キンランの森 [植物]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
先日、野生のクマガイソウ(熊谷草)の咲いている山を紹介しましたが、その山には今までに見たことのないほどの数のキンラン(金蘭)が咲いている森だったのです。
目立たない小さなラン(蘭)なので写真で、その数の多さを実感してもらうのは難しいけれども出来る限り紹介したいと思います。この写真のように広い範囲に点々とキンランが咲いていました。写真をクリックしてもらうと拡大するので沢山のキンランの花が確認できると思います。ここだけでなく山全体、森全体にキンランが咲いていました。
残念なことですがキンランも盗掘されている形跡かありました。ただしクマガイソウほどの被害ではない上に目印や柵などの保護が行われ始めたようなので、是非とも、この群生した景観を後世に引き継いでもらいたいと思います。
大きな株が密集して咲いているところもありました。
キンランは人工栽培はきわめて難しい植物です。
多くのラン科植物の共生している菌根菌はリゾクトニアなどの、落ち葉や倒木などを栄養源にして独立生活している腐生菌です。 ところがキンランが依存している菌は腐生菌ではなく、樹木の根に外菌根を形成する樹木共生菌です。そのような外菌根の菌は炭素源を共生相手の樹木から供給されているため、その生存には特定種の樹木が必要不可欠で、その菌から栄養分を吸収しているキンランは、樹木の作った栄養を、菌を通じて間接的に摂取しながら生きているために、蘭のなかでも、きわめて人工栽培が難しい植物であることから、キンランを見つけても採取せずに自生している場所で鑑賞してほしいのです。
さらに大きな株が密集して咲いているところもありました。私の家の近所の雑木林にもキンランが咲きますが、これほど立派なキンランは見たことがありませんでした。
沢山の花を付けたキンランを見つけました。これほどの数の花を付けた株を見たのは初めてでした。それも3株が密集して咲いているのは圧巻でした。周囲が明るくなると、このようにキンランは花を広げます。暗くなると花を窄めて半開き状態になります。
見事に群生したキンランも見つけました。これほどの大きな群生を見たのは初めてでした。キンランはクマガイソウと同じラン科の植物です。元々、日本では、ありふれた和ランの一種でしたが、1990年代ころから急激に数を減らし、1997年に環境省レッドリストの絶滅危惧II類(VU)にしていされました。
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida
目 : ラン目 Orchidales
科 : ラン科 Orchidaceae
属 : キンラン属 Cephalanthera
種 : キンラン Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume
同じ森の中に咲いていた花たちをいくつか紹介いたします。
ラン科のエビネ(海老根)も、このように咲いていました。野生のエビネを見たのは久しぶりでした。エビネは園芸種として沢山栽培されていますが野生のエビネは少なくなっています。そのため環境省のレッドリストの準絶滅危惧(NT)に指定されています。総個体数は全国で約20,000、平均減少率は約60%だそうです。減少の主要因は、園芸用の採集、森林の伐採、土地造成であると推定されています。また多くの都道府県のレッドリストでは絶滅寸前(CR)・絶滅危惧種(EN)・危急種(VU)・準絶滅危惧(NT)の種に指定されています。このことからも、このエビネが非常に貴重であることが判ってもらえると思います。最近は園芸種が広まっていることから相対的に原種エビネの園芸需要が減って盗掘も少なくなっているそうです。減少率60%の定義は10年間で60%減少することです。つまり10年前の40%の数になるほどの減少率なのです。
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida
目 : ラン目 Orchidales
科 : ラン科 Orchidaceae
属 : エビネ属 Calanthe
種 : エビネ Calanthe discolor
こちらもラン科です。すでに紹介したたクマガイソウ(熊谷草)です。ここは貴重な野生植物の咲いている貴重な森でした。
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida
目 : ラン目 Orchidales
科 : ラン科 Orchidaceae
属 : アツモリソウ属 Cypripedium
種 : クマガイソウ Cypripedium japonicum
小さなギンラン(銀蘭)も見つけました。キンランが沢山咲いている割にはギンランは少なかったです。以前にもギンランの記事を書きました。
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida
目 : ラン目 Orchidales
科 : ラン科 Orchidaceae
属 : キンラン属 Cephalanthera
種 : ギンラン Cephalanthera erecta (Thunb.) Blume
マムシグサやウラシマソウも沢山咲いていました。
こちらはマムシグサまたはアオマムシグサです。ここで紹介した以外にイカリソウやヤマユリもありました。その他にも沢山の貴重な野草が生育しているようでした。
