SSブログ

爆弾テロの現場を通過したことがありました。 サンクトペテルブルグ地下鉄 [ロシア]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

2017年4月3日の14時40分(現地時間)にロシアのサンクトペテルブルグの地下鉄で爆弾テロがあり14人の方が亡くなりました。けが人の方も64人だそうです。実は数年前にロシアのペテルブルグに行ったことがありに、地下鉄2号線に乗ったことがあったので、そのニュースを聞いて驚きました。ただしニュースでは地下鉄の駅名までは報道されていなかったので、気になって調べてみたところ地下鉄2号線のTekhnologicheskiy Institut駅とSennaya Ploshchad駅の間で釘爆弾が爆発したそうです。実は私も2号線のTekhnologicheskiy Institut駅の近くのホテル(Original Sokos Hotel Olympia Garden)に泊まったことからTekhnologicheskiy Institut駅で乗り降りしたのでした。上の写真はTekhnologicheskiy Institut駅のホームに降りるためのエスカレーターです。地下鉄は核シェルターを兼ねていたことから深さが約100mあるのです。

私はネフスキー大通りに行くためにTekhnologicheskiy Institut駅から地下鉄2号線(M2 ━━)に乗ってNevskiy Prospekt駅で降りました。帰りは逆にNevskiy Prospekt駅から乗ってTekhnologicheskiy Institut駅で降りました。
爆弾はTekhnologicheskiy Institut駅Sennaya Ploshchad駅の間で爆発いたしました。
路線図の中のマークが爆弾テロのあった場所です。
地下鉄2号線の駅
英語駅名
ロシア語駅名
日本語駅名
ParnasПарнасパルナス駅
Prospekt ProsvsscheniyaПроспект Просвещения啓蒙大通駅
OzerkiОзеркиオジョルキ駅
UdelnayaУдельнаяウジェリナヤ駅
PionerskayaПионерскаяピオネール駅
Chornaya RechkaЧёрная речка黒川駅
PetrogradskayaПетроградскаяペトログラード駅
GorkovskayaГорьковскаяゴーリキー駅
Nevskiy ProspektНевский проспектネフスキー大通り駅
Sennaya PloshchadСенная площадь干草広場駅
Tekhnologicheskiy InstitutТехнологический институт工科大学駅
FrunzenskayaФрунзенскаяフルンゼ駅
Moskovskiye VorotaМосковские воротаモスクワ門駅
ElektrosilaЭлектросилаエレクトロシラ駅
Park PobedyПарк Победы勝利公園駅
MoskovskayaМосковскаяモスクワ駅
ZvyozdnayaЗвёздная星駅
KupchinoКупчиноクプチノ駅
クリックすると拡大

ロシア語のWikipedia(Википедия)の地図も私と同じ位置にマークが入っていました。ロシア語のWikipedia→ポチッ
 ロシア語タイトル Теракт в Петербургском метрополитене (2017)
クリックすると拡大

テロ事件のネットの写真も掲載させていただきます。
クリックすると拡大クリックすると拡大
クリックすると拡大

Tekhnologicheskiy Institut駅のホームに下りてエスカレーターを撮った写真です。地下100mから沢山のケガ人の方を救出するのは大変な作業だったと想像されます。
クリックすると拡大

こちらはTekhnologicheskiy Institut駅のホームです。釘爆弾が使われたとのことなので、まさに地獄のようだったと思います。亡くられた方のご冥福と、ケガをされた方の早い回復を祈っております。
クリックすると拡大

Google地図に地下鉄2号線と駅と爆弾テロの位置をプロットいたしました。ただし爆弾テロの位置はTekhnologicheskiy Institut駅とSennaya Ploshchad駅の間と報道されているだけなので正確ではありません。緑色のベッドのマークが泊まったホテル(Original Sokos Hotel Olympia Garden)です。
 ━━━ 地下鉄2号線(M2)全区間  ━━━ 私が乗った区間


