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シャンボール城 その2 城内編 [ロワール]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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すでに掲載させていただいた「シャンボール城 その1」ではシャンボール城の外観の写真を掲載させてもらったので、本記事「その2」では城内編としてシャンボール城を紹介いたします。上の写真はフランソワ1世の寝室です。シャンボール城はフランソワ1世の在位時代の1519年に建設が始まり、彼が亡くなる年まで28年間も建設が続きロワール渓谷最大の威容を誇る城となりました。建設が始まった当初はフランソワ1世の狩猟小屋を始まりとした城だったそうです。いずれにしてもフランソワ1世によって建てられた城なのです。クリックすると拡大フランソワ1世の主な居城はブロワ城とアンボワーズ城で、シャンボール城は狩りのための城であったことから在位期間に合計でも7週間という贅沢な城であったようです。狩り以外の目的は、自分の富と権力の巨大な象徴として宿敵カール5世(神聖ローマ皇帝)に見せびらかすことだったようです。
 フランソワ1世(フランス王)
  生涯 1494年09年12日~1547年03月31日
  在位 1515年01月01日~1547年03月31日 20歳~52歳

改めてシャンボール城の上空からの航空写真を掲載させてもらいました。その1での記事では航空写真は全て北方向を上にさせていただきましたが、回転させて城への入口か真下になるようにいたしました。
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シャンボール城の設計図です。シャンボール城は中央の本丸と、周囲を囲む壁のような長い建物と4つの巨大な塔から成りたっています。東と南のコーナーの塔は細長い壁のような建物と同じ高さまでです。
本丸は4つの大きな塔と中央の高い塔で形作っています。 城全体には部屋が440、暖炉が365、階段が74あります。本丸の中心に有名な2重の螺旋階段があり、そこをを中心に1階と2階に十字にホールを形成しています。


入口を入ってすぐの部屋です。城は全て石で出来ていると思われがちですが、意外と多くの城が、実は天井兼上の階の床の強度部材は写真のように木材で出来ているのです。
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同じ部屋の床に近い部分です。上の写真を一緒に見てもらうと天井が高いことが判ってもらえると思います。この部屋を出ると広い中庭に出ました。
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こちらか入口の部屋の前から右(北東)方向を見た景色です。ロワール地方には何十の城がありますが、シャンボール城はフランス王国自身が建設した数少ない城の一つでもあります。
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こちらは同じ場所から左(南西)方向を見た景色です。
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中央の本丸に相当する建物に圧倒されます。全体を撮ることは出来ません。城の上の沢山の塔に圧倒されます。
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こちらが中央の塔です。
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巨大な4つ円筒の塔の頂部の塔です。
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中央の少し右の部分が城の外から入って来た入口の部分です。フランス国旗で判ると思います。
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中央の建物に入ると、有名な螺旋階段に出会います。この二重らせんの階段は相手に出会うことなく3階まで昇り降りができるので、広々とした階段はシャンボール城見学のハイライトでもあるので別途紹介したいと思います。
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階段脇の1階のへやです。最初に客を招き入れた部屋だと思われます。現在でも城の周りには、52.5k㎡の森林公園が広がり、31kmの壁で囲まれた禁猟区にはアカシカが生息しています。昔はそのアカシカが狩猟の最大の対象だったようです。
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沢山の狩猟の絵と、沢山鹿の首のはく製が飾られていることからもフランソワ1世の狩猟のための城であったことが覗えました。
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中央の階段を中心に4方向にロビーが配置されていました。そのロビーの一つです。ロビーは石がむき出しに日程ました。一階のロビーの天井は木製で平でした。
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小さな部屋もいくつかありました。
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一階を見学した後は有名な二重の螺旋階段を上って2階に向かいました。


