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実家に9人が集まった2019年の元旦の夕食は「てっちり」 [新年]

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すでに紹介の通りに今年の正月は家族全員が宝塚の実家に集まって大晦日と正月を過ごしました。そんな中で大晦日の夕食(しゃぶしゃぶ)と元旦の御節料理を紹介いたしましたので、遅くなりましたが、元旦の夕食を紹介いたします。9月10日に生まれた0歳児も含めた9名の夕食でした。
右の写真が元旦の夕食の記念写真です。選んだ料理は恒例の「ふぐ」です。恒例と言っても、大晦日の場合が多いので、大晦日or元旦の恒例が正確な表現です。
1年前は大晦日がふぐで元旦がステーキでした。今年は大晦日がしゃぶしゃぶで元旦がふぐなのです。

昔は魚屋で生簀に泳いでいる一番大きな1匹4万円以上の天然のふぐを頼んでいましたが、今は魚屋さんが無くなったのでスーパーで買います。スーパーと言っても関西の年末のスーパーにはさばく前のふぐが沢山並ぶのです。大型のふぐ2匹と中型のふぐ1匹を買いました。中型のフグの身の部分は「てっさ」にしてもらい、大型のふぐ2匹と中型の残りの部分は「てっちり」にしてもらいました。関西のスーパーのほとんどで調理前のふぐが並ぶということはどのお店にも、ふぐ調理師免許を持ったひとが必ずいるということなのです。
 てっちり:ふぐ鍋
 てっさ :ふぐの刺身薄造り
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準備が整いつつあるテーブルです。人数が多いので今回も鍋を2つ用意いたしました。
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3匹のふぐをさばいてもらうと沢山のふぐの皮が入っています。これを鍋に入れてしまうと溶けてなくなってしまうので、湯引きにして食べることにいたしました。フグをお店に食べに行くと前菜でよく出されるものです。写真は沸騰したお湯で茹でた後に、冷たい水にさらしたフグの皮です。これを包丁で細く切って、小鉢に盛っておろしモミジを飾ってポン酢しょうゆをかけると完成です。ところが沢山のフグの皮を細く切るのは大変でした。なかなか切れないのです。
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抜かったことに苦労して作ったフグの皮の湯引きの単独の写真を撮り忘れてしまったのです。この写真は偶々写っていた写真から切り取った写真です。
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この写真の右下の部分から切り取りました。
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クリックすると拡大料理の全体が判らないと思うので冒頭の写真からフグの皮の湯引きの部分を切り取りました。箸のある方はテッサでその手前の器がフグの皮の湯引きです。
上の写真とは器が違います。この器は5個しかなかったのです。


大晦日のしゃぶしゃぶ用と今回のちっちり用とてっさ用に馬路村のぽん酢しょうゆを年末に買っていました。ところが元旦の夕食を用意している時に確認すると馬路村のぽん酢しょうゆは4分の1しか残っていなかったので、実家の近くのスーパーは全て1月2日から営業なので、1月1日は買いに行けなかったのです。常備の味ぽんも少ししかなく、とても足りません。幸いにもお雑煮などに入れる柚子皮のために柚子が1個とレモンが1個があったので、以前に紹介した生柚子果汁のポン酢しょうゆを作ることにいたしました。柚子が1個とレモンが1個しかないので以前に紹介した時の半分の量で作りました。やはり美味しかったです。使っていく順番は①生柚子果汁のポン酢しょうゆ→②馬路村のぽん酢しょうゆ→③味ぽんでした。材料は次のとおりです。
  だし        100ml
  うす口醤油     100ml
  砂糖        大さじ1/2
  米酢        大さじ1/2
  柚子のしぼり生果汁 50ml (柚子1個+レモン半個)
  柚子の皮      適宜
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こちらが中型のふぐ1匹から作ってもらったテッサです。フグの刺身の薄造りです。もう少し多くしようとも思いましたが、大晦日に作ってもらって翌日になるので、この量にしてもらいました。
テッサの語源はフグのことを、鉄砲と呼んだことから来ています。ふぐを鉄砲と呼んだのは、食べるとあたり,あたれば死ぬことが多いというしゃれから来ているそうです。つまり鉄砲のことを略して鉄(テツ)と呼んだことから、「鉄の刺身」と「鉄のちり鍋」が、「テツサシ」と「テツチリ」となり、現在の「テッサ」や「テッチリ」の呼び方になったようです。
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フグは身の硬い魚なので、翌日でも十分に美味しかったです。次からはもう少し増やすことも考えます。子供たちはテッサが特に好きなのです。
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てっちり用に野菜として用意したのは舞茸と白しめじの2種類のキノコと春菊でした。
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クリックすると拡大鍋も沸騰してきて、さっそく食べ始めました。やっぱり最初に箸が向かうのはテッサでした。来年は北海道の蟹を元旦の正月にしてフグを大晦日にすれば全て解決出来そうです。北海道で長男家族がタラバ蟹の4肩を実家に送るために12月29日にお店に行くと12月31日に届けられないので断念したのです。いつもだったら2日で届くのですが年末だったからだと思います。1月1日の当日に冷凍の沢山の蟹が届いても解凍出来ないことは判っていたのです。
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いよいよ「てっちり」です。話が盛り上がったためか、これ以降の写真はほとんど撮っていなかったのです。
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クリックすると拡大やっぱり「てっちり」は最高でした。もちろん〆にオジヤをしました。濃厚なフグの出汁のオジヤ(雑炊)は最高でした。写真は撮り忘れてしまいました。そこで雰囲気を感じていただくために、右に1年前の雑炊の写真を掲載しました。
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クリックすると拡大〆のあとは、朝と同じ苺のデザートでした。この苺は福岡八女農業協同組合の「あまおう」で2016年に内閣総理大臣賞を受賞したようです。12月31日に買ってきて元旦の朝の時も好評でした。
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タグ:ふぐ 正月
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