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実家での夕食は「てっちり」でした。 [話題]

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今年も大晦日となり最後の記事になりました。今年は意識して365記事を投稿いたしました。今年もお世話になりました。よいお年をお迎えくださいませ。大晦日(おおみそか)は1年の最後の日です。天保暦(旧暦)など日本の太陰太陽暦では12月30日、または12月29日だそうです。現在のグレゴリオ暦(新暦)では12月31日です。2016年12月22日から12月29日まで関西に行っており、その間は宝塚の実家に泊まっていました。12月23日と27日は懐かしい人たちとの飲み会でしたが、その他の日は「はりいか」や「ステーキ」の記事で紹介した通り実家で食事をいたしました。そこで最後の夕食の日となる12月28日は「てっちり」(ふぐ鍋)にすることにいたしました。2001年以前に正月に実家に皆で行ったころの大晦日は「しゃぶしゃぶ」でしたが、狂牛病が問題となった2001年以降は、魚屋さんで大きなフグさばいてもらい「てっちり」と「てっさ」を食べるのが習慣となっていたのです。12日24日にステーキを食べたことから、実の日は「しゃぶしゃぶ」ではなく「てっちり」にすることにいたしました。

一見、「てっさ」のように見えますが、フグの刺身ではありません。コチの刺身です。12月30日頃になると店頭に一匹が並んで「てっさ」と「てっちり」にさばいてもらうのですが、まだ早かったようです。でも雰囲気は「てっさ」でした。
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フグの皮は、今までは鍋に入れてしまっていたので溶けてなくなってしまっていました。今回は湯引きして細く切って単独でいただくことにいたしました。本当はモミジオロシを使いたいところですが、手間を省いて一味をふり掛けました。この上からポン酢をかけて食べましたが、大正解で美味しかったです。
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皮以外は「てっちり」にいたしました。
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野菜類はオーソドックスに春菊とシメジにいたしました。
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先ずは、コチの薄造りからです。付いていたモミジオロシとポン酢でいただきました。てっさ(フグ刺し)の雰囲気でいただきました。
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トラフグと言えば福岡なので一番搾り 飲みくらべセットの中の福岡のビールにいたしました。
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先ずは骨付きのフグを投入いたしました。
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これが骨付きのフグです。
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別の部分の身です。骨付きは面倒ですが、やっぱり美味しいです。
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福岡のビールが無くなったので、次は滋賀のビールにいたしました。
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身の部分も投入しました。やはり魚チリの中でもトラフグは格別です。
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今回は最も流通しているトラフグですが、フグには沢山の種類があるそうです。日本近海だけでも数百種類のフグが生息しているそうです。種類によって毒を保有している部位が異なり、食用になる部位が全く無いものもいるほど怖い存在です。そのために食用可能なフグとされているのは条件付きで22種だそうです。トラフグ属の学名はTakifugu(タキフグ)であるが、昔はFugu(フグ)とされていました。トラフグ属は25種が知られていいます。大きさは種により15cm~70cmですが、トラフグはその中でも最大の70cmです。トラフグ属の25種のすべてふぐの学名の中にTakifuguあるいはFuguが使われているのには驚きました。分布は太平洋とアジアに限られています。トラフグの分布は太平洋北東部です。
トラフグ属(Takifugu)の25種はトラフグ、コモンダマシ、コウライフグ、フタツボシフグ、カラス、暈環多紀魨、アカメフグ、ムシフグ、サンサイフグクサフグ、タキフグ、メフグ、メガネフグ、圓斑多紀魨、ヒガンフグコモンフグマフグ、ナメラダマシ、ナシフグ、アミメフグ、ショウサイフグゴマフグナシフグシマフグです。下記の表で着色したフグがトラフグ属です。
クリックすると拡大   目 : フグ目    Tetraodontiformes
   科 : フグ科    Tetraodontidae
   属 : トラフグ属  Takifugu
   種 : トラフグ   T. rubripes
種類(種名) 部位
筋肉 精巣
トラフグ
カラス
シマフグ
カナフグ
シロサバフグ
クロサバフグ
ヨリトフグ
イシガキフグ
ハリセンボン
ヒトヅラハリセンボン
ネズミフグ
ショウサイフグ
マフグ
メフグ
アカメフグ
ゴマフグ
ハコフグ
クサフグ
サンサイフグ
コモンフグ ※1
ヒガンフグ ※1
ナシフグ  ※2
※1 岩手県越喜来湾及び釜石湾並びに宮城県雄勝湾で漁獲されたコモンフグ及びヒガンフグは食用にすることができません。
※2 ナシフグは有明海、橘湾、香川県及び岡山県の瀬戸内海域で漁獲されたものの筋肉並びに、有明海及び橘湾で漁獲され、長崎県が定める要領に基づき処理されたものの精巣に限ります。
タグ:大晦日 ふぐ