SSブログ

明石海峡の昼網が食べれるお店 大 [神戸]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
2017年2月3日から2月10日まで関西に行っていました。その中で懐かしい人と2月8日にJR神戸駅前で飲むことにいたしました。私が入社した時は神戸の事業所でしたが、東京に転勤してから神戸で飲むときは神戸に勤めている人にお店を決めてもらっていましたが、今回飲む人は最近関東から関西に転勤になった人なので私がお店を決めることになりました。そこで早めに来てお店を探すことにいたしました。そこで見つけたのが昼網の魚が食べれるお店でした。昼網とは当日の昼に水揚げされた魚類のことなのです。つまり数時間前には生きた魚が食べれるお店でした。上の写真は数時間前には海を泳いでいた昼網の目板カレイの刺身です。

クリックすると拡大こちらがお店です。キャッチフレーズは次の4つですが、その中でも気に入ったのが当日の昼に水揚げされた魚が食べれる③の「午後網漁師直送」です。水揚げからの時間スケジュールも右のように書かれていました。当日の15時ごろに揚った魚が箱詰めされて送られて、16時ごろにお店に到着するそうです。
 キャッチフレーズ
  ① 漁師直送
  ② 明石海峡の天然地魚
  ③ 午後網漁師直送
  ④ 浜値で!
クリックすると拡大

カラー刷りのメニューがありましたが、それ以外におすすめのお品書きがあり、その真ん中に大きく今日の地場の昼網の魚が書かれている欄に9品の刺身が書かれていました。
  二月八日水曜日
  午後とれの漁師直送!
  明石海峡の地魚
クリックすると拡大

2017年2月8日の明石海峡の昼網は下記の9品でした。その9品の中で注文したのは「かわはぎ併肝造り」「目板かれい造り」「たこぶつ」の3品でした。どれも美味しそうで、迷いましたが明石海峡と言えば明石蛸なので「たこぶつ」を入れました。もっと食べたかったのですが、2人だけだったこともあり、刺身類は3品にいたしました。
  すずき造り     かわはぎ併肝造り   太刀魚造り
  目板かれい造り   ホウボウ造り     たこぶつ
  いわし造り     さわら焼霜造り    黒鯛造り
今回は食べませんでしたが、本日の魚の煮付けも食べてみたかったです。特に瀬戸内海で沢山獲れる「あぶらめ(アイナメ)」の煮付けは昔食べた味を思い出します。
クリックすると拡大

もちろんビールで乾杯です。 珍しく大ジョッキがあったので2人で6杯ほど飲みました。
クリックすると拡大

こちらが「目板かれい造り」です。メイタガレイは新鮮でないと刺身で食べられないので煮付けで食べることが多いけれども新鮮な刺身は美味しい魚であることは神戸に住んでいたころに知ったので期待して注文しましたが、期待以上でした。
盛り付けも工夫されていました。魚型の皿の上に氷が敷かれていてその上に金網が乗っており、金網の上に刺身が並べられていました。魚型の皿の尻尾のところにワサビが置かれていました。なかなか考えた出し方でした。
クリックすると拡大

このメイタガレイの刺身は絶品だったので食感を感じていただきたくて拡大写真を掲載いたしました。この次の時もこの刺身は注文します。
クリックすると拡大

そして、さらに拡大いたしました。
下の刺身の写真は是非ともクリックしてもらいたいです。
クリックすると拡大  界 : 動物界     Animalia
  門 : 脊索動物門   Chordata
 亜門 : 脊椎動物亜門  Vertebrata
  綱 : 条鰭綱     Actinopterygii
  目 : カレイ目    Pleuronectiformes
  科 : カレイ科    Pleuronectidae
  属 : メイタガレイ属 Pleuronichthys
  種 : メイタガレイ  Pleuronichthys cornutus
 英名 : Frog-flounder、Finespotted flounder
 漢字 : 目板鰈、目痛鰈
クリックすると拡大