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida
目 : サトイモ目 Arales
科 : サトイモ科 Araceae
属 : テンナンショウ属 Arisaema
種 : マムシグサ Arisaema serratum
レッドデータブックカテゴリー
1997年に発表された環境省レッドデータブックで採用されているカテゴリーと定義を枠内に記載します。
キンラン VU
エビネ NT
クマガイソウ VU
EX 絶滅 (Extinct)下記の区分は環境省のレッドブックが参考にしているIUCN(国際自然保護連合 International Union for Conservation of Nature and Natural Resources)の基準(2001,ver.3.1)の減少数と個体数の関係を示したものです。あくまでも参考です。定性的な正確な調査をしている間に絶滅してしまう笑えない話になってはいけないので、確実な情報がある場合や情報が少ない場合などで柔軟に決めているようです。特に情報が少ないものは安全サイドの判断がなされているようです。本IUCNの基準の区分は福島県内の絶滅危惧種のモニタリング報告会調査結果に参考に添付されていたものを引用させていただきました。
日本では既に絶滅したと考えられる種
EW 野生絶滅 (Extinct in the Wild)
飼育・栽培下でのみ存続している種
CR 絶滅危惧IA類 (Critically Endangered)
ごく近い将来に野生での絶滅の危険性が極めて高いもの
EN 絶滅危惧IB類 (Endangered)
IA類ほどではないが、近い将来に野生での絶滅の危険性が高いもの
VU 絶滅危惧II類 (Vulnerable)
絶滅の危険が増大している種
NT 準絶滅危惧 (Near Threatened)
存続基盤が脆弱な種
DD 情報不足 (Data Deficient)
評価するだけの情報が不足している種
LP 絶滅のおそれのある地域個体群 (Threatened Local Population)
地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高いもの
あこがれの野生の熊谷草に出会えました。 [植物]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
今年(2014年)の6月末から7月初にかけて学生時代のサイクリングの友人の長野県の家にワンコを連れて車で遊びに行く予定です。家のワンコはペットホテルが苦手なことから、連れて行く必要があります。今までワンコは車で長距離を乗ったことがないので練習を兼ねて2014年5月3日にあまり人には知られていないけれども散策路のある山まで車で行ってみました。
山道にはいろんな野草が咲いていました。その中に熊谷草(クマガイソウ)が見事な花を咲かしていたのです。これを見るまで、この山に熊谷草が生えていることは知りませんでした。
今や、熊谷草は栽培のための乱獲によって自生を見ることが出来るのは、有名な場所だけになってしまいました。その絶滅に瀕しているクマガイソウに、名もない山で出会えるとは信じられないことでした。それも見事な熊谷草でした。
花を拡大してみました、見事な熊谷草であることが判ってもらえると思います。クマガイソウは環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類(VU)とされています。県レベルではさらに高いレベルで絶滅が危惧されている県もあるそうです。
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida
目 : ラン目 Orchidales
科 : ラン科 Orchidaceae
属 : アツモリソウ属 Cypripedium
種 : クマガイソウ Cypripedium japonicum
花をさらに拡大いたしました。クリックするとさらに拡大します。
クマガイソウの名は、膨らんだ形の唇弁を背中に母衣(ほろ 背面からの流れ矢を防ぐ目的の布)を背負った昔の武士である熊谷直実に見立ててつけられたそうです。
同じように名前が付けられたラン科の植物が、右の写真のアツモリソウ(敦盛草)で、こちらは平敦盛に見立てられています。花色から源氏の白旗(クマガイソウ)、平氏の赤旗(アツモリソウ) に見立て命名されたとの説もあります。右の写真は比較のためにネットから拝借させていただいたアツモリソウです。熊谷草の花は径8cmmほどで、敦盛草の花は径5cmほどだそうです。
すこし角度を変えた写真も紹介いたします。こちらもクリックすると拡大いたします。
正面から見た花です。花の中央の穴の中が少し見えます。
穴の中にピントを合わせてみました。クリックすると拡大するので是非ともクマガイソウの内部を見てもらいたいです。
クマガイソウは無菌播種による増殖技術が確立されていないことから、他のランのように実生増殖した苗を大量供給することはできないこともあり悪質なマニアや業者に乱獲、盗掘され続けています。そのために逆に公開することで盗掘を少しでも減らすようにしているのです。
ここでもわざわざ、熊谷草がの場所が判るように木の枝で囲っているのです。
しかしながら、世間に知られていない自生地は盗掘の危険は高いようです。上の写真と同じように枝で囲われており、少し前までは上と同じような熊谷草が咲いていたと思われますが、今は黄色の丸印の部分に小さな苗が一つ生えているだけでした。熊谷草の痕跡あることから盗掘されてしまった可能性が高いのです。このように保護していたと思われるけれどもなくなってしまったところを沢山見かけました。
