SSブログ

天津城あたりは明・清時代の風景 [天津]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
外国人が住んでいた五大道は今の天津の町の南東の位置にあります。中国の人たちが暮らしていたのが北西でした。その中心近くにあったのが天津城です。
かつて天津城があったあたりは明・清時代の建物が今も残っています。その中心に、この鼓楼が建っています。東側の正面からの写真です。写真をクリックすると「東鎮」の文字がクリアーに読みとれると思います。

斜めから見た姿です。
鼓楼(ころう)は、時報や合図を発する楼閣形式の建物で、主に内部には太鼓が設置されていて、太鼓楼(たいころう)などとも呼ばれているそうです。
東西南北に「東鎮」、「西安」、「南定」、「北拱」のも字が書かれているのが印象的でした。この写真をクリックすると「西安」と「南定」の文字が読みとれます。つまり南西方向からの写真になります。
クリックすると拡大

こちらは「北拱」と「西安」が見える北西方向からの写真です。
クリックすると拡大

鼓楼は東西南北に道が交差する中心に立っています。中心の周りは広場になっており古い建物が目立っています。


南から見ました。ここに車から降りて鼓楼に向かって歩きました。


沢山のお店がありました。朝早かったので、まだ開いていませんでした。


鼓楼に近づきました。


ここは鼓楼東街と呼ばれており、骨董品や民芸品のお店が多数あります。観光にも力を入れており、このような昔の生活を表したものも置かれておりました。このあたりは古文化街と呼ばれ観光スポットです。昔の建物と、再現・復元された建物が並んで独特の雰囲気があるところです。


民芸品の代表格が泥人形 と呼ばれている土で作った人形です。このお店は百年の歴史があるようです。お店の名前は泥人張です。今から160年ほど前に天津の張明山という職人が発明し、代々その子孫が継承してきたので、「張氏が作った泥人形」という意味で「泥人張」と呼ばれているそうです。天津泥人形は子どもや老人、職人など庶民をモチーフにしているものが多いようです。


以前に紹介したことのある、習字で使われる紙で安徽省の有名な宣紙の専門店もありました。
ここは古文化街と言われるところで中国で66ある「5A級(最上級)風景区」の中で、商業街が指定されたのはここだけです。ちなみに五大道は4A(AAAA)級です。
天津古文化街には、中国北方の媽祖文化の象徴である天后宮や明代建築の玉皇閣、百年の歴史を持つ民居の建ち並ぶ通慶里と文化街戯楼(劇場)があります。


石屋さんもありました。お店の前に並べられているのは木の化石のようです。印泥・木化石と書かれた紙が張られていました。木化石 は古代の樹木が化石化した硬い鉱物で腕輪や数珠に加工されるそうです。

タグ:天津