螺旋階段から見た先ほどのロビーです。
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そのロビーを拡大いたしました。
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別の方向のロビーの写真も撮りました。螺旋階段を中心にこのようなロビーが配置されているのです。
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2階にも同じようにロビーが配置されていました。ただし2階のロビーは天井が違います。アーチ状の天井に沢山の彫刻が彫られていました。
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これは螺旋階段を中心にした上の写真とは反対方向のロビーです。
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天井の見事な彫刻を紹介します。
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壁にかかっている大きなタペストリーを正面から撮りました。像も描かれていました。
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そのタベストリーを拡大してみました。牛の後足の部分です。
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城の中は沢山の廊下がありました。こちらの窓ガラスは見事でした。
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迷路のような廊下もありました。これはこれで見事でした。
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こちらの部屋の天井の飾りも見事でした。フランソワ1世の紋章であるサラマンダー(火とかげ)がたくさな彫られていました。
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正面から見た彫刻群です。
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ドアにもサラマンダーが彫られていました。
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その彫刻は拡大いたしました。左はフランソワ1世(François Ⅰ)のFだと思われます。右がサラマンダーです。サラマンダー(Salamander)は四大元素を司る四大精霊のうち、火を司るものです。手に乗る位の小さなトカゲ(もしくはドラゴン)のような姿をしており、燃える炎の中や溶岩の中に住んでいるとされています。もちろん想像の動物です。ただし実在する両生類の中に英名でSalamanderと名付けられた動物がいます。
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壁のサラマンダーの彫刻を拡大いたしました。
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この部屋の奥がフランソワ1世の寝室です。入口の奥にベッドが見えています。
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上の写真の入口から入ってすぐのフランソワ1世の寝室の景色です。
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フランソワ1世の寝室にはもう一つベッドが置かれていました。
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大きな暖炉がありました。暖炉は365基あったそうですが城が大きいく天井も高いことから城全体としては暖房が行き届かなかったそうです。
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ベッドがよくみえる角度からの写真です。
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もう一つのベッドもよく見える写真です。ほとんどの家具、壁掛け、食器などは狩猟旅行のたびに特別に持ち込まれたそうです。そのために多くの家具は、分解して容易に持ち運べるように考慮されていたそうです。。
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ネットの写真を確認すると、この絵の場所にフランソワ1世の肖像画がかけられていた時期もありました。
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椅子の飾りが心象的でした。
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こちらの天井ね木製でした。
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天井の写真をもう一枚紹介します。
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こちらのドアにもサラマンダーが彫られていました。
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別の部屋ですがフランソワ1世の肖像画が飾られていました。
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こちらはキッチンと思われます。広い城なのでキッチンも沢山あったと思います。城の周りには村や集落がなかっために、狩りの獲物の以外には食べ物も手に入らなかっことから、狩りのごとに2000人分を一度に運び込まねばならなかったそうです。
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キッチンのコンロが大きく写った写真です。窓の部分は水を使うところのようです。
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キッチンの暖炉です。
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こちらの部屋も見事でした。暖炉の上の絵はフランソワ1世です。フランソワ1世の後はされた荒れたそうですが、ルイ14世は巨大な本丸を改修し、城に調度品を備え付けさせたそうです。さらに300頭の馬の厩舎を作らせ、狩猟に出かけたり、モリエールなどの名士を毎年数週間滞在させたりできるようにしたそうです。
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赤い壁の廊下もありました。
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そこの石の飾りです。
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別の廊下も紹介いたします。こちらは石の壁でした。
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こちらも趣がありました。
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2階のバルコニーに出てみました。
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そのバルコニーからの景観です。
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上をを見上げると、こんな感じでした。螺旋階段の塔です。北のコーナーと西のコーナーにこの螺旋階段がありました。写真は北のコーナーの螺旋階段です。
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この後、屋上に上がり、その後に地上の中庭まで下りました。その中庭から同じ場所あたりを見上げてみました。上と同じ北のコーナーの螺旋階段を地上から見上げました。
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その知事要の中庭の同じ場所から別の方向を見上げた写真です。
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今まで窓ガラスは建物中からばかりの紹介でしたが、建物の外からの窓ガラスを紹介いたします。
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場所は違いますが内側から見た窓ガラスです。
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クリックすると拡大最も北側のコーナーです。ここでガイドさんから沢山の説明をしてもらいました。
この中庭では我々以外にも沢山の人達がガイドの人達から説明を受けていました。右側のコーナーの塔は螺旋階段です。
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離れて同じ場所を撮りました。
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中庭の端まで行って同じ場所を撮りました。
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中庭から建物中に入るための階段です。
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階段の中に入ってみると王室の馬車が沢山保管されていました。馬具もありました。
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手押しの井戸ポンプがあったので珍しくて写真を撮りました。
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中庭の端まで行って24mmの広角で撮っても中央の建物の全景が撮れません。
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上の部分を撮りました。
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4つある丸い巨大な建物の上の部分です。
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出口には売店があり、その売店で解散でした。その後は自由でバスでの待ち時間が決められていました。売店には沢山のワインやシャンパンが売られていました。写真には写っていませんが写真の左側の壁に沢山のワインが並べられていました。テーブルの上に並べられているのはシャンパンです。シャンパンはシャンパーニュ(Champagne)地方特産のスパークリングワインのことです。ボトルにはCHAMPAGNE NAPOLÉON TRADITIONと書かれています。Champagne地方で作られていることから正真正名のシャンパン / シャンパーニュということになります。Champagneはシャンボール城から西北西方向に直線で約100km(車で116km)の距離にある町で、フランス全体から見れば近い町と言えるため、こちらでシャンパンが売られているのが判ります。
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追伸
2016年12月22日早朝から12月29日夕刻まで関西に行きます。その間はネット事情の関係から皆様のところに訪問できなくなることをお許しください。