斜面に作られた柵は熊谷草をまもっているものだと思われます。目印の細い竹が沢山建てられていることから、その場所に熊谷草が生えているのだと想像されます。
柵の中の写真です。柵の中に沢山の熊谷草が咲いているはずでしたが、熊谷草が密集しているのは一か所だけでした。他の目印の下には大きな熊谷草は生えていませんでした。ほんと残念です。本来ならば今回の場所も皆さんにお教えしてみんなで楽しんでもらいたいのですが、このような状況なので場所をお教えすることが出来ないのです。関東の某所とだけお伝えします。
このように熊谷草(クマガイソウ)の保護のために縄が張られ、地権者一同からのお願いの紙が貼られたところが沢山ありましたが、このように熊谷草が残されているところは稀でした。上で紹介した近種の敦盛草(アツモリソウ)も栽培目的で最も激しく乱獲、盗掘されるラン科の植物ですが、無菌播種が開発されて大量の苗を生産することが可能になりました。残念ながらクマガイソウは、まだ無菌播種は開発されていないそうです。
上の保護のための縄の周りにもさらに縄が張られていました。昔はこの周囲に熊谷草が群生していたのだと思います。
いろんな場所に熊谷草が生えていた痕跡がありました。おそらく9割以上は盗掘で無くなってしまった印象でした。幸いにも新しく掘られたような跡はなかったので、保護されることで、昔のように沢山繁殖することを願っております。持ち帰っても環境が変われば短い時間で枯れてしまう可能性が高いと思います。仮に長く長らえさせることが出来ても繁殖は難しい植物であることから、いつかは枯れてしまいます。自然の環境の中で育てて入れば、繁殖が期待できるのでいつまでも咲き続けて皆さんの目を楽しませてくれるので、そっと見守ってほしいと思います。2020年にも見に行きました。→ポチッ
きのこ公園→どんぐり公園 [植物]
以前、キノコの公園を紹介した公園は今はドングリの公園に変身していました。あのころからドングリは落ちていましたが今はキノコの姿は見えない代わりに多量のドングリが落ちていました。チョット集めるだけですぐに写真のように数分で集めることが出来ます。
今までに同じ公園のキノコで5つも記事を掲載させてもらいました。
記事です。→ポチッ1 ポチッ2 ポチッ3 ポチッ4 ポチッ5
違う種類の木ではまだ緑のドングリが木にたわわに付いていました。これから落ちてくるのだと思います。
ドングリを少し拡大してみました。この中で紹介しているドングリは生では食べれませんがブナ科クリ亜科シイ族は生食べれます。日本ではツブラジイとスダジイの2種だけでシイの名前がついていても別の族だそうです。この2種の殻斗(お皿)は3~5つに割れているのですぐに判ると思ったけれど、調べるとブナとイヌブナも4っに分かれているのでよく見分ける必要がありそうです。
木の枝で色づき始めた団栗も見つけました。殻斗(お皿)がきれいです。
いとばもうせんごけ [植物]
これはイトバモウセンゴケ(糸葉毛氈苔)という食虫植物です。学生時代は食虫植物に興味があり、いく鉢か作っていました。そのときの写真が見つかったので、古い写真ですが掲載させてもらいました。これはアメリカ原産でジョージア州からフロリダ州に分布しているそうです。右の写真のように細い葉から粘毛が出ており先端の粘液で虫を捕らえる植物です。虫を捕らえると粘毛のついた細長い葉がゆっくりと虫に巻きつきます。
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : ウツボカズラ目 Nepenthales
科 : モウセンゴケ科 Droseraceae
属 : モウセンゴケ属 Drosera
名前 : イトバモウセンゴケ Threadleaf sundew
学名 : Droserafiliformis
下記の写真は日本の食虫植物の代表格であるモウセンゴケ(毛氈苔)です。こちらは古い写真を接写いたしました。
あのころ、住んでいた兵庫県宝塚市の近くの六甲山などで見ることができた食虫植物は次の6種類です。名前をクリックするとネットの写真を表示します。
モウセンゴケ
イシモチソウ
コモウセンゴケ
タヌキモ
ミミカキグサ
ムラサキミミカキグサ
生えていた場所は、あまり知られていない場所なので「コモウセンゴケ」以外は今でも同じような場所で見ることが出来ると思います。町に近い身近なところでも食虫植物は生えているものなのです。これ以外で日本で有名なのがムジナモ、コウシンソウ、ムシトリスミレ、ナガバノイシモチソウ、ナガバノモウセンゴケ、コムジナモなどです。この中で自然の状態で見て印象的だったのが自転車で十和田湖から青森市内に抜けるときに八甲田山で群生しているところを見ることが出来たナガバノモウセンゴケです。
現在、私が住んでいる千葉県の家の近くの雑木林でもすでに紹介したキンランやギンランなど珍しい蘭や百合の花がありましたが、残念なことに造成によって、その中のクマガイソウは見えなくなってしまいました。
ひまわりの花を拡大してみました。 [植物]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
今日(2013年7月21日)は15日ぶりに車で1時間くらいの、いつものゴルフ場に行ってきます。幸いにも、数日は暑さが小休止です。でも暑さに気を付ける必要がありそうで暑さ対策として冷たい麦茶を3リットルほど、用意いたしました。