左上が泊まったホテルの前の景色で右上が泊まった部屋の写真です。夕食も紹介します。翌日、エストニアとの国境近くの小さな村に車で行きました。その時の車窓はこちらです。→ ポチッ
クリックすると拡大クリックすると拡大
クリックすると拡大クリックすると拡大


2014年11月13日掲載 タイトル:サンクトペテルブルグの地下鉄
 オリジナル記事 → ポチッ

ベルリン(ドイツ)からサンクトペテルブルグ(ロシア)のホテルに6月29日の17時50分に着きました。この時期は白夜の季節のため遅くまで明るいので有名なネフスキー大通りに行ってみることにしました。地下鉄が便利なのでホテルの人に地図で説明してもらい、さっそく地下鉄に乗りました。ホテルの場所に近いTekhnologicheskiy Institut駅からNevskiy Prospekt駅まで2駅乗りました。驚かされたことがいくつかありました。もっとも驚かされたのがエスカレーターの長さです。東京で数十mの深さのエスカレーターは何度も乗り少々の深さのエスカレーターには驚かない自信ががありましたが、乗った瞬間、尋常ではない長さを感じました。東京のエスカレーターより遥かに深いことを直感しました。日本に帰ってインターネットで調べるとやはりサンクトペテルブルグの地下鉄は世界一深いと書かれていました。100mの深さの駅もあるそうです。この駅の深さは判りませんが地上から一気にホームまでエスカレーターで降りるのです。上の写真はTekhnologicheskiy Institut駅のエスカレーターです。

Tekhnologicheskiy Institut駅の入口です。次に驚かされたのが地下鉄の駅は建物の中にあることでした。それも地下鉄専用の建物なのです。


地下鉄の入口で、さらに驚かされたのが、扉がついていることなのです。沢山の人が出入するのにすべて扉がついていました。このような入口が建物に沢山ありました。


Tekhnologicheskiy Institut駅のホームです。両側の柱の奥に上り線と下り線がありました。どちらに乗ったらいいか迷っていると親切に女性の人が声をかけてくれて地図を見せて行きたいところを言うと乗る側のホームを教えてくれました。サンクトペテルブルグの市民の人の親切さに驚かされました。感謝です。反対に乗ってしまうと大変です。


Nevskiy Prospekt駅のホームです。大きさに驚きです。こちらの駅でも両側に柱があり、それぞれの柱の奥に上り線と下り線がありました。


地上に出ました。これがNevskiy Prospekt駅です。地下鉄専用の建物の大きさにまたまた驚かされました。沢山の人が条項するためドアの数も半端ではありませんでした。この写真はクリックすると拡大します。


切符の買い方を紹介いたします。距離は関係なく均一料金なので迷うことはありません。人数だけ手で示せば、何とか買えます。ここでも驚かされました。それは渡された切符でした。


これが、驚かされた切符です。切符は紙だと思い込んでいたので、お釣のコインと思ってしまいました。切符を受け取っていないと言うと、このコインを指差されて切符であることが判りました。クリックすると拡大した切符が見れます。


改札機にコインを入れると入れます。ただしほとんどの人がICカードで入っていました。旧式の改札機のように見えましたが最新のノータッチのIC式であることに、またまた驚かされました。


最後にもう一度世界一長くて深いサンクトペテルブルグの地下鉄のエスカレーターのすごさを実感してください。このエスカレーターはNevskiy Prospekt駅のエスカレーターです。地質の関係で深くなったとそうですが、核戦争を想定したシェルターの役割があったからこそ経済性を度外視して深い地下鉄を50年以上前に作ったと直感的に感じました。だから入口はすべて、頑丈な建物の中にある上に一人が通れる幅のドアがすべてついているのだとも感じました。サンクトペテルブルグの地下鉄が開通したのは1955年で、今回乗った2号線は1961年に開通したそうです。沢山驚かされた上に趣のあるすばらしい地下鉄でした。是非ともサンクトペテルブルクに来る機会があれば、乗って深さを体験してほしいと思いました。