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風見鶏の館(旧トーマス邸) 神戸・北野異人館 [神戸・異人館]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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神戸・北野異人館で「英国館」の次に訪れたのが風見鶏の館(旧トーマス邸)です。上の写真は、こちらの異人館のシンボルとなっている風見鶏です。風見鶏の館は1904年(明治37年)にドイツ人貿易商であるゴットフリート・トーマス(Gottfried Thomas 1871~1950年)の個人住宅として、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデの設計により建てられたネオ・バロック様式を基調として建てられた異人館で、重厚な煉瓦造りの外観と、屋根上の風見鶏を特徴としています。建物は見事ですが、このポールの長さだけでも3mを超えています。
クリックすると拡大その風見鶏により風見鶏の館と呼ばれ、また当初の居住者の名から旧トーマス邸あるいは旧トーマス住宅とも呼ばれています。施主のトーマス自身は、この家をハウス・レナニア(ラインの館)と呼び、ドイツ風の重厚なデザインの中に内装には随所に世紀末のユーゲント・シュティール(アール・ヌーヴォー)様式を取り入れられています。国の重要文化財にも指定されています。上の写真をクリックすると建物全体の写真を表示します。

シンボルの風見鶏は建物の一番高いところに立っています。上の風見鶏の写真は、こちらの写真から切り取ったものです。
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建物全体の写真ですが、一部が工事中でした。この高さで2階建なので、いかに天井が高い建物であるかを想像していただけると思います。
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下記の航空写真の中のが「 風見鶏の館」です。12の異人館を廻って11番目に訪問したのが今回の異人館でした。
  坂の上の異人館      旧中国領事館 旧チン邸
  ベンの家         旧アリソン邸
  洋館長屋         旧ボシー邸
  英国館          旧フデセック邸
  風見鶏の館        旧トーマス邸
  萌黄の館         旧シャープ邸
 今回内部に入らなかった異人館
 コンビニエンスストア、神社、他
 ━━ 2016年3月16日の散策ルート 阪急三宮駅


別の角度からの異人館全体の写真です。風見鶏の館前は広場になっていて沢山の人が座って雰囲気を楽しんでいるように感じました。
 旧名称  トーマス住宅
 用途   公開文化財、資料館
 旧用途  ゴットフリート・トーマスの個人住宅
 設計者  ゲオルグ・デ・ラランデ
 構造形式 煉瓦造、石造および木造、2階建(一部3階建)、
      半地階および塔屋付、寄棟造、スレート葺]
 敷地面積 607.30 m²
 建築面積 217.80 m² (建蔽率36%)
 延床面積 891.03 m² (容積率147%)
 階数   地上2階、地下1階、塔屋付
 竣工   1904年(明治37年)
 所在地  兵庫県神戸市中央区北野町3-13-3
 座標   北緯34度42分5.09秒  東経135度11分22.15秒
 文化財  重要文化財(国指定 1978年1月21日)
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その広場の中に等身大の不思議な銅像が置かれていました。トランペットを吹いている男性がベンチに座っている像です。
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門を入ったところでチケットを買いました。2館券となっているのは12番目の萌黄の館(旧シャープ邸)と一緒になったチケットだからです。2つの異人館は同じ広場に接するように建っているのです。
入館料は高校生以下と身体障碍者等、その介護者1名は無料です。また神戸市民であれば65歳以上の人も無料です。
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こちらの階段の上が玄関になります。ここから建物の中に入りました。
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中に入って、こちらの建物の見事さに驚かされました。建物の中央部分は1階も2階も大きなホールのような部屋があり、その周囲に部屋が配置それていました。ドアの部分の高さだけでも3mはある感じです。
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上の写真の奥の部屋がこちらです。部屋の見事さに驚かされました。今回、12の異人館を廻りましたが一番見学者が多かったのが、この風見鶏の館です。
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こちらは最初に入った部屋です。
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天井の高さでも異人館の屈指だと感じました。見事な照明も多かったです。
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ピアノも置かれていました。部屋が広いででピアノも小さく見えてしまいます。
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建物の中は不思議な配置になっていてこのような空間が広い部屋に付属していました。
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絵画や当時のし野心も展示されていました。絵は小松益喜が描いた作品名「山本通風景」です。山本通りは異人館通りとして知られています。
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こちらの写真でも建物の広さや見事さが分かってもらえると思います。いろんなところに暖炉が配置されていました。上の写真と同じ形式の暖炉です。
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階段の空間の見事さも群を抜いていました。
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こちらは朝食の間です。こちらの部屋には当時の沢山の写真が説明付で展示されていました。
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その写真を拡大してします。
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交換された風見鶏も展示されていました。大きさが分かってもらえると思います。こちらの風見鶏の大きさから、冒頭の写真の風見鶏のポールの長さが3mを超えていると判断いたしました。是非とも冒頭の写真と見くらべてみてください。
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見事なドレッサーが置かれていました。
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こちらの部屋も広かったです。
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部屋の奥の小部屋にもドレッサーが置かれていました。
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ドレッサーを拡大いたしました。横にはミシンも置かれていました。
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広い部屋に付属して小さな空間が作られているのが特徴でした。それだけ複雑な構造の建物でした。
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その空間にはテーブルとイスが置かれていました。
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追伸
明日、2016年5月8日から5月15日までフランスに旅行に行ってきます。その間、皆様のところへの訪問が出来ないことお許しください。帰国後にフランスの記事を掲載させていただきます。