そして明日(7月22日)からは会社の連続休暇を利用して会社関係の8名でゴルフツアーに行ってきます。8名の内、4名は今日と同じメンバーです。鷲倉温泉(福島市土湯温泉町鷲倉山1番地)に泊まって猪苗代湖近くのボナリ高原でゴルフをいたします。なお、7月25日~29日には関西の実家に帰省しているのでブログの方も少しだけ小休止になりそうです。
先日、ウクライナのヒマワリを紹介したので、近所のヒマワリを紹介いたします。
ひまわりの花をよく見ると沢山の花の集合体であることが判ります。写真をクリックしてじっくり見てください。その集合体を作っている小さな花を管状花(筒状花)と言うそうです。一番外側の小さな花に黄色い大きな花びらがついています。その小さな花を舌状花と言うそうです。勉強になりました。
花を拡大してみました。外側が花粉を出している状態で中央の部分はまだ咲いていません。真中はこれから開花のようです。周辺の管状花が咲いているところですね。
花をさらに拡大してみました。管状花(筒状花)の形がさらに良くわかると思います。
詳しい説明がネットがありました。⇒ポチッ
朝からラッキーをもらいました。 四葉のクローバー [植物]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
今日の朝のワンコの散歩には久しぶりにカメラをポケットに入れて出かけました。家を出るときは薄くもりの状態でしたが途中で日が当たり始めました。カメラ持参は珍しいことなのですが、井野城の近くの田んぼの横で四葉のクローバーを撮るチャンスに出会えました。ついつい足が伸びて1時間以上の散歩になりました。この写真は大きく拡大するように設定したので写真をクリックしてじっくりと葉っぱを見てください。意外と味があるものです。
驚いたことに四葉のクローバーは1つだけではありませんでした。
上の四葉のクローバーあったすぐ横ので撮った下の写真の中に右の四葉のクローバーが5つあるのです。是非とも探してみてください。
5つ見つけられなかった方は下の写真をクリックしてみてください。四葉のクローバーに、〇マークした写真を表示いたします。
写真を撮るときは3つだと思っていましたが家に帰って写真を見て5つ写っていることに気がつきました。もしかしたら6つ目もあるかもしれません。
真剣に探してみたい方のために、〇マークがついていない大きな写真も表示するようにいたしました。→ポチッ
追伸 こちらの写真も上の写真のすぐ横で撮ったものです。
こちらの写真の中にも、〇〇で示している通りに少なくとも4つの四葉のクローバーが写っていました。ただし4つの内、〇の2つは上で写っていた四葉のクローバーなので、狭い範囲の中に冒頭の写真も含めて、少なくとも8つの四葉のクローバーがあったわけです。
四葉のクローバーの発生率を数字で表すと、「四つ葉のクローバー/三つ葉のクローバー」は「1/10,000」ほどの頻度になるそうです。そんな確率にかかわらず、これだけの数を見ることが出来たのはすごいことだと思います。
一説によれば四つ葉のクローバーの小葉は、それぞれ希望・誠実・愛情・幸運を象徴しているそうです。そして花言葉は「Be mine.」(わたしのものになってください)だそうです。
四つ葉のクローバーの発生が遺伝的要因によるものか、あるいは環境要因によるものかについては議論がなされています。四つ葉のクローバーの希少性は、低頻度で発現する劣性遺伝子の存在を示唆しているそうです。一方、四つ葉のクローバーは環境要因に起因する体細胞突然変異や形態形成の異常、また一個体の中で偶然分離した複数の遺伝子の相互作用によっても引き起こされ得るとのことだそうです。
今年の最大の出来事は2013年5月25日に息子が結婚したことだと思います。8つの四葉のクローバーの幸運を二人に渡したいと思います。
右の写真をクリックすると記事を表示します。
ぎんらん(銀蘭)を見つけることが出来ました。 [植物]
右の写真の金蘭(キンラン)を探しに近くの雑木林に行きました。そこで沢山のギンラン(銀蘭)の花を見つけることが出来ました。前日に以前にギンランを見つけた場所に行きましたが、見つけることが出来なかったので、沢山生えていたので驚きました。
花の部分部分を拡大いたしました。
こちらでは7本のギンラン(銀蘭)を見つけました。キンラン(金蘭)は雑木林全体で見ることが出来ましたが7本のギンランすべて数m以内に生えていました。残りの6本のギンランを紹介いたします。花が一つの幼い株もありました。
この日と前日の2日間で3ケ所の雑木林を探しました。キンラン(金蘭)は45本見つけることが出来ましたがギンラン(銀蘭)は7本だけでした。数mのこの場所を見つけることが出来なければ銀蘭の発見は0(ゼロ)本でした。やはりキンランに比べると少ないです。
2010月5月13日掲載 タイトル:銀蘭の花を紹介いたします。
が表示された写真はクリックすると拡大します。
キンラン(金蘭)の花を紹介したのでギンラン(銀蘭)の花も紹介いたします。近くの雑木林には金蘭が沢山咲いています。一方、銀蘭は非常に少なく稀にしか見つけることが出来ません。それも一輪だけのものばかりでしたが、幸い沢山の花を付けた銀蘭(ぎんらん)を見つけました。これがギンランです。
花を拡大しました。すばらしい純白の花でした。
この写真のように、この辺りでは上のような多輪は珍しく1~4輪程度なので感激でした。
レイリーさんのキンラン・ギンランにTBしています。
「ちごゆり」が咲きました。 [植物]
タンポポの綿毛軍団 [植物]
シャクヤクの花が満開 [植物]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
