旬のカボスと柿を頂きました。 [日々]
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先日、お世話になっている方からカボスと柿を頂きました。カボスは、その方も知り合いの方から頂いたものだそうです。貴重なものを沢山いただきました。カボスを漢字で書くと臭橙あるいは香母酢です。臭橙は橙(だいだい)古名「カブス」からきている説と、皮をいぶして蚊除けに使われた「蚊いぶし」あるいは「蚊附子」が転じた説があります。香母酢は、香りがよい酢(果汁)の意で、「カボス」の音に合わせ作られたそうです。
柿は家で出来たもので、こちらも沢山いただきました。
柿はすぐにむいていただきました。昨日、すべて食べ切りました。
カボスも料理ですぐに使わさせていただきました。カボスを切った断面ですが、瑞々しいのが判ってもらえると思います。
カボスですぐに思いついたのがサンマでした。大根と一人2匹づつサンマを買ってきました。
カボスをかけた大根おろしと一緒に食べるサンマは最高でした。
和食だと、やっぱり冷酒(酒純米吟醸)が飲みたくなります。よく冷やした日本酒は最高でした。
カボスの汁はたっぷりあったので冷奴にもかけてみましたが、これがまた、いつもと違った味わいで美味しかったです。
ピーマンとナスとハムの炒め物もかけていただきました。
サンマの次に思いついたのはチリメン(ちりめんじゃこ)です。近くのイオンタウンで兵庫県産のチリメンジャコが売られていたので、さっそく買ってきました。
左は大根おろしを下にしたチリメンジャコです。右は大根おろしを上にしました。
カボスを使うと醤油が少なくても美味しいことが判りました。醤油が無くても美味しくいただけるほどでした。
こちらは大根おろしを上にした方です。
炊き立てご飯と一緒にいただきました。
味噌汁にもいれてみましたが、これも相性が良かったです。なんにでも合いそうでした。
次に、かぼすで思いつくのが松茸でした。国産松茸は手が出ませんが、偶々、スーパーでカナダ産の大きな松茸を見つけたので買ってしまいました。重さを測ればよかったのですが、大きな松茸の数倍のボリュームがある巨大な松茸でした。お店で並んでいる中で一番大きな松茸を選んだお陰でたっぷりと楽しめました。
巨大な松茸だったので、焼き松茸にするために写真のように切りました。
カボスは一つあれば十分な量がありました。カボスはユズの近縁種で、多汁で酸味が強いと書かれていました。スダチと似ていますが大きさが違います。カボスの果実がひとつ100~150gに対して、スダチは30~40g程度だそうです。カボスやスダチは黄色くなる前に収穫するのに対して、柚子(ユズ)は黄色くなってから収穫することが多く果皮の表面はでこぼこしているので区別がつきます。ただし分類学的にミカン属まで同じです。右の写真は柚子です。
門:被子植物門 Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 Magnoliopsida
目:ムクロジ目 Sapindales
科:ミカン科 Rutaceae
属:ミカン属 Citrus
種:カボス C. sphaerocarpa スダチ C. sudachi ユズ C. junos
松茸の量が多いので食卓の上にカセットコンロを置いて焼きながらいただきました。これで常に熱々の松茸を食べることが出来ました。これは大正解でした。
カナダ産でも少し香りがあり、美味しくいただきました。
この日はビールにいたしました。
刺身と言えばワサビ醤油ですが、かぼす醤油で食べてみたくて、松茸と一緒にヤリイカを買いました。
写真のように、わさび醤油と、かぼす醤油の両方を用意いたしました。かぼす醤油で食べるイカの刺身は、初めての味わいで美味しかったです。この食べ方はお薦めです。
ゲソは焼いてカボスをかけていただきました。これも美味しかったです。
頂いたカボスは水分が多くて瑞々しかったので飲み物を作ってみることにいたしました。
瑞々しくて美味しそうですが、そのままだと驚くほど、すっぱいのです。
カボス1個で、これだけ果汁がとれました。水分が多いことが判ってもらえると思います。
絞ったカスの方を見ても水分がたっぷりあったことが判ってもらえると思います。
絞った果汁を拡大いたしました。
濃いので水で薄めて蜂蜜を入れて飲みました。
ネーミングをするならばカボネードでしょうか。
別の日にも作ってみました。この時は小さなカボスでしたが、1個でも、これだけの果汁がとれました。
さわやかな飲み物となりました。
あとカボスの使い方で思いつくのは鍋です。カボスを頂いた前日に鍋をしていまったので、まだやっていません。鍋をしてから記事を掲載するつもりでしたが、2016年10月23日から海外に出るのでとりあえず記事を書きました。帰国は10月28日です。写真はカボスを頂いた前日に食べたタラ鍋の写真です。
参考にネットで検索したカボスぽん酢の作り方を枠内に転記いたします。
■材料
カボス絞り汁 200cc(大4~5個分)
しょうゆ 200cc
板昆布 3~4cm角1枚
カツオ節 10g
酒 20cc
みりん 20cc
■作り方
1. カボスは絞って種を取り除く。
2. ボールにしょうゆとカボス絞り汁を入れる。
3. 板昆布はよく洗い、水気をふきとりボールに加える。
4. かつお節を加える。
5. 酒、みりんを加えてさっと混ぜ、瓶に入れて冷蔵庫で寝かせる。
6. 1週間経ったら、裏ごしに晒しをかぶせて濾す。
7. 冷蔵庫で保存し、早めに使いきる。