錦川清流線 清流新岩国 → 根笠 秘境駅:清流みはらし駅 [錦川清流線]
2021年3月の墓参りは2013年3月から25回目となります。その墓参りで初めて錦川清流線に乗ったことを記事「清流新岩国駅 錦川清流線」で紹介いたしました。本記事では右の乗車列車のタイムスケジューの中の清流新岩国駅から根笠駅までの錦川清流線を紹介したいと思います。上の写真は南桑駅と根笠駅の間にある秘境駅「清流みはらし駅」です。青色ライン(━━)が乗車区間です。
それでは清流新岩国駅を出発してから根笠駅に到着するまでを、⓪清流新岩国 → ①守内かさ神駅 → ②南河内 → ③行波 → ④北河内 → ⑤椋野 → ⑥南桑 → ⑦清流みはらし駅 → ⑧根笠の順番に紹介したいと思います。
⓪清流新岩国(せいりゅうしんいわくに)駅
既に紹介した清流新岩国駅です。写真をクリックすると掲載した清流新岩国駅の記事を表示します。
こちらもすでに清流新岩国駅の記事で掲載した動画ですが、清流新岩国駅から根笠駅までの記事なので、あらためて清流新岩国駅を出発して最初のトンネルを通過して少し先まで撮った動画を掲載します。
トンネルを出た後の先頭から撮った進行方向の景色です。
①守内かさ神(しゅうちかさがみ)駅
清流西岩国駅を出発して最初の駅の守内かさ神駅(しゅうちかさがみえき)が見えてきました。
守内かさ神駅と書かれた木製の駅名標がありました。
これが先頭の展望エリアです。
展望エリアがあると広い範囲の景色が撮れます。61年前に出来た路線ですが、高架か盛り土の上を走らすことで、少なくとも私が乘った範囲では踏切はありませんでした。清流沿いの路線もよく整備されていました。線路の左側の大きな建物は岩国市立岩国西中学校です。その先に次の南河内駅がありますが建物の影にあることからまだ見えません。
②南河内(みなみごうち)駅
清流新岩国駅から2番目の駅に近づきました。
駅の名前は南河内(みなみごうち)駅でした。
③行波(ゆかば)駅
3番目の駅の行波駅(ゆかばえき)の写真は撮り忘れましたので、駅に停車中の車内からの外の景色を紹介します。国指定の重要無形民俗文化財の岩国行波の神舞が有名なようです。撮り鉄の方2名が我々の車両を撮られていました。
行波駅の周辺の広範囲の写真を紹介します。見えている川が錦川です。
岩国行波の神舞は7年に一度4月に行われる式年の神楽で、毎年10月中旬にも行波の荒玉社の例祭においても神楽が奉納されるそうです。奉納される演目は下記の12座だそうです。右の写真はオマツリジャパンから転用させていただきました。
六色幸文祭 諸神勧請 注連灑水 日本紀
荘厳 荒霊豊鎮 真榊対応内外 天津岩座
弓箭将軍 三宝鬼人 五龍地鎮 愛宕八幡
渓流沿いエリアにはまだ入っていませんが山沿いを走ることが多くなってきました。
驚くほど沢山のトンネルがありました。
トンネルを出るところです。
この時は私以外にもう一人先頭で写真を撮る方がおられました。これもトンネルに入る瞬間の写真です。私は根笠駅で下り車両を降りて、次の上りで川西駅に向かいましたが、その列車に同じ方が乘られていました。終点で錦町での滞在時間は16分しかないので、完全に鐡道に乘ることを目的とした乗り鉄の方だと思います。同じような方がもう一人おられました。私もこの時はどちらかと言えば乗り鉄だったのかなと思います。つまり少なくとも3人の乗り鉄の人が乗っていたわけです。
④北河内(きたごうち)駅
写真には写っていませんが右側の山沿いに錦川が流れています。徐々に左右の山が近づいてきます。カーブ先に4番目の北河内駅が見えます。北河内駅で有名なのは徒歩5分の場所に右の小さな写真の二輪草群生地が自生していることです。場所は北河内駅の手前のトンネルを出てすぐ左の場所なので、この写真の左側になります。しゃくなげ群生地も駅から徒歩30分の場所にあるそうです。右の写真はネットから転用させていただいた二輪草群生地の写真です。
二輪草群生地と北河内駅の位置関係が判る3Dの航空写真を掲載いたします。往路進行方向と書かれているあたりがトンネル出口で上の写真を撮ったところです。この3D航空写真は上方向が南で、下方向が北です。3D航空写真の右上方向(南南西方向)に進むと錦川源流の碑やメダカの学校があります。