タモギダケ(楡木茸)を買った2013年5月6日に同じお店である「道の駅やちよ」で写真のシャクヤク(芍薬)の切り花を買ってきました。買った時はすべて開きかけの蕾の状態でしたが翌日には写真のように花が開きました。花瓶の中の水はほとんど吸い上げられて無くなったそうです。右下の黄色い花は家に植わっている薔薇のヘンリーフォンダです。
全てが開き切ったら見事でした。これだけの花が5本で300円とは安いと思います。
シャクヤク(芍薬)はボタン(牡丹)と同じボタン科です。書いている違いは一般的なもので明確なものではないので参考程度とお考えください。ただしボタンが木であることから冬でも木の部分が地上に残リるのに対して、シャクヤクは草であることから冬に地上部が枯れることははっきりとした違いです。そのためにシャクヤクは切り花として使われるのです。美女の形容の「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」の中に使われていることでも有名です。
シャクヤク(芍薬) ボタン(牡丹)
目 キノシタ目 Saxifragales キノシタ目 Saxifragales
科 ボタン科 Paeoniaceae ボタン科 Paeoniaceae
属 ボタン属 Paeonia ボタン属 Paeonia
種 シャクヤク P. lactiflora ボタン P. suffruticosa
学名 Paeonia lactiflora Paeonia suffruticosa
例え 花の宰相「花相」 花の王「花王」
違い 草 木
葉にツヤがある 葉にツヤがない
葉にぎざぎざがある 葉に丸みがある
蕾の先がとんがってる 蕾が球形
開花が4月 開花が5月
浦島草の雄花と雌花 [植物]
2013年4月16日追伸 タイトル:浦島草の雄花と雌花
お花さんごめんなさい。仏炎苞を一部外して内部の花本体を紹介いたします。左が雄花で花粉が沢山ついています。右が雌花で種になる部分が緑色で膨らんでいました。外観は似ているのに中身は全く違っているのに驚きました。
2010年5月9日初掲載 タイトル:道端の奇妙な花
ワンコの散歩のときに変わった花を見つけました。調べると名前は「うらしまそう」でした。漢字で書くと浦島草ですが名前の語源は「肉穂花序の先端の付属体は釣り糸状に長く伸長した姿が浦島太郎が釣糸を垂れているのに見立てたもの」だそうです。
学名は Arisaema Thunbergiiです。
水芭蕉と同じ「さといも科」です。花の形は似ています。
同じサトイモ科のマムシグサにも似ていますが浦島草は地面から花が出ているのに対してマムシグサは茎の上から花が出ているしマムシグサはきれいな緑色をしています。
491 33 4 参照文献 : 牧野新日本植物図鑑
2013年4月12日追伸 タイトル:浦島草の受粉の仕組み
浦島草の花の写真を追加しました。これで花の全体の形がわかると思います。
釣り竿は花の中心にある肉穂花序につながっていることが判ると思います。周りの花弁のように見えるものは仏炎苞で花弁よりは葉に近いものです。この花は不思議な受粉の仕方をするので紹介します。花は雄花と雌花がありますが、雄花から雌花への花粉の受粉はキノコバエ(茸蝿)の仲間による虫媒によって行われます。雄性の仏炎苞の開口部から進入したキノコバエは雄花群から出された花粉を身にまとい、仏炎苞下部にある隙間から脱出することができますが、雌性の仏炎苞ではキノコバエが脱出できる隙間がなく、開口部から進入したキノコバエは雌花群をうろつく間に授粉させられ、最後は脱出できずに死んでしまいます。
春の梨園は花が満開 [植物]
今朝2013年4月9日のワンコの散歩の時に梨園の横を通ると花が満開でした。桜の花は例年よりも10日近く開花が早かったので梨の花も例年よりは早いのだと思います。桜と同じバラ科なので花は桜にそっくりです。
梨(ナシ) 林檎(りんご) ソメイヨシノ
目 バラ目 Rosales バラ目 Rosales バラ目 Rosales
科 バラ科 Rosaceae バラ科 Rosaceae バラ科 Rosaceae
亜科 ナシ亜科 Maloideae ナシ亜科 Maloideae サクラ亜科 Amygdaloideae
属 ナシ属 Pyrus リンゴ属 Malus サクラ属 Cerasus
学名 Pyrus pyrifolia Malus pumila Cerasus ×yedoensis
重たい実がついても枝がたわまないように水平に棚を作っています。独特の景観の花見が出来ます。
ここでは豊水と幸水が作られているので、どちらかの花だと思います。
棚の上からの景観も紹介いたします。垂直に立っている支柱によって重たい果実が出来ても枝が水平に保たれることが判りました。
ズームを使って大きく撮ると花が咲いていることがよくわかります。
ここから下で以前に撮った同じ梨園の写真も紹介いたします。いずれも2007年のものです。この時は花の写真が撮れなかったので、花の写真が撮れた時に記事に掲載するつもりでしたが6年も経ってしまいました。(笑)
4月21日の花が終わったばかりの梨園の風景です。木が立派です。
花弁が僅かに残っていますが、すでに花の根本は膨らんできています。これから実が大きくなることがわかります。
6月16日です。初夏の梨園です。実が膨らんできていました。ピンポン玉くらいの大きさでした。これからが楽しみです。果実は垂れ下がっているイメージだったので果実の枝(柄)が水平なのが印象的でした。果実が大きくなると重さで下に垂れるのだと思います。
