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キンランの公園 [植物]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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我家では運動を兼ねて遠いスーパーに歩いて買物に行っていました。ところが新型コロナウイルス感染拡大によってそれが難しくなったのです。スーパーに行く回数をを減らすと荷物が重くなるので長い距離を歩くのは負担になる上に、A~Fのスーパーはディスカウントスーパーであったり人気のスーパーのために人が混み合っているのです。特にディスカウントスーパーは天井が低くて混み合っているので感染確率はかなり高いと感じて行くのを取りやめました。幸いにも近所のスーパーは天井も高くスペースもゆったりしているので、90%くらいは近所のスーパーで買い物するようになりました。それも買い物回数をお減らしています。もちろん歩いて買物に行くのですが、距離も短く回数も減ってしまったので運動不足なのです。それで頻繁に離れた場所まで歩いて行って持って行ったお弁当を食べることを始めました。2020年5月2日は一般には知られていない自然豊かな公園に、おにぎりと味噌汁と果物と菓子を持って出かけました。以前にも紹介したように、私の近所にある雑木林には今が季節のキンラン(金蘭)が咲いているので、この日行く公園も環境が似ているためキンランが咲いていると確信して出発しました。上の写真は公園で見つけたキンランではなく、公園に入る前の道に咲いていたキンランです。右の写真は2020年5月3日に行った森に咲いていたキンランです。
クリックすると拡大  スーパー    往復距離
 Aスーパー   5.90km
 Bスーパー   5.58km
 Cスーパー   7.34km
 Dスーパー   8.20Km
 Eスーパー   9.07km
 Fスーパー   11.99km
 近所のスーパー 1.76km

目的の公園に到着しました。日影が多いことや自然が残っているのでキンランなどの野草が期待できる公園でした。公園の広さは10万㎡(3万坪)以上もあるので、人と数十m以内に近づくことは皆無でした。
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到着は12時12分だったのですぐに昼食にいたしました。2人でおにぎり4個です。海苔8枚は別の入れ物で持ってきて食べる寸前に2枚で挟んで食べました。クリックすると拡大味噌汁もいただきました。そのためにネットで右の写真のステンレスボトル(象印SJ-TG10-AA 1.0L)を買いました。元々は屋外でカップ麺を食べるために4月22日に注文して翌日に届いて今までに何度か使いましたが、即席味噌汁を屋外で飲むのに使ったのは初めての試みでした。これは家内のアイデアで、熱々の味噌汁に感心いたしました。
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クリックすると拡大こちらがおにぎりの写真です。海苔はは小川園が販売している右の写真の有明海産です。これが我家のお気に入りの海苔なのです。実はこの時はおにぎりの写真を撮っていなかったので、3日後の5月5日に別の公園に行った時に撮った写真を転用させていただきました。その公園も面白い公園なので、近いうちに紹介したいと思っています。
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昼食を食べた場所の近くに猫ちゃんがいました。うとうとしたりあくびをしていて、特に我々には関心が無いようでしたが、こちらを向いた時に写真を撮りました。我々が食事する前から座っていて、食事が終わる少し前に左方向に歩いて行きました。
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猫ちゃんを拡大いたしました。3枚の写真を順番に表示しています。猫ちゃんの基本的姿勢は正面の地面を見ている姿です。
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食事をした周囲はキンランが期待できる雰囲気でした。昼食を食べ終わったあとに公園の中を散策して見ることにいたしました。
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歩き始めてすぐにキンランが見つかりました。やはりキンランが咲いていました。それもキンランを保護するように小枝が地面に刺していました。注目をしていることを示すことで踏みつけ防止や、乱獲・盗掘を防止を行っているのだと思います。
多くのラン科植物の共生している菌根菌はリゾクトニアなどの、落ち葉や倒木などを栄養源にして独立生活している腐生菌ですが、キンランが依存している菌は腐生菌ではなく、樹木の根に外菌根を形成する樹木共生菌です。そのような外菌根の菌は炭素源を共生相手の樹木から供給されているため、その生存には特定種の樹木が必要不可欠で、その菌から栄養分を吸収しているキンランは、樹木の作った栄養を、菌を通じて間接的に摂取しながら生きているために、蘭のなかでも、きわめて人工栽培が難しい植物であることから、キンランを見つけても採取せずに自生している場所で鑑賞してほしいのです。
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さらに進むと驚くほどの数のキンランの花が咲いている場所に出ました。以前に紹介した記事「キンランの森」のようです。密集度はそれ以上の数でした。本記事内で掲載している広い範囲にキンランが咲いた写真は全て特別に大きく拡大するように設定いたしました。特別に大きく拡大(面積で16倍に拡大)する写真は全部で7枚あります。これが①枚目です。
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沢山の花をつけているキンランも多かったです。
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花を拡大いたしました。