4番目の駅の北河内駅は、単線のすれ違い駅です。上り方面(川西/岩国方面)の列車が見えます。青色なので「せせらぎ号」です。我々の方は「きらめき号」と「ひだまり号」の2両編成の列車です。
停車時間は上りも下りも1分です。日本の鉄道の正確なのがここでも実感いたしました。
北河内の駅名標です。もちろん昔の木製の駅名標もありました。
停車中の北河内駅での進行方向の景色です。
こちらも停車中の写真です。進行方向に向かって右側の景色です。
北河内駅を出発してすぐに錦川沿いを走るようになりました。
いよいよ鉄道線の名前にある清流沿いの領域に入ってきました。
ここから線路のトンネル部分以外は右側に錦川の清流が画れています。錦川は錦帯橋が架かる川です。錦帯橋のかなり上流になります。
錦川には左側の山から沢山の小さな川が流れ込んでいねことから小さな鉄橋も沢山渡ります。
両側に沢山の木が生い茂っていますが、右はすぐに錦川が流れています。駅周辺以外には道もありません。
木の切れ目からはきれいな錦川が見えます。上流に向かう道路は線路とは反対側の対岸にあります。道路は国道187号線で、瀬戸内海の岩国から日本海の益田まで伸びています。
進行方の展望エリアから撮った錦川と線路の典型的な構図です。右下に写っているのはサイドミラーです。
左の山からは流れ落ちる滝をいくつか見ることが出来ます。下の写真の滝の名前はGoogleマップの位置から見て清流の滝か錦川みはらしの滝です。2つの滝は似ていますが、ネットで見る限り清流の滝の方に似ています。さらに、まったく別の場所(清流みはらし駅の脇)で右の写真の錦川みはらしの滝の表示板を見つけたので清流の滝で間違いなさそうです。錦川みはらしの滝は見ることは出来ましたが、残念ながら写真は撮れませんでした。撮った看板も滝の文字は入りませんでした。
ここの鉄橋はすこし長かったです。
⑤椋野(むくの)駅
椋野駅(むくのえき)が見えてきました。椋野駅は清流新岩国駅から5番目の駅になります。むくのえきの周辺には沢山の人家がありました。
椋野駅へ停車寸前の写真です。
駅の前には他の錦川沿いの駅と同じように対岸の国道187号線側に渡る橋がありました。
椋野駅を出発して1分30秒後に錦川上流方向を撮った写真です。かじかの滝の前にある白っぽい鉄橋が写っています。
列車から撮った「かじかの滝」の滝です。タイミングよく看板と滝を撮ることが出来ました。
対岸からのSVで見たかじかの滝です。表示板の右に滝があります。
渓流沿いの車窓を楽しんでもらうために動画を紹介します。頭から15秒から始まるように設定いたしました。最後まで行くと差所から表示します。
列車の窓から下流方向を撮った写真です。
トンネルから出る雰囲気も紹介します。
清流沿いの景色が続きました。
⑥南桑(なぐわ)駅
6番目の南桑駅に到着するまでの動画を紹介します。車内放送も聞き取れると思います。
南桑駅が見えてきました。古いビデオカメラの動画からリれ撮ったので解像度はいまいちですが雰囲気は分かっていただけると思います。
これが南桑駅です。こちらも動画~切り取りました。
南桑駅の前にきれいな斜張橋が掛かっていました。橋の名前は南桑橋です。この橋は歩道橋で車は通れません。駅側に家がないので歩道橋で十分なのだと思います。ここはカジカガエル生息地で国指定天然記念物だそうです。
南桑駅の次の駅は、今回折り返しのために下りる予定の根笠駅です。南桑駅と根笠駅の間に普段は降りることが出来ない清流みはらし駅があります。下りることはできませんが、清流みはらし駅の写真を撮るのが錦川清流線に乗った目的の一つです。
徐々に清流みはらし駅に近づいてきました。
トンネルもありました。
⑦清流みはらし(せいりゅうみはらし)駅
カーブを曲がった先に目的の一つの場所清流みはらし駅が見えてきました。
露出の会っている手前が日陰で駅の、駅の辺りは日が当たっていることから駅の部分はの露出過多になっていることから、クリックするとPCで露出調整した写真を表示するように設定いたしました。
上の写真から駅の部分(青緑色の枠の部分)を切り取って拡大いたしました。写真の中の駅の部分は日があたたっていてかなり露出過多なので露出調整もいたしましたが、色合いの不自然さまでは調整できませんでした。