梨園は鳥の食害から守るためか、細かいネットで何重にも覆われています。上の写真もこの写真も小さな網目から撮ったために廻りが白く霞んでいます。小さいレンズのコンパクトカメラだから撮れた映像です。
8月5日です。夏の梨園です。袋がかけられて実は見ることが出来ませんが、もうすぐ収穫の季節です。近所では、なかなか評判の梨園です。毎年、直売が始まるのを楽しみにしています。
ほうちゃくそう [植物]
名前は「ほうちゃくそう( 宝鐸草 )」です。きんらん(金蘭)の近くに沢山咲いていました。これだけ沢山咲くのは生命力の強い植物のような気がします。
ユリ科
学名 : Disporum sessile
参照文献 : 牧野新日本植物図鑑
マムシグサの花の写真を撮りました。 [植物]
が表示された写真はクリックすると拡大します。
浦島草(うらしまそう)の写真を掲載いたしました。似ている植物で「マムシグサ」と「アオマムシグサ」というのがあるので探した結果、見つけました。ウラシマソウに比べるとマムシグサは圧倒的に少ないです。
最初に見つけたときは、ほとんどが、蕾でした。そろそろ花が咲いているだろうと、写真を撮りに出かけました。まだ花は少なかったけれど撮ってきたので紹介いたします。これは紫の色素が入っているので「マムシグサ」だと思います。あと一週間すると沢山の花が見れそうです。
こちらは色から見ると「アオマムシグサ」のようですが10cmも離れていないところに咲いていました。同じ場所に咲いていました。こちらの花には紫の色素がなく透通るような緑の花でした。上の花とどちらがお好みですか。「アオマムシグサ」はきれいなので家の庭にも植えています。
一週間前の蕾の状態の写真です。浦島草の花は地面から出てくるのに対してマムシグサは一番上の写真のように茎から花が出ています。少なくともウラシマソウではないことはわかりました。それに茎の模様が違いますね。マムシ草はまむしの模様のようです。
マムシグサとアオマムシグサです。読んで比べてみてください。クリックすると拡大するので読みやすいと思います。
参照文献 : 牧野新日本植物図鑑
今年も土筆を採ってきました。 [植物]
が表示された写真はクリックすると拡大します。
2013年3月30日追加 タイトル : 今年も土筆を採ってきました。
印旛沼の近くの土手で沢山の土筆(つくし)が生えるので、今年も採りに行きました。いつもよりも早く採りに来たつもりでしたが、今年は暖かいせいか胞子は飛んだ状態でした。実は私は胞子が詰まって頭が重たい状態よりも軽くなっている方が好きなのです。私の望む状態でした。
こちらが採ってきてハカマの部分を取り除いて土筆です。この状態で810gありました。おそらくハカマなどを取り除く前は1kgを超えていたと思います。今回は天婦羅と佃煮を作ることにしました。
こちらが天婦羅です。810gの内100gを使いました。
残りの710gを佃煮にいたしました。
佃煮を少しだけで写真を撮りました。
2010年4月11日掲載 タイトル : つくし採り
この日は土筆(つくし)採りを兼ねてワンコの散歩は遠くまで行くことにしました。しかし、ほとんどの土筆はすでに胞子を飛ばした後でしたが、これから飛ばす土筆も残っていたので写真を撮りました。
土筆の時期としては遅いのであまり期待しないで行きましたが、沢山土筆がが出ているところを見つけました。
川の土手です。散歩には気持ち良い場所です。沢山採取したけれどまだまだ残っていました。
散歩のついでなので時間は僅かでしたが意外と沢山とれました。
採ってくるよりも、家に帰ってからの処理が大変なのが土筆です。袴(ハカマ)を丁寧にとる必要があります。とったハカマの残骸です。土筆 (ツクシ)を採りに行ったのはおそらく5年ぶりぐらいです。久しぶりの土筆料理を楽しみに指先を真黒にしながらハカマをとりました。
ハカマを取り除いたツクシです。
胞子が飛んで先が柔らかいものがほとんどでしたが、意外とこれが料理に合うことがわかりました。今までは胞子が固く詰まったツクシを採る機会がほとんどでしたが硬い頭(胞子穂)と軸の部分の食感があまりにも違いすぎていましたが、両方共に柔らかいので、いろんな料理になじむことがわかりました。
定番の卵とじです。
くせがないのでおひたしもおいしかったです。
今回は新物の竹の子があったので竹の子のお吸い物にも入れました。まだあるので佃煮も作って見ます。
つくしの佃煮を作りました。
醤油50gとみりん60gを沸騰させた中に、前日に料理のためにさっと茹でおいた土筆100gを入れて弱火で煮詰まるまで炊きました。とうがらしも入れてみました。
完成した佃煮です。濃い味の佃煮が出来ました。甘辛くて何杯もごはんが食べれそうです。
さっそく、昨日の竹の子の炊き込みごはんを暖めて昼食にいたしました。
夕食では炊き立ての白いごはんで食べました。これはすばらしかったです。春の香りの佃煮でした。
夕食のおかずは天婦羅にしました。ツクシと竹の子の天婦羅も作りました。これがツクシの天婦羅です。これは、我家ではじめてのメニューでしたが大好評でした。
珍しくはないと言われているけれど [植物]
家から徒歩30秒の場所の空き地に咲いている花です。今がちょうど満開です。珍しくはないと言われているけれど実際に見ると不思議です。
桃の花だと思います。調べてみました。
源平桃(ゲンペイモモ)と呼ばれているようです。白が源氏、ピンクまたは紅(赤)が平家で両者が入り乱れて戦った「源平合戦」に例えられて、この名が付いたと言われています。
