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久々に奈良の鹿を見てきました。 [奈良]

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久々に奈良に行って鹿に会ってきました。可愛い鹿たちの写真を紹介します。台風21号による2018年9月4日の関空の高潮被害のために、まだ鉄道も開通していない9月14日に行ったので外国の観光客は激減とのことでしたが、それでも鹿が沢山いるところでは観光客の大半を外国人が占めている感じでした。

数は少ないけれども発信機(GPS)のついた首輪をした鹿も歩いていました。調べてみると2017年に雌3頭に取り付けて行動を調べて交通事故防止策の検討に使い始めたそうです。沢山の中の3頭の貴重な鹿さんでした。
現在、ニホンジカ(Cervus nippon)は日本だけでなく、中国、ロシア、台湾、ベトナムなどに生息(絶滅あるいは絶滅が疑われる地域あり)していて、沢山の亜種があります。それらの亜種の学名にはnipponの名前が入っています。日本国内にはエゾシカ、ホンシュウジカ、キュウシュウジカ、マゲシカ、ヤクシカ、ケラマジカ、ツシマジカの7つの地域亜種があり、奈良のシカはホンシュウジカになります。英名(Sika deer / Sika)には日本での呼び方のシカ(Sika)の名前が入っています。
  界 動物界     Animalia
  門 脊索動物門   Chordata
 亜門 脊椎動物亜門  Vertebrata
  綱 哺乳綱     Mammalia
  目 偶蹄目/鯨偶蹄目 Artiodactyla/Cetartiodactyla
  科 シカ科     Cervidae
  属 シカ属     Cervus
  種 ニホンジカ   Cervus nippon (英名:Sika deer / Sika)
 亜種 ホンシュウジカ Cervus nippon centralis
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鹿せんべい(150円)を買う人は多かったです。買うと沢山の鹿が寄ってきていました。日本に住むニホンジカは体温保持の観点から北の方ほど体が大きいと言われています。特に南西の島(馬毛島、屋久島、慶良間諸島など)は小さく、エゾジカの140kgに対して、マゲジカとヤクシカが40kgで、ケラマジカは30kgだそうです。日本に生息しているニホンジカの7種の亜種のリストです。体重は個体差があるので、記載している体重の数値は単なる参考です。
 エゾシカ(蝦夷鹿)     Cervus nippon yesoensis  140kg
 ホンシュウジカ(本州鹿)  Cervus nippon centralis    80kg 奈良の鹿
 キュウシュウジカ(九州鹿) Cervus nippon nippon    70kg
 マゲシカ(馬毛鹿)     Cervus nippon mageshimae 40kg
 ヤクシカ(屋久鹿)     Cervus nippon yakushimae  40kg
 ケラマジカ(慶良間鹿)   Cervus nippon keramae   30kg
 ツシマジカ(対馬鹿)    Cervus nippon pulchellus   40kg
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全ての鹿が鹿煎餅をもらいに集まってくるのかと思いきや、のんびりと休んでいる鹿も多かったです。町の中に住んでいますが野生のシカです。
古く(1551年)は行き過ぎた保護で10歳の女の子でも鹿を死なせてしまうと死刑(家族は追放)になるほどの奈良と鹿は長い歴史の関りがあり、1957年9月からは国の天然記念物にもなっているそうです。
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2015年~2018年の奈良公園域内のシカの生息数は次の通りです。2018年は奈良の鹿愛護会の人達が7月15日・16日の2日間かけて調査した数です。
        2015年   2016年   2017年   2018年
   子鹿   199頭   229頭   234頭   238頭
   メス   788頭   715頭   731頭   767頭
   オス   204頭   236頭   261頭   355頭
   総数  1,191頭  1,180頭  1,226頭  1,360頭


興福寺の東金堂と五重塔の前にも鹿が集まっていました。今回紹介の鹿の写真は全て興福寺周辺で撮ったものです。沢山の鹿たちがいるのに地面はきれいで、歩いていて鹿の糞を踏むことはありませんでした。偶然ですが、2018年10月3日にYahooニュースに「奈良公園が美しいのは糞虫のおかげ?」というタイトルの記事が書かれていました。奈良公園では鹿たちが毎日1トンの糞していますが、それをきれいにしているのが糞虫だそうです。国内には約160種の糞虫(食糞性コガネムシ)がいますが、奈良公園には同地域で最も多い約60種が確認されていて「糞虫の聖地」と呼ばれているそうです。その糞虫を紹介する「ならまち糞虫館」が2018年7月8日にオープンしたそうです。ユニークな昆虫として有名なフンコロガシは糞虫の中の一派ですが奈良公園には転がすタイプ(フンコロガシ)の糞虫はいないそうです。さらに驚いたことに日本ではコガネムシの種類のうち3分の1は糞虫(食糞性コガネムシ 約160種)だそうです。
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 住所 奈良市南城戸町28-13 Google地図
 開館 13:00~18:00
 定休 月曜~金曜 (土日のみ開館)
 料金 大人:300円 子供:100円
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左の女性が友達と思われる女性と鹿の写真を撮っているところです。この写真は上の写真の一部を切り取ったものです。
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鹿煎餅の販売所の周辺には沢山の鹿が集まっており、外国人の観光客の笑顔で溢れていましクリックすると拡大た。
346年前となる江戸初期の寛文年間に危険防止のために始まった、勢子たちが荒々しいシカをつかまえ、神官によって角を切る古式に乗っ取った鹿の角きりは2018年10月6日~8日に春日大社の鹿苑・角きり場で行われるそうです。
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きっと海外のSNSでも奈良の鹿の写真が溢れているのだと思います。
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これは駅前の観光案内所でもらったウォーキングマップです。左右の上の両端が破れているんが分かってもらえると思います。二つ折りにしたウォーキングマップを見ている時に、鹿が近づいてきて食べてしまったのです。一瞬の出来事でした。でも、いい記念のウォーキングマップになりました。クリックすると読める大きさに拡大いたします。
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マスコットキャラクターは「しかまろくん」です。注意書きには「鹿せんべいは、鹿たちにとって安全なおやつです。お菓子や野菜や紙などを食べるとお腹をこわします。」と書かれていました。紙を食べるとお腹を壊すことがあるようなので、紙は食べさせないようにしましょう。
それから、鹿煎餅を見せて、あげるのをじらすと鹿が怒ることもあるようなので、食べに来たらじらさないであげるようにしてほしいと思います。知らない人は多いようで、意図的ではないけれども、結果的に鹿煎餅をあげるのをじらしている形になっている光景は、結構見かけましたが、じらされても怒ったりして危険なことをする鹿は見かけませんでした。基本的にはみんなおとなしいいい子のようです。
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タグ:鹿 奈良
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