見学することも可能だそうです。周囲には高い建物がないため、明清時代の街並みを一望することができるそうです。
そしてこの周りは大通りになっており沢山の観光客の人が行き来していました。レストランやお土産屋さんも趣向をこらして立ち並んでいるのです。観光客の10%くらいが外国人だそうです。外国人でも、この時は圧倒的に欧米人が多くて日本人は見かけませんでした。

クリックすると拡大地図で黄色に塗られた道路が今回紹介の部分です。黄色以外は静かな住宅街です。平遥は20世紀後半までは、ひなびた地方都市として時代に取り残されたかのように存在していたそうです。1997年世界文化遺産に登録されてからは一躍脚光を浴びることとなり、一年を通して世界中から旅行者がやって来る観光都市となったそうです。
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住宅街側から繁華街を見たところです。遠くに見えるのが冒頭の建物です。平遥古城の内側には、かって「6百軒近い商家がひしめきあっていた」そうです。


趣のあるお店が沢山並んでいました。朝早い時間(8時52分)なので人通りもまだ少ないけれど帰るころは大変な人でした。銀行の「日昇昌」のあたりは広い通りです。市楼が見えるだけで雰囲気が変わります。


中心部分から西方向を見たものです。遠くに霞んだ城壁の西門が見えます。この町は巨大な城壁に守られて700年前の風情を残している数少ない町だそうです。商業の町でもあったそうです。この街並みはその雰囲気を感じさせてくれます。


中心から北を見ました。沢山の観光客の人が歩いて楽しんでいました。9時46分です。そろそろ観光客の人も増えてきました。


蔵らしいものも見えます。建物は天辺まで、すべてレンガで出来ているのです。写真をクリックしてみてください。この街の煉瓦構造のすばらしさが分かると思います。
クリックすると煉瓦構造を表示

お店の前のには看板娘さんらしい人が立っています。じっくり見てみると民族衣装の下は3人ともジィンズなんです。現代っ子がアルバイトで立っている感じかもしれません。すごくにぎやかですが、この街、平遥古城の90%は静かな住宅地なんです。こちらに来られたときは、是非、静かな住宅地にも足を踏み入れてください。
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