木全体は「白の花の枝」と「ピンクの花の枝」と「両方が混ざった枝」で出来ているんです。近所の人が植えたのだと思います。
白に少しピンクが入った花です。
ピンクの花です。これらがすべて1本の木で楽しめるのです。
白い花の枝とピンクの花の枝が接近して出ている枝です。珍しくはないと言われているけれど実際に見ると、やっぱり不思議です。と冒頭の言葉がまた出てしまいました。
近所の早咲きの桜が満開になりました。 [植物]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
息子たちや娘が通った千葉県の佐倉市立井野中学校には沢山の早咲きの桜が植わっており、毎年きれいな花を咲かせてくれます。
今年も満開になりました。写真は昨日2013年3月20日に撮りました。
桜並木の長さは直線で120mあり結構、楽しむことが出来ます。ただし、下に座って花見というわけにはいかないのが残念です。校庭を解放してくれると出来ますが、神聖な校庭でお酒を飲むわけにはいかないですね。ここから下の写真はすべてクリックすると拡大写真を表示するように設定いたしました。
ピンクの花の満開の姿を紹介いたします。ここから下の写真はすべてEF100-400mmのレンズを使って撮りました。上の写真はEF24-105mmです。
沢山のはなが咲いていました。
蕾も散っている花もない状態でした。
名前はわかりませんが、こちらの鳥が沢山来ていました。
ズバリ100%の開花状態でした。
ソメイヨシノよりピンク色が濃い花で桜らしい花の姿です。残念ながら桜の種類はわかりませんが、佐倉城址公園で咲いていた大寒桜(オオカンザクラ)に似ていたので大寒桜の可能性があります。大寒桜は寒緋桜(カンヒザクラ)と山桜(ヤマザクラ)、あるいは寒緋桜と早咲きの大島桜(オオシマザクラ)の雑種と考えられています。
開花宣言に使われる桜の代表である染井吉野(ソメイヨシノ)も急に咲き始めました。週末には満開になる勢いで花数が増えています。こちらは佐倉市立小竹小学校の桜です。上の井野中の早咲きの桜を見た後だとソメイヨシノは真白に見えてしまいます。
2012年のラベンダー祭り [植物]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
2012年6月10日追記 タイトル:2012年のラベンダー祭り
今年2012年のラベンダー祭りの写真を掲載いたします。正確には早朝なのでラベンダー祭りは始まる前の写真です。咲いていたラベンダーは濃紫早咲でした。
モンシロチョウが沢山来ていました。そこでモンシロチョウの拡大写真も掲載いたしました。6月8日~6月24日の土曜日、日曜日がフェスティバルです。
沢山のラベンダーはきれいでした。ラベンダー祭りは2008年から始まったので今年は第5回ラベンダー祭りということになります。
濃紫早咲以外のラベンダーは2週間後が見頃というところでしょうか。
はじまる前のラベンダー会場です。昨日(2012年6月9日)は雨でしたが、今日は快晴で関係者の方もホットされていたと思います。今年からカメラが変わりました。違いはどうでしょう。
2010年6月13日追記 タイトル:2010年のラベンダー祭り
今日から、近所でラベンダー祭りが始まります。朝に準備状況を見に行きました。肝心のラベンダーの方は少し開花が遅れていていました。ただし先週(6月6日)、蕾の状態だった濃紫早咲(のうしはやざき)は満開の状態になっていました。沢山のミツバチの羽音が気持ちよく聞こえていました。是非とも下の2010年6月6日の写真と比べてみてくださいい。
こちらの写真も蕾の状態の2010年6月6日の写真と比べてみてください。この濃紫早咲は見ごたえのある状態になっていました。「おかむらさき」と「グロッソ」の開花具合は先週とあまり変わっていませんでした。昨年同様に「おかむらさき」が満開だと濃紫早咲と合わせて2種類のラベンダーが満開となることから迫力があるのですが、今年は濃紫早咲だけなので、すこしさびしいかもしれません。
花の寂しさをカバーしてくれるのが出店です。10時からの開店に向けて皆さん準備をされていました。左のヒーターで肉を回転させながら焼くドネルケバブ(DONER KEBAB)がありました。ちょっと食べてみたい気がしました。今年はこのドネルケバブが目玉になるのではないかと予感させてくれました。
去年と同様にラベンダーのアイスクリームも人気があるでしょうね。
2010年6月6日追記 タイトル:もうすぐラベンダー祭り 濃紫早咲を見てきました。
近所でラベンダーが植えられている場所があり6月中旬ごろにラベンダー祭りが行われます。北海道などに比べるとラベンダー畑は小規模ですが近所で気楽に見に行けるので昨日の朝(2010年6月5日 7時20分ごろ)に、見に行ってきました。去年、ラベンダー祭りが行われた時(2009年6月12日~6月14日)には3種類のラベンダーの内、「濃紫早咲(nousi-hayazaki)」という種類はすでに見ごろを過ぎていたので今年は早めに見に行ったのです。上の写真の通り、花弁はまだ開いていませんでしたが濃紫色が鮮やかで、一番の見ごろではないかと思います。残りの「おかむらさき(okamurasaki)」と「グロッソ(grosso)」はまだ花の見ごろは先のようです。
花を拡大してみると小さな毛に覆われていました。花弁はまだ出ていないので蕾の状態だと思いますが、花の名前の通りに鮮やかな濃紫色です。
こちらが「おかむらさき(okamurasaki)」の状態でした。もう少しすると満開になります。今年(2010年)のラベンダー祭りは丁度一週間後の2010年6月12日~6月13日の2日間と売店に書かれていました。苗などは今でも売っています。