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別の角度のキンランの集団の写真です。特別に拡大する②枚目の写真です。
皆さんに公園の場所を知ってもらい是非とも見ていただきたいけれでも、広く知られてしまうと盗掘のリスクも高くなることから、公園の名前を書くことが出来ないのです。関東の某所とだけお伝えします。キンランは上で書かせていただいているような生活をしていることから、掘って来て植えても最初だけ元気ですが、数年の内には衰退してしまうので、元々生えている場所で鑑賞していただけるようにお願いいたします。
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さらに進むと別の場所に沢山のキンランが咲いている場所がありました。特別に拡大する③枚目の写真です。
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光があたっている場所のキンランはしっかりと花が開いていました。特別に拡大する④枚目の写真です。キンランは元々、日本では、ありふれた和ランの一種でしたが、1990年代ころから急激に数を減らし、1997年に環境省レッドリストの絶滅危惧II類(VU)に指定されました。北海道を除く日本各地に生育しています。日本以外では中国と朝鮮半島でも見られるそうです。
  門 : 被子植物門  Magnoliophyta
  綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida
  目 : ラン目    Orchidales
  科 : ラン科    Orchidaceae
  属 : キンラン属  Cephalanthera
  種 : キンラン   Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume
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まだ花は咲いていませんが、キンランだけでなくヤマヤリも生えていました。特別に拡大する⑤枚目の写真です。
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広い範囲に沢山のキンランが咲いているのが分かってもらえると思います。特別に拡大する⑥枚目の写真です。
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キンランの群生の中にジュウニヒトエ(十二単 シソ科)と思われる花も咲いていました。この写真は上の写真から切り取ったものです。右の花は4月30日に別の森で撮ったジュウニヒトエか近い種類の写真です。
クリックすると拡大  界 植物界      Plantae
    被子植物     Angiosperms
    真正双子葉類   Eudicots
    コア真正双子葉類 Core eudicots
    キク類      Asterids
    真正キク類丹 I   Euasterids I
  目 シソ目      Lamiales
  科 シソ科      Lamiaceae
 亜科 キランソウ亜科  Ajugoideae
  属 キランソウ属   Ajuga
  種 ジュウニヒトエ  Ajuga nipponensis
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鳴子百合(ナルコユリ)あるいは鳴子百合に近いユリの種類も沢山生えていました。これから白い可憐な花が咲くはずです。特別に拡大する⑦枚目の写真です。今までにキンランとギンランに関して書いた記事は次の通りです。着色タイトルをクリックすると記事を表示します。右の数値は今回の「キンランの公園」を掲載した時点の各記事の累計アクセス数です。クリックすると拡大
 ぎんらん(銀蘭)を見つけることが出来ました。  6,094
 キンランの森                3,545
 キンランの花が沢山咲きました。       14,418
 キンランの公園                  0
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クリックすると拡大いろんな場所にヤマユリ(山百合)が生えていました。これから花が咲く時期になるのでもう少しすると見事な景観を見ることが出来ると思います。保護用の小枝が地面に刺されていました。右のヤマユリの花は2017年7月12日に別の場所で撮った写真です。
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こちらにも保護用の小枝が刺されていました。まだ花が咲いていないので名前は特定できませんがキンランと同じラン科の植物です。濃い緑の厚手の大きな葉なので、候補としてはオオバノトンボソウ(7~8月)、トンボソウ(6〜7月)、ダイサギサウ(9月頃)、アオチドリ(5〜6月)、ツレサギソウ(6月頃)、オオヤマサギソウ(夏)などと考えて、これらのランの花が咲くころにまた行ってみたいと思います。
この日の公園ウオーキング関係で歩いた歩数は12434歩でした。その前日の5月1日は16398歩(城跡)で、4月30日は20308歩(別の公園2ケ所)となりました。
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公園などへのウオーキングのきっかけとなったのは新型コロナですが、その新型コロナの記事の冒頭に掲載している患者数(感染している人数)の推移のグラフです。クリックすると拡大グラフの中の日々回復者(・・・・)より新規感染者(・・・・)が下回るようになれば患者数は減り始めます。現在は日々回復者と新規感染者は同レベルで推移しているように見えることから今が正念場のようです。
ニュースを見る限りコールデンウイーク中は外出の自粛はかなり行われたようなので、これから1週間は新規感染者はさらに下がると予想されます。一方で5月7日(一部は5月11日)から仕事が始まるところも多いことから、もし連休明けから緩みが出れば5月19日ごろから新たな感染確認者の数値が上がるので注目したいと思います。
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