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シュノンソー城 その1(屋外編) [ロワール]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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フランス旅行6日目のロワール地方の城めぐりで最初に訪れたのが、シュノンソー城 (Château de Chenonceau)です。上の写真がシュノンソー城の敷地内に入るためのチケットです。今回のツアーのチケットは全て、「ロワール地方の城めぐり」を依頼したツアー会社であるマイバス社が用意してくれたので、裏面に書かれている10ユーロの金額は団体価格だと思います。ロワール地方の城は2000年に登録名「シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」でユネスコの世界遺産に登録されました。
ロワール地方の主な古城を枠内に記載いたします。多くのロワール地方の城の中で、シュノンソー城は最も美しい城と言われています。また、最も入場者の多い城でもあるようです。ちなみにシャンボール城が最も大きな城と言われています。
アンボワーズ城 アンジェ城 アゼ=ル=リドー城 ブロワ城 ラ・ブルデジエール城 シャンボール城 ショーモン城 シュノンソー城 シャトーダン城 シュヴェルニー城 ランジェ城 ロシュ城 メナール城 モンソロー城 プレシ=ブレ城 ル・リヴォー城 ソーミュール城 シュリー=シュル=ロワール城 タルシー城 トルセー城 ユッセ城 ヴァランセー城 ヴィランドリー城 など

門の内側がシュノンソー城のチケットで入れる敷地です。左の建物の内部から敷地に入ります。城の周囲は美しい森に囲まれており、城の敷地自体は有料範囲より広大な範囲が敷地になっています。先ずは、こちらの門から城までを順番に紹介したいと思います。
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こちらのシュノンソー城は城を守るような城壁はありませんが、こちらの美しい堀に囲まれています。ただし敵から城を守るための堀ではなく、城としての景観の演出を目的とした堀に感じました。右側がシュノンソー城の敷地です。
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門から城にはまっすくに広い道が延びていました。写真では確認は難しいのですがも肉眼では、このプラタナスの並木道の先に小さくシュノンソー城が見えていました。
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少し進むと城の全景が遠くから見えてきます。
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さらに近づいた場所から撮りました。道の両側に動物のような石像が配置されていました。
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城側から入口の方向を振り返った景観です。石像はライオンの体と人間の顔を持った、いわゆるスフィンクス(Sphinx)でした。
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スフィンクス像を拡大いたしました。フランスの古城の入口にスフィンクスが置かれているのが不思議でした。ルーブル美術館内に古代エジプトのスフィンクスが所蔵されていることから、こちらのスフィンクスも古代エジプトの物であるように感じました。
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スフィンクス像を過ぎて右手に美しい建物がありました。昔は召使の建物のようで、今はMusée de cire(蝋人形博物館)として使われているそうです。 近くには馬屋や倉庫などもあるそうです。
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真っすぐ城に向かいました。前を歩いているのが我々のツアーのメンバーの方々です。城の手前に建っているのがマルクの塔(Tour des Marques)です。
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城の前の広場には井戸もありました。人が向かっているのが城の入口です。
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井戸の横ではシュノンソー城を背景に、子供たちが記念写真を撮っていました。
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子供たちの記念写真の撮影がほほえましかったので拡大いたしました。撮っているのは先生でしょうね。このまま建物の中を目指しました。
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城の入口から振り返って見たマルクの塔(Tour des Marques)です。左の奥が歩いて来たプラタナスの並木道です。井戸も写っています。
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マルクの塔の屋根の部分です。
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城に渡る橋の上からの景色です。下を流れているのはシェール川で、上流方向(東方向)を撮った写真です。ロアール川の支流であるシェール川は下流でロアール川に合流して、大西洋のビスケー湾に流れ込みます。
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城の入口の上に火を吐くドラコンのような動物が彫られていました。この動物はルイ14世の居間にある紋章からサラマンダーであることが判りました。これをくぐったら城の内部です。城の内部に関しては「シュノンソー城 その2」で紹介したいと思います。
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ここからは城の内部を見学して外に出た後に撮った写真を紹介したいと思います。城からでると前は広い広場になっていました。
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上の写真で中央に写っていた建物がこちらです。これは管財人の家(La Chancellerie)だそうです。
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シュノンソー城の全景を撮るために下流側の方向に歩いてみました。手前がマルクの塔で奥がシュノンソー城です。
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城の全景が撮れる位置まで歩きました。川の上に建つ城であることが実感してもらえると思います。シュノンソー城はシェール川の古い製粉所跡に建てられてたそうです。文献上で初めて登場したのは11世紀のことだそうです。最初の建物は、持ち主のジャン・マルクが扇動罪に問われて1411年に国王軍により火をかけられましたが、1430年代にジャン・マルク本人が、同じ場所にこの城と水車を再建したそうです。1513年にトマ・ボイエに売却され、その後、トマ・ボイエの息子によって国庫への債務のため、シュノンソー城はフランソワ1世に献上されで国王の物になったそうです。その後、シュノンソー城は「6人の奥方の城」と呼ばれる歴史が始まりました。
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陸地から城に渡る橋の部分です。
6人の奥方の城の歴史の始まりである、シュノンソー城の第1代目城主は、フランソワ1世の息子のアンリ2世の正妻カトリーヌ・ド・メディシスでしが、その後、アンリ2世は幼少期より家庭教師として出入りしていて絶世の美女と謳われた20歳年上のディアーヌ・ド・ポワティエに思いを寄せるようになり、その愛妾(愛人)にシュノンソー城を贈ったことで、ディアーヌ・ド・ポワティエが第2代目城主となるなど、どろどろとした歴史が、美しい白い城に隠されているのです。
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美しい城だからこそ、女性が大きく絡んできたのかもしれません。
クリックすると拡大さらに下流側に歩いてシュノンソー城を撮りました。写真を撮る時間は少なかったので、ここからすぐに城まで戻った上流側の方向に行きました。
昔ですが、シュノンソー城は、一度来たことがあります。右の写真がその時の写真です。
その時の記事がこちらです。→ポチッ
今回は雨の中の訪問となりました。
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これが上流方向から最初に撮ったシュノンソー城の写真です。
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さらに上流側を目指して撮ったシュノンソー城の写真です。少し駆け足状態でした。この写真はクリックすると特別に大きく拡大するように設定いたしました。
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川の上に建っていることを実感してもらうために城の南側の脚の部分をアップいたしました。
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こちらは城の北側の脚の部分です。
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城の屋根の部分も魅力的なので拡大いたしました。
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さらに上流側には趣のある跳ね橋がありました。
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跳ね橋を渡って撮りました。跳ね橋の向こうに城が遠くに見えます。
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さらに上流側に進んでシュノンソー城を撮りました。画面には入っていませんが右側に、上の写真の跳ね橋があります。
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城の部分を拡大いたしました。左側(南側)は木に隠れて写っていませんが、今回で最も川の正面からの写真になります。この後、急いで駐車場のバスのところまで戻りました。城の内部説明が丁寧で時間が長かったために、城の外観の写真を撮るのは、走ることにことになり、いい運動になりました。
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航空写真で見たシュノンソー城( )です。シュノンソー城の森の敷地面積をGoogle地図で計測してみると1.47k㎡(147ha)でした。3.04k㎡(304ha)の範囲もシュノンソー城に関係した敷地と思われます。航空写真上のアイコンマイナスを2回クリックすると計測した敷地境界が判ります。

タグ: ロワール