こちらの「グロッソ(grosso)」の開花はまだまだ先のようです。去年より全般的に遅い気がします。
ここから下が2009年の記事です。
2009月6月14日掲載 タイトル:ラベンダー祭に行ってきました。
昨日(2009年6月13日)の7時半ごろに、佐倉のラベンター祭りに行ってきました。こちらでは3種類のラベンダーが植えられていました。
こちらが、今が最も見ごろのラベンダーでした。名前は「おかむらさき(okamurasaki)」です。見ごろの期間は6月中旬~6月下旬です。クリックすると拡大します。
こちらは、少し花が散りかけていた「濃紫早咲(nousi-hayazaki)」です。
見ごろは5月下旬~6月初旬です。散りかけと言っても、まだまだ見ごろでした。クリックすると拡大します。
こちらは6月下旬~7月上旬が見ごろの「グロッソ(grosso)」です。クリックすると拡大します。2009年7月5日に行ってみました。花は満開でした。→ポチッ
佐倉ラベンダーランドと名づけられた場所で、規模は大きくはないけれども近所で見られたのが、よかったです。
ラベンダー祭りは昨年から始めたそうで、今年は第2回ラベンダー祭りになります。去年の反省からノボリと案内を道に立てたそうで、確かに沢山のノボリが見られました。
ノボリがあっても場所はなかなか判らないと思いますがゴルフの練習場ユーカリゴルフプラザを目指せば行けると思います。ユーカリゴルフプラザの住所は「千葉県佐倉市先崎233」です。ちなみにユーカリゴルフプラザ佐倉市長の蕨和雄(わらび かずお)さんの会社です。
蜂や蝶が沢山きていました。
さっそく一束200円の花を6束買いました。家で新聞紙の上にならべて乾燥させるといいとアドバイスをされました。
こちらは乾燥させた完成品で、お店の人から頂きました。朝早く行ったのがよかったみたいです。ありがとうございました。クリックすると拡大します。
6月13日の夕方、ワンコの散歩を兼ねて行って見ました。17時30分だったために、すでにお店は閉まっていました。ラベンダーまつりのチラシがあったので紹介しておきます。
名称 ラベンダーまつり ラベンダーと印旛沼のシンフォニー
期間 2009年6月12日(金)~6月14日(日)の3日間
時間 10:00~16:00
場所 佐倉ラベンダーランド
規模 敷地:7000㎡ 株数:5500株 3種
住所 千葉県佐倉市先崎233
入場料 無料 駐車場も無料
見ごろ 5月下旬~7月上旬
鮮やかさゆえの悲しい花 [植物]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
6月に六甲山の麓でこばん草を探しているときに、広い空地に鮮やかな花が沢山、咲いているのに気がつきました。独特の雰囲気のある不思議な花に感じられました。
広い空地に、忽然と鮮やかな沢山の花が咲いているのが不思議で名前が判れば掲載するつもりでしたが、調べきれないままに今まで経ってしまいました。
最近、テレビでこの花のことを知りました。鮮やかな花であるがゆえに、悲しい花であることを知りました。花にまつわる青年たちの青春があったようです。名前が判ったことをきっかけに掲載させてもらいました。
中央の赤い部分の大きさが悲しみの大きさを表しているような気がしてなりません。
名前は特攻花です。もちろん特攻花 (とっこうばな)は通称で天人菊(テンニンギク)あるいはガイラルディアという名前があります。鹿児島県の喜界島の飛行場跡に毎年咲き続ける花でした。その飛行場跡地とは太平洋戦争中に多くの特攻機が飛び立って行った飛行場でした。特攻に飛び立っていった同世代の若い女性写真家仲田千穂さんの写真集「「特攻花」って知ってる? 」で知られるようになったそうです。神風特攻隊員の平均年齢が17歳と聞くと、いつまでも覚えていて欲しいと思います。
名 前: ガイラルディア(Gaillardia)
別 名: 天人菊(テンニンギク)
通 称: 特攻花
学 名: Gaillardia pulchella
英 名: Branket flower
科 名: キク科
属 名: テンニンギク属
原産地: 北米
花 期: 6~10月
花言葉: 生きなさい
渡 来: 明治時代
仲田千穂さんの特攻花の動画が掲載されていたので紹介いたします。
特攻隊の戦死者数<ネット より>2008年9月
空からの特攻 3,948名(海軍2,531名 陸軍1,417名)
水上の特攻 1,344名(海軍1,081名 陸軍 263名)
水中からの特攻 544名
陸上(戦車) 9名
合計 5,845名(海軍4,156名 陸軍1,689名)
移動中など 8,164名
両合計 14,009名
有名な写真です。終戦の日(1945年8月15日)の3ケ月前の写真です。左の写真のあどけない笑顔が印象的ですね。この写真から右の有名な絵も作られていました。比べてみてください。
写真はネットから拝借 1945年5月26日
こちらは終戦の日(1945年8月15日)の4ケ月前の写真で、見送っている特攻隊員と同年代の女子学生が持っている花が特攻花かどうかは判りませんが、悲しい別れには違いなかったと思います。喜界島の特攻花は天人菊(テンニンギク)ですが、本土では大金鶏菊 (オオキンケイギク)が特攻花と呼ばれる地域もあるようです。
写真はネットから拝借 1945年4月12日
喜界島は沖縄と鹿児島の中間に位置する小さな島です。
TBさせていただいたよかにせふくちゃんの紬出張日記より
喜界島
亡き