今年の節分は実家で過ごしました。 [日々]
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宝塚の実家に泊まる初日は、いつも19時を過ぎて20時直前に着きます。その日の夕飯を、最寄駅である逆瀬川駅近くのスーパーで買ってから実家に行くのが習慣になっており、遅い夕飯になりますが待っていてくれています。今までに何度か紹介した通り、いつも買うスーパーでは19時を過ぎるころから惣菜、寿司、刺身が半額になります。その半額の夕飯を買うのも楽しみの一つになっています。スーパーに入って並んでいるものを見て、その日が2月3日であることに気が付きました。そこで節分にちなんだものを選ぶことにいたしました。
先ずは太巻きです。つまり、最近で言う恵方巻を買いました。驚くほどに残っているのに半額どころか割引もありませんでした。でも3年ぶりに実家で節分を過ごした気分にさせてくれました。
恵方巻の呼び名は古来からあるのかと思ったら、18年前の1998年にセブン-イレブンが命名して全国に広まったそうです。命名された商品名は「丸かぶり寿司 恵方巻」です。つまり呼び名だけでなく「丸かぶり」が広まったのも18年前の商品名が起源のようです。単に「丸かぶり寿司」という名前は以前から使われてはいました。
ラッキーなことに、イワシ(鰯)の塩焼きが1パックだけ残っていました。もちろんこれも割引はありませんでした。無料のヒイラギの枝が置かれていたのでもらっていきました。恵方巻と違い、ヒイラギとイワシにかかわる柊鰯(ひいらぎいわし)と呼ばれる風習は昨今のものではないようです。柊鰯(ひいらぎいわし)はイワシの頭とヒイラギを魔よけのために節分に飾ることは古来から行われていました。節分にイワシを食べる「節分いわし」の習慣も西日本一円でおこなわれていました。節分の柊鰯(ひいらぎいわし)は江戸時代に一般に広まったそうですが、その起源となる記録が平安時代の土佐日記に残されています。その中に書かれていたのはイワシの頭ではなくボラの頭でした。
左がボラで右がイワシです。柊鰯(ひいらぎいわし)が、大衆に広まったことから手に入りやすいイワシが使われるようになったのかもしれません。魚の写真はネットから転用させていただきました。
ボラ イワシ
こちらの中トロとヒラメの刺身はいつも通り半額でした。こちらのスーパーの刺身は質が良いことで有名なので、ほんと刺身の半額は値打ちがあります。ただし、少し遅いと残っていないこともよくありました。
こちらはお袋が用意してくれていた煮物です。
タコの刺身も用意されていました。
漬物もありました。
オクラもありました。ビールを飲みながら実家での節分を楽しみました。
方角を示す恵方に関して掲載いたします。下図は干支で、八方位と十二方位と二十四方位を示した方位図に恵方を書き込んだものです。
恵方は下記の図のように年によって異なります。ただし西暦の一の位が同じ年は同じ方向となります。つまり2016年と2026年と2036年は同じ方向なのです。恵方とは右の図の歳徳神の在する方位で、明の方(あきのかた)とも言います。その方角に向かって事を行えば、万事に吉とされます。本命星と恵方が同一になった場合は特に大吉となるそうです。ただし金神などの凶神が一緒にいる場合は凶方位にもなるそうです。かつて、初詣は自宅から見て恵方の方角の寺社に参る習慣もあったそうです。歳徳神(としとくじん)は陰陽道の神の一人で、その年の福徳を司るそうです。
南南東 丙(2016年) 辛(2021年) 戊(2018年) 癸(2023年)
北北西 丁(2017年) 壬(2022年)
東北東 己(2019年) 甲(2024年)
西南西 庚(2020年) 乙(2025年)
安部晴明簠簋内伝図解の近代デジタルライブラリーの8~9ページに書かれている歳徳神に関する記載内容を紹介いたします。
〇歳徳神方歳徳神は頗梨采女なり、稲田姫なり、以上三名一體、南海の龍女なり、京都に於て、祇園の本社内陣の西脇なり、世人之を崇めて、少將井の神社と曰ふ、歳徳の方は、一年の間、有徳の方なり、甲己の年は東宮甲に在り、寅卯の間、乙庚の年は、西宮庚に在り、申酉の間、戊癸の年は、中宮戊に在り、丑未辰戌、又巳午の間、丙辛の年は、南宮丙に在り、巳午の間、丁壬の年は、北宮壬に在り、亥子の間、