蘇州 木涜古鎮の豪邸 厳家花園 [江蘇省]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
2015年11月14日は上海蟹ツアーとして、仕事仲間の日本人27名で上海蟹を食べた後に、チャーターバスで来たのが、蘇州の木涜古鎮(木渎古镇 / Mudu Ancient Town)でした。蘇州の木涜古鎮には運河の景観以外に、豪邸や寺などの観光スポットがいくつかあります。代表的な例として、厳家花園、明月寺、虹欽山房、古松園、王立鵬美術館、沈寿故居、傍眼府第、廊棚、西施橋などです。その中でも厳家花園が最も人気がある場所のようです。木涜古鎮に着いて最初に向かったのが今回紹介する厳家花園(げんかかえん)です。上の写真が厳家花園の入口です。
厳家花園は、清の乾隆帝時代の詩人である沈徳潜の別荘でした。その後、湾の厳家の住居であったことからこの名がついたようです。春夏秋冬の4つの風景の庭園で有名なようです。敷地面積は10656㎡(3223坪)だそうです。中国の単位では16畝だそうです。日本の畝の換算では1畝=99.173554m²(定義:30坪)ですが、中国の畝の換算では666.66667m²(定義:1/15ha)であることから計算すると10667㎡となり10656㎡に近い数値となりました。
木涜古鎮の中の厳家花園の位置をGoogle地図で紹介します。地図内で薄い赤色で囲った部分が厳家花園の敷地を表しています。その他の観光スポットもプロットいたしました。記念写真は虎丘斜塔を背景にして日本人27名全員で撮ったものです。私以外は中国に長期赴任されている方と、その家族の方です。左上の方向に我々のバスが停まった駐車場があります。 厳家花園
明月寺
虹欽山房
沈寿故居
古松園
王立鵬美術館
傍眼府第
━━ 私が歩いた散策ルート
━━ 手漕ぎ舟に乗ったルート
案内板で厳家花園を紹介します。①~㉔で建物等を説明していますが、文字が分からないものはイメージ(太い文字の部分)にいたしました。クリックすると番号から場所が分かると思います。入口は左下の部分です。それぞれ区切られた庭は黄色の文字で書いているように春夏秋冬の4つの風景を表しています。
①怡宾厅 ②尚賢堂 ③明是楼 ④清荫居 ⑤ ⑥
⑦ ⑧ ⑨织翠轩 ⑩眺农楼 ⑪延青阁
⑫ ⑬ ⑭ ⑮见山楼 ⑯眺农楼 ⑰环山草庐
⑱听雨轩 ⑲ ⑳清荫轩 ㉑ ㉒ ㉓盎春
㉔采秀山房 ㉕宜两亭 ㉖琴室 ㉗ ㉘
①怡宾厅 / 怡賓庁
入口の門を入った一番最初の建物です。
その建物で気になったのが屋根の飾りでした。
怡宾厅(①)の建物の中にはきれいな輿が置かれていました。奥方か娘さんが使われたのかもしけません。
②尚賢堂
怡宾厅(①)の奥の建物が尚賢堂です。その建物の中です。
⑥
厳家花園の庭は春夏秋冬の4つの風景を表しています。こちらは夏の季節を表した庭です。尚賢堂(②)の西側にあります。
きれいに玉砂利が並べられた庭でした。
玉砂利の部分を拡大いたしました。
こちらも玉砂利の庭でした。春を表した庭は玉砂利だけで、夏を表した庭と玉砂利と池で表現されていました。秋と冬を表現した庭は池が大きく配置されていました。池で作られた庭が5つに対して玉砂利の庭が3つでした。そのうち一つは利用法で表現されていました。
尚賢堂(②)の前間庭と西側の庭の(⑥)との間の壁の飾り窓です。
よく見ると瓦にも繊細な装飾が行われていました。
(⑥)の壁に沿った通路です。
⑭
厳家花園の中で最も北西にある庭です。
それぞれの庭と庭との間は壁で仕切られていました。
壁にあけられた通路も趣向が凝らしてありました。
ここの通路は一番重々しい雰囲気でした。
厳家花園の北側の中央の庭で、厳家花園の中で一番有名な庭のようです。
环山草庐(⑰)から見た景色です。庭園の特徴は太湖から運んだ太湖石の庭のようです。
环山草庐(⑰)から、その一番の庭の写真を撮る人が沢山おられました。
厳家花園を囲む塀に沿った道も趣がありました。
厳家花園の中で一番大きな庭で、庭の中に采秀山房(㉔)と宜两亭(㉕)と(㉗)と(㉘)がありました。