こちらが「かわはぎ併肝造り」です。まったく肝の臭みはありませんでした。やはりカワハギは美味しいですね。
クリックすると拡大

こちらも拡大写真を掲載いたしました。カワハギの分類も紹介したいと思います。右の写真はWikipediaから転用させていただきました。
クリックすると拡大  界 : 動物界    Animalia
  門 : 脊索動物門  Chordata
 亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
  綱 : 条鰭綱    Actinopterygii
  目 : フグ目    Tetraodontiformes
  科 : カワハギ科  Monacanthidae
  属 : カワハギ属  Stephanolepis
  種 : カワハギ   Stephanolepis cirrhifer
 英名 : Thread-sail filefish
 漢字 : 皮剥 鮍
クリックすると拡大

明石蛸の「たこぶつ」です。こちらのも氷と金網を使った盛り付けでした。
タイトルで昼網と書きましたが、正確には昼網ではありません。昼網は、明石でとれた魚を港のすぐそばの「昼の市」で競りにかけられ鮮魚店の店主が競り落として、海から上がったばかりの魚やタコは生きたまま運ばれ、昼過ぎに店頭に並んだものです。ここは午後に水揚げされたものを漁師から直接仕入れるので、夕時の時間に限れば昼網よりさらに新しいことになります。
クリックすると拡大

こちらも拡大いたしました。マダコの分類も紹介したいと思います。右の写真もWikipediaから転用させていただきました。長く日本を含む東アジアのマダコと大西洋や地中海のマダコ(Octopus vulgaris)は同じと考えられていましたが、2016年に別種であることが認定されました。(2021年5月31日追記)
クリックすると拡大  界 : 動物界    Animalia
  門 : 軟体動物門  Mollusca
  綱 : 頭足綱    Cephalopoda
 上目 : 八腕形上目  Octopodiformes
  目 : タコ目(八腕目) Octopoda
 亜目 : マダコ亜目  Incirrina
  科 : マダコ科   Octopodidae
 亜科 : マダコ亜科  Octopodinae
  属 : マダコ属   Octopus
 亜属 : マダコ亜属  Octopus
  種 : マダコ    Octopus vulgaris
           Octopus sinensis
 英名 : Common octopus
 漢字 : 真蛸
クリックすると拡大

ここから下はカラー刷りメニューから頼んだものです。こちにはタコの唐揚げです。ししゃもも頼みました。
クリックすると拡大

地魚以外に食べたかったのが、串カツだったのです。10本の盛り合わせです。
クリックすると拡大

皿の左側です。
クリックすると拡大

こちらが右側です。
クリックすると拡大

もちろんウスターソースでいただきました。二度付け禁止の大阪の串カツを思い出しました。
クリックすると拡大

チヂミを頼むと、こんなに分厚いチヂミが出てきました。タコがたっぷり入っていて美味しかったです。次回も注文したくなる料理でした。
クリックすると拡大

こちらも拡大写真を掲載したくなりました。
クリックすると拡大

お店を紹介します。中央付近の臙脂色のマーク( )がお店の位置です。
 店名 大 DAI  神戸駅前店
 住所 兵庫県神戸市中央区相生町4-3-1
 電話 078-360-3737
 定休 月曜日 祝日の場合は火曜日
 営業 17:00~24:30
 最寄 神戸駅 ハーバーランド駅 高速神戸駅 大倉山駅
 店舗 神戸駅前店 板宿駅前店 新長田駅前店 新長田駅前総本店  


数時間前まで食べた魚が泳いでいた明石海峡(あかしかいきょう)の場所を紹介します。明石海峡は淡路島と兵庫県明石市の間にある海峡です。最狭部の幅が3.6kmで、その内1.3kmが潮流の主流部です。大潮のときには主流部の流速は13km/hを超えるそうです。その速い海流によって渦が発生し深く沈む窒素やリンなどの栄養源を海面に巻き上げ植物性プランクトン・海藻類が発生し動物性プランクトンが繁殖し、さらにその海流によって砂礫・岩礁やごろ石などの魚たちが集まる環境を作り出し、日本有数の漁場となっているそうです。当海域の単位面積当たりの年間漁獲量は37.8トン/k㎡です。これは日本海の38倍以上、ペルシャ湾の約126倍にもなるそうです。