徐々に駅に近づいてきました。キーワード「清流みはらし駅」での画像検索はことらです。→ Yahoo Google So-net
確かに駅名の通り見晴らしのいい場所でした。
住所 山口県岩国市美川町根笠字イモヶ迫
種類 秘境駅 臨時駅
景色 清流 滝 新緑 ほたる 紅葉 渡り鳥 雪景色
観光イベントの特別列車のみ停まる駅で通常の列車は通過するのみです。
ここに来る道はありません。本駅は2019年3月19日に開業記念式典が行われた観光イベント専用の新駅です。本駅への道はなく、まさに秘境駅です。この駅に列車以外で近づくためには山越えで道なき道を歩くしかないと思われました。また、仮に駅の近くまでたどり着いたとても危険なのでホームに上がることは許されていないと思います。
清流みはらし駅を通過しているところの写真です。左の山側には錦川みはらしの滝があります。当初は2018年9月の開業を予定していたが、2019年7月豪雨により不通となった錦川清流線の復旧作業を優先したため建設工事を遅らせて2019年3月下旬完成に延期変更したそうです。
事前に調べて滝があることは知っていたので清流みはらし駅の写真を撮った後に急いでカメラを左側に振りましたが、残念ながら錦川みはらしの滝の写真を撮ることは出来ませんでした。写真のもう少し左側に滝があります。看板の大半は写りましたが滝の文字は欠けました。
残念ながら清流みはらし駅の脇にある錦川みはらしの滝のし写真は撮れなかったのため対岸の道路からのストリートビュー(SV)で錦川みはらしの滝と清流みはらし駅を紹介します。清流みはらし駅にまだ屋根が取り付けられていないころのSVのようです。2021年4月時点の表示を見ると駅の完成(2019年3月)前の2018年5月のSVでした。将来、SVが更新されると画面が変わってしまうので右にハードコピーを残しておきます。クリックすると拡大します。
ここから根笠駅までは錦川の清流沿いを走りました。鄙びた単線の線路ときれいな清流は、なかなかの絶景だったので、何枚か写真を紹介します。
清流側の写真です。
列車の旅を関してもらうためにカメラを少し後ろに引いて撮った写真です。清流と線路と車内を撮った1枚です。
⑧根笠(ねかさ)駅
折り返し駅の根笠駅が遠くに見えてきました。
徐々に根笠駅に近づいてきました。
ホームの端まで到達しました。
ホームに降りて発車前に撮った写真です。
発車した車両を後ろから撮りました。車両はNT3000形気動車です。
2両編成で前からの写真と後ろからの写真は色が違います。Wikipediaに掲載されていた4両を紹介します。3段目の数値は車両番号です。今回の車両は「ひだまり号」と「きらめき号」の連結列車であることがわかりました。写真をクリックすると拡大いたします。4両編成の写真は鉄道会社のホームページから転用させていただきました。
ブルー ピンク グリーン イエロー
せせらぎ号 ひだまり号 こもれび号 きらめき号
3001 3002 3003 3004
根笠駅に下車して列車を見送ったところで一旦報告を終わりたいと思います。下記の動画は降りた車両が錦町に向かってトンネルの中に消えていくところです。
錦川清流線全線のルートでの見どころを紹介します。薄緑色マーク( )は沿線沿いの見どころです。青色ライン(━━)が乘ったところです。新幹線の新岩国駅の最寄駅である清流新岩国駅から下り方面に乘り、根笠駅で降りて周辺を散策した後48分後に来た登り方面の列車に乗って川口駅まで行きました。川口駅の一つ手前の駅が清流新岩国駅です。この時の景色などは後日に紹介したいと思います。とことこトレインは土曜と日曜と祝日のみの3往復運航です。雙津峡は'そうづきょう'と読みます。雙津峡の温泉の施設は銀パレス(宿泊と温泉と食事)と憩の郷(源泉掛け流し温泉と食事のみ)があります。
青色ライン(━━) 23.5km 錦川清流線(川西駅~根笠駅) 乗車区間
紫色ライン(━━) 9.2km 錦川清流線(根笠駅~錦町駅) 未乗車区間
臙脂色ライン(━━) 6.1km とことこトレイン(錦町駅~雙津峡温泉駅)