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双子たまごと三浦大根で、すき焼き [料理]

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クリックすると拡大ゴルフからの帰りに九十九里ファームの直売所コッコに寄って双子卵(ふたごちゃん)やヨーグルトや野菜などを買ってきたことは2017年2月27日に掲載した記事「 双子のたまご」で紹介しました。
せっかく大きな卵が手に入ったのですき焼きをすることにいたしました。いつも卵1個だと足らないことが多いのですが今回の双子卵の大きさならは1個で十分な気がしたからです。九十九里ファームで買っきた野菜の中に三浦大根(みうらだいこん)もあったので、大根おろしも用意いたしました。右は九十九里ファームの直売所コッコのレシートです。三浦大根の値段は税込みで120円で、大きな双子たまご(ふたごちゃん)は10個で260円(消費税込み)でした。買い物をしは2017年2月25日(土)14時41分でした。

三浦大根を切る前の写真を撮り忘れたのですが、こちらの写真で大きさが想像していただけると思います。陶器製のおろし器の直径は16cmです。この大きさで1本が120円だったのです。
三浦大根は、神奈川県の三浦半島特産のダイコンの品種で、かつては三浦半島の主力品種でしたが1980年頃を境に作付が激減して青首大根に主力の座を譲った大根でもあります。三浦大根は白首大根系の品種で、重さは通常でも2.5~3kgあり、大きいものでは5kg〜8kgにもなることから、軽量な青首大根が普及して三浦大根が減った原因は農家の高齢化も無縁ではないと感じました。
首の部分が細くて尻に向って太くなる「中ぶくら」で収穫時に抜き難くいことも高齢化が進む農家から敬遠される原因となったようです。変わるきっかけになったのは1979年の台風20号によっる甚大な被害だったようです。でも房総半島で三浦大根が作られているのはうれしいことです。
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肉以外に用意した具が、糸こんにゃく(白滝)、白ネギ、しめじ、春菊です。今回、「白滝」と「糸こんにゃく」を調べてみました。関東の呼名が白滝で、関西の呼名が糸こんにゃくと思っていましたが、実は元々は製法の違いでした。
しらたきは、固まり切っていないゼリー状のものを、円筒の細い穴からところてんのように押し出したものを湯で固めます。糸こんにゃくは、固まった板こんにゃくを細く切って糸状にしたものなのでものだそうです。しらたきも糸こんにゃくも、江戸時代に誕生したものだが、しらたきは主に関東で作られ、糸こんにゃくは主に関西で作られたそうです。ただし現在の製法は同じためどちらを使っても正解のようです。
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いつも通り、砂糖と醤油だけで味付けいたしました。不思議と水分は具から出てきます。
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先ずは卵でいただきました。せっかく双子の卵なので、最初は一つの黄身だけで食べて、もう少ししてからもう一つの黄身でいただきました。すき焼きは黄身が1つの場合でも白身と黄身は混ぜないで食べます。
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すき焼きの上に今の時期となると、やっぱり熱燗になりました。
クリックすると拡大クリックすると拡大本ぐい飲みのは清水焼の秀峰窯で焼かれた秀峰作の器です。このぐい飲みを手に入れたのは37年前の1980年なので年齢から判断すると、現在の武内秀峰(真司 三代秀峰)のお父さんの武内秀峰(敬吉郎 二代秀峰)の作品だと推測されます。
雅号の秀峰の経歴は次の通りです。
 陶祖 千葉吉蔵  (号は千山 息子の千葉四郎は三男)
 初代 千葉四郎  (後に武内姓を名乗る →武内四郎 雅号を秀峰とする。)
 二代 武内敬吉郎 (1931年生まれ 1971年父・初代秀峰から継承)
 三代 武内真司  (1958年生まれ 1980年時は22歳大学生)
 窯元 京都市東山区今熊野南日吉町95番地
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クリックすると拡大器の淵の飾りは一閑人(いっかんじん)と呼ばれています。一閑人は閑な人(ひまなひと)のことで、閑人(ひまじん)が井戸を覗いている様にも見える事から「井戸覗き」とも呼ばれています。また、この小さな人形が子供の姿であることが多いため、唐の子供を示す「唐子」と呼ぶこともあるそうです。
この一閑人は三代秀峰にも受け継がれているようです。このぐい飲みに使っている器は大阪府豊中市の千里で小高杯(6個 松平泉安作)と大皿を買った時にお店の方から頂いたもです。長年愛用しており、酒器の中で一番気に入っています。本ぐい飲みを手に入れた1980年の翌年の1981年に、二代秀峰は通商産業大臣により伝統工芸士の認定を受けています。
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後半はさっぱりとした大根おろしでいただきました。三浦大根の辛みは結構ありました。
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すき焼きの後のデザートは紅茶と谷津ロールにいたしました。すでに前記事で紹介した通り谷津ロールはパティシエ ヨコヤマのロールケーキです。
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谷津ロールを拡大いたしました。
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