SSブログ

桃源郷(とうげんきょう) [広西チワン族自治区]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
広西チワン族自治区は広州の北西です。
中国の広西チワン族自治区は有名な桂林の離江下りがあるところです。ここには桂林以外に観光スポットが沢山作られています。その中に意外に面白い場所があったので紹介いたします。

女性たちが迫力があったので拡大写真を紹介します。
クリックすると拡大

さらにもう一枚、写真を紹介します。
クリックすると拡大

ジャングルクルーズ(デズニーランド)の"桃源郷"版のテーマパークです。
ここは高田郷(こうでんきょう)と言う場所にある「世外桃源(せがいとうげん)」というテーマパークで「少数民族(ミャオ族・トン族など)の桃源郷」をテーマにして、桂林周辺に古くから住む少数民族の独特の建物や暮らしぶりが再現されて、その生活や文化に親しむことができる場所なのです。イメージは判ってもらえると思います。けっこう笑えるし、驚かされる、し楽しめます。ワニやカバは出てきません。
右の写真の洞窟も通ります。
クリックすると拡大

乗った小船の中からは、漓江下りのような景色にも出会えます。大きな湖でした。
クリックすると拡大

こちらは男性陣の踊りです。やってる人たちも楽しそう!
クリックすると拡大

原住民にふんした人たちが踊っていた建物の全景です。
クリックすると拡大

最後に原住民にふんした人たちが見送ってくれました。踊りの出演者たちだと思います。 
クリックすると拡大クリックすると拡大

ここ以外にもいろんな建物が建てられており原住民的な人たちだけではなくていろんな民族の人を紹介しているのです。


こちらも別の民族の人たちです。船が通りかかると踊ってくれます。通り過ぎると休憩です。桃源郷の初出は六朝時代の東晋末から南朝宋にかけて活躍した詩人・陶淵明(365年 - 427年)が著した詩『桃花源記 ならびに序』だそうです。
クリックすると拡大

出発地点に戻って陸に上がると、いろんなイベントがありました。左の写真のように一緒に踊ってくれました。
右の写真の一番右の人が船の中から陸に上がって最後まで案内してくれました。
クリックすると拡大

この人たちがお酒で歓迎してくれます。ここで右の写真のように、お酒を振舞ってくれるのです。
広西チワン族自治区(広西壮族自治区)は中国最大の少数民族チワン族の原住地で、約5万年前の旧石器時代は柳江人、白蓮洞人の活動地域だったそうです。中華人民共和国初期は広西省の名称が使用されましたが1958年3月5日に広西チワン族自治区に改編されました。


機織の作業もやっていました。こちらの有名な織物を作っているのだと思います。
広西チワン族自治区の少数民族は合計で1721万人で自治区の38%の人口にあたります。内訳はチワン族(1,520万人),ヤオ族(147万),ミャオ族(46万),トン族(30万),コーラオ族(17万),マオナン族(7.4万),回族(3.3万),プイ族(2.1万),キン族(2万),スイ族(1.5万),イ族(9712人),満族(9576人)だそうです。
最大のチワン族は中国南部やベトナム北部に住居するタイ系の民族だそうです。言語はタイ・カダイ語族に属するチワン語を話すそうです。


桂林の漓江下りの近くなので景色は桂林のようにきれいです。ここから小船が出発してクルージングをするのです。
クリックすると拡大

角度を変えて、景色が楽しめる写真をもう一枚、紹介します。
この場所の名前「世外桃源」は中国語ですが、日本語に訳すと「桃源郷」になります。桃源郷とは俗界を離れた他界・仙境で武陵桃源(ぶりょうとうげん)ともいうそうです。イメージ的にはユートピアに近いけれども正反対でもあるようです。
クリックすると拡大

Googleの航空写真は不鮮明な場所ですが、この自然の湖を利用して世外桃源が作られて1999年5月1日にオープンしたそうです。オープンして今年で16年目です。


地形図で桃源郷と桂林と漓江下りの場所を紹介します。
  桃源郷 (世外桃源)
  桂林市内の漓江遊覧
  漓江下り(56km)
クリックすると拡大
写真は漓江下り
世外桃源(桃源郷)の住所
广西壮族自治区桂林市阳朔县高田乡(または高田镇)
広西チワン族自治区桂林市陽朔県高田郷(または高田鎮)

飛行機のマークは桂林両江国際空港の場所です。
この時は成田→香港→桂林→上海→青島→北京→成田と6回飛行機で移動する旅でした。桂林では漓江下りをした後に桃源郷に行きました。

広西チワン族自治区の場所を地図で示します。赤色の部分が広西チワン族自治区です。緑色の部分が昆明のある雲南省です。広西チワン族自治区の少数民族で一番多いのはチワン族ですが雲南省ではイ族(11%)です。イ族以外ではペー族(3.6%),ハニ族(3.4%),チワン族(2.7%),タイ族(2.7%),ミャオ族(2.5%),回族(1.5%)で、雲南省だけにしか住んでいない少数民族だけで15あるそうです。