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22年間、お疲れ様でした。 [日々]

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22年前の1993年8月7日から使っていたガスふろ給湯器が2015年10月6日の夕方に故障いたしました。エラーコードはE07で給湯は出来るのですが風呂が沸かせないのです。修理のために10月7日に製造メーカーのリンナイに電話したところ10月8日に来ていただきました。見てもらった結果、電磁弁とのことで分解して修理を試みていただきましたが、部品の一部が現在は手に入らないとのことで修理は断念いたしました。リンナイ自体は工事業者への機器の販売と修理だけしかやらないということで、すぐに工事業者に見積をお願いいたしました。幸いにも給湯は出来るために、シャワーの方から浴槽にお湯を張ることが出来るので、少し不便ですが、見積内容を検討・比較できる時間があったことから、信頼で来てコストも安い業者を探す余裕がありました。今の時期、給湯から45℃で浴槽にお湯を張ると少し熱めですが丁度良い湯温になりました。

22年の年月で文字もかすれています。
元のガスふろ給湯器は型番RUF-2000APWのフルオートでした。2000番は20号の給湯能力を表しています。20号とは入口水温+25℃のお湯を1分間に20リッター出せる能力があることを示しています。+25℃とは、例えば入口が17℃の場合に42℃のお湯を20L/分供給出来ることなのです。
つまり能力は30000kcal/h(=20x25x60)なのです。これは37500kcal/h(43.605kW)のガス消費量で30000kcal/h(3.4884kW)のお湯を作るので熱効率は80%(=30000÷37500)と言うことになります。
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下の写真は2015年10月18日の取り換え工事中の写真です。この状態から本体の下に配管カバーを付けて完成です。工事など一式お願いしたお店はジョイフル本田・八千代店さんでした。
給湯器としては16号と20号と24号がありますが、一般家庭では20号を薦められました。それに20号以外は一旦停めたあとに再度使う時の湯温の変化が少ないQ21機能が付いた機種が無いのです。候補としては次の4種でしたが、Q21機能付でフルオートのRUF-E2008AWで見積してもらいました。価格の安いオートを薦められましたが元々フルオートであったことから、せっかく交換して前よりレベルが下がるのに抵抗があってフルオートといたしました。
フルオート = オート+自動たし湯+自動沸きあげ+追い炊き配管自動洗浄
機器定価は結構高いけれども、工事や配管などを含んだ実価格は、機器定価よりかなり安くなるのが常識のようです。
  RUF-E2005SAW オート      
  RUF-E2008SAW オート + Q21機能(湯温変化小)    
  RUF-E2005AW  フルオート 
  RUF-E2008AW  フルオート + Q21機能(湯温変化小) 
2015年10月12月の17時に見積に来てもらい、値段交渉をしてその場で契約をいたしました。パッキンなども劣化している可能性があるので表旬工事に加えて循環金具と循環配管と追い炊き配管も交換することで契約いたしました。翌日にその会社に行き支払いをカードで行なって機器を手配してもらった結果、取り換え工事 は2015年10月18日にしてもらうことが出来ました。


これが取り付けが完成した新しいガスふろ給湯器です。正面からの寸法は同じですが奥行(厚み)が増しました。実はこれには理由があるのです。
22年前のRUF-2000APWから今回の機種は5代目程度だそうです。
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新しいものと22年前の製品を比較するために工事の前に室外機やリモコンの写真も撮っておきました。新旧を並べて比較してみました。左が22年前のガスふろ給湯器で右が新しいガスふろ給湯器です。
RUF-2000APW              RUF-E2008AW
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左が22年前の浴室のリモコンで、右が新しい浴室のリモコンです。この点滅している状態は風呂を沸かしている時の表示なのです。昔に比べて押しボタンが大きくなっているのが特徴のような気がします。
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台所のリモコンも新旧を比較します。新しいリモコンはコンパクトになりました。
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これがRUF-E2008AWの仕様です。熱量の表示はkcal/hからkWに変わりました。kWの数値に860をかけるとkcal/hになります。
ここで注目してもらいたいのが30000kcal/h(34..884kW)の給湯時の燃料消費量36.7kW(31562kal/h)なのです。つまり熱効率が元のAUF-2000APWが80%(=30000÷37500)だったのに対して95%(=30000÷31562)と格段に上がっているからです。元のガスふろ給湯器から15.8%も燃料消費量が少なくなったのです。このために熱交換器が大きくなり本体の奥行きが大きくなったのだと思います。本体から下に黒い配管が下りていますが熱効率を高めたために排ガス中の水蒸気が凝縮してドレンになるので排水するためなのです。地下で雨樋などの排水管につながっています。この熱効率の良いタイプをecoジョーズと名付けています。
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熱効率が80%→95%になるということは排ガス温度は約200℃→約50℃になるということなのです。吹き出し口に手を当ててみると確かに排気温度は低かったです。私が住んでいる地域のガス会社は千葉ガスですが、このecoジョーズのガスふろ給湯器を取り付けたことを千葉ガスに申請すると1年間だけですが、ガス料金を3%値引してもらえます。一応割引絶対額の上限はありますが我々の使用量では上限に到達することはありません。ガス使用量が減るだけでなく、さらにガス料金が下がってくれるのは嬉しいことです。さっそく申請いたしました。本図はリンナイのホームページから転用させていただきました。
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こちらが申請書です。千葉ガスに電話すると装置番号とお客さま番号が書かれた申請書が送られてきました。名前などを書き込む前に写真を撮ればよかったのですが掲載を思いついたのは申請書をポストに入れた後だったので控えの写真を撮りました。ecoジョーズ以外に家庭用コージェネレーションシステムやガス温水暖房システムなども申請できます。親会社の東京ガスでも3%の割引を実施しています。
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こちらが交換した循環金具です。前よりスマートになりフィルターの穴も小さくなりました。この循環金具を交換したのは大正解でした。これを交換しただけで浴槽が新しくなったように見えるのです。
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フルオートだと水を抜くときに追い炊き配管の自動洗浄をしてくれます。配管内に溜まった古い水や入浴剤を洗い流してくれるます。オートの機種にはついていない貴重な機能です。水が抜けていく最後の段階に水を噴き出して洗浄します。最初に吹き出す方向から水が出て、次に吸い込む方からも水が出ます。説明では判りにくいと思うので 動画を撮りました。風呂の水位計がついているフルオートだから出来る機能なのです。つまりオートとフルオートの違いは風呂の水位計の有無であるとも言えるのです。是非ともプレーボタン( )をクリックしてみてください。


浴室内はリモコンや循環金具が22年ぶりに新しくなっただけですが、なんとなく全体も新しくなった気分にしてくれました。
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ガスふろ給湯器の機能的には22年前と違うのは音声で説明してくれることと、Q21機能と、炊き配管自動洗浄が追加された程度で大きな変化は無いように思われますが、熱効率が画期的に高くなったのが一番の改良点だと思います。
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タグ: 風呂