SSブログ

やっと正月に鰻が食べれました。 鰻の天然/養殖の推移を追記 [鰻]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
今まで正月に本館的に鰻を食べたことはあれませんでしたが、今年(2017年)の正月にの写真の鰻丼を食べることが実現いたしました。最初に鰻丼/鰻重を食べようと試みたのか2014年の正月でした。実は長男が2013年5月25日に結婚したのですが、夫婦ともに鰻が好きなのですが、2014年に成田の新勝寺に初詣に行った時に鰻屋さんが沢山ありながら昼食はお寿司にしたしまいました。家の近くで美味しい鰻屋さんがあって、以前にタイトル「家で美味しい鰻丼を食べる秘策」で紹介した方法で鰻丼が食べれると思ったからでした。ところが家に帰ってから何度も電話しましたが少なくとも1月1日~3日はお休みだったのです。また長男夫婦も1月3日に帰るので今まで正月に鰻を食べることが実現しませんでした。今年(2017年)は1月4日16時のフライトであったことから4日に開店すれば昼食で食べれるのですが、電話はつながらないのでお店の入口には新年の開店日が書かれているであろうと車で行ってみると幸いなことに1月4日が開店日でした。

2017年1月4日の10時半に電話をして予約いたしました。開店時間は11時30分なので取りに行く予約時間は11時45分にいたしました。10時にかけた時は電話はつながりませんでした。焼きたてを持って帰りたかったので、少し早い11時35分にお店に行きました。11時40分に出来上がっり、家に持ち帰ったのが下の写真の蒲焼です。時間は11時50分で、まだ熱々でした。
クリックすると拡大

上の写真はクリックすると拡大しますがクリックの面倒な方のために拡大写真を掲載いたしました。
本写真をクリックすると同じ縮尺で広範囲を表示します。
クリックすると拡大

出来上がった鰻丼です。鰻屋さんなら肝吸いですが、家なのでお吸い物も用意してもらいました。
クリックすると拡大

鰻丼を拡大いたしました。家でみんなで鰻丼を食べることが出来ました。鰻で隠れてご飯が見えません。1匹分をすべて上に乗せているので仕方ないことかもしれません。
ごはんのお米は何度が美味しいと紹介させてもらった熊本の益城町に住んでいる叔父さんから送ってもらった「まきしの米」です。益城町は熊本地震で震度7を2回経験して有名になった町です。たれは追加でもらいましたが、受け取ったケースの中にかかっていたタレで十分でした。
クリックすると拡大

さらに拡大いたしました。以前にも紹介しましたが美味しい鰻丼が出来るまでの手順を枠内に紹介いたします。
先ずは鰻屋さんに電話して、蒲焼の予約を入れます。
ご飯は、蒲焼が家に到着予想時刻より5分前に炊き上がるようにセットします。
焼きたてを持って帰るために、お願いした時間より、少し早めに受け取りに行きます。少し待つくらいがベストです。
受け取るとすぐに安全運転で家に帰ります。つい急いで帰りたくなりますが、そんな時は、意識して、いつもより、ゆっくりと走ることをお薦めします。
家では、お吸い物など鰻丼以外を準備してテーブルの上に並べておきます。
家に到着すると、ご飯を器によそって蒲焼を乗せ、タレをかけて出来上がりです。
クリックすると拡大

やっぱり山椒ですね。ちらっとごはんが写っています。長男家族も大満足で北海道に16時のフライトで帰れたと思います。
正月はいつまでなのか気になります。調べても、はっきりとした決まりはありませんが、近年は意識の変化により短縮される傾向にあることから正月の期間は1月1日~1月7日が平均的なところのようです。意識的には田舎ほど長く、都会ほど短い傾向と思われます。松の内は「門松を飾ってある期間」という意味です。どんど焼が1月14日に行われるのも、松の内に由来しています。
 1月31日まで  1月を示す 本来は旧暦1月の別名
 1月20日まで  一部地域の二十日正月
 1月15日まで  松の内
 1月07日まで  松の内(一部の地域) 江戸幕府指示→関東習慣
 1月03日まで  三が日
クリックすると拡大

こちらはお店の「お献立」です。最近は鰻の値段の変動が激しいのですべて「時価」で表示されていました。この時、蒲焼(1枚/1匹)は1900円でした。捌きたて焼きたての鰻屋さんの蒲焼が1900円はお得だと思います。
  店名  川ばた園
  住所  千葉県佐倉市臼井田2712-3 (印旛沼 船戸大橋 際)
  電話  043-461-8989
  営業  11:30~LO 14:30
      17:30~LO 19:30(7~9月 ~LO 20:00)
  休日  火曜日 月1回不定休
  新年  1月4日から営業(2017年)
クリックすると拡大

地図で場所を紹介いたします。地図の中の黄色マーク( )の場所が川ばた園です。お店の名前をクリックすると掲載したクリックすると拡大記事を表示します。
   川ばた園
   岡野川魚店 白焼き持ち帰り専門店
   白藤養魚  白焼き持ち帰り専門店
  ━━ 印旛沼サイクリングロード

一般的に鰻と言えばウナギ属の18種をさします。その中でも我々が鰻として口にするのが主にニホンウナギ(Japonica種)やヨーロッパウナギ、アメリカウナギ、ビカーラウナギ(インドネシア)です。
ニホンウナギ以外は主に中国で養殖されて日本に入ってきているようです。
2005年までの古い資料ですが、右は天然ウナギの漁獲量の推移のグラフです。この後、ヨーロッパウナギは稚魚(シラス)の獲りすぎのために劇的に下がってしまいシラスの輸出禁止になりました。
ニホンウナギはEN(絶滅危惧)ランクの絶滅危惧種ですが、且つてヨーロッパで捕獲されたシラスが多量に中国で養殖されて日本に入って来たヨーロッパウナギも、さらに厳しいCR(絶滅寸前)ランクの絶滅危惧種になってしまいました。ヨーロッパウナギやアメリカウナギの外見はニホンウナギとほぼ同じです。味の違いは、種類よりも鰻職人(板前)さんの捌き方や焼き方が大きいようです。
  界 動物界    Animalia
  門 脊索動物門  Chordata
 亜門 脊椎動物亜門 Vertebrata
  綱 条鰭綱    Actinopterygii
  目 ウナギ目   Anguilliformes
 亜目 ウナギ亜目  Anguilloidei
  科 ウナギ科   Anguillidae
  属 ウナギ属   Anguilla
  種 ニホンウナギ Anguilla japonica ヨーロッパウナギ Anguilla anguilla
 産卵 マリアナ海嶺          サルガッソ海

クリックすると拡大

ニホンウナギとヨーロッパウナギの世界の漁獲量(天然うなぎ)と養殖量の推移のグラフを紹介します。圧倒的にニホンウナギの養殖量が多いことが判ります。ここからも日本人の鰻好きが伝わってきます。
記事を表示

小さな数値が判りにくいので対数目盛のグラフも掲載しました。本グラフから、日本において養殖ウナギが天然ウナギを逆転したのが1971年で、世界において養殖ウナギが天然ウナギを上回ったのは1976年であることが判ります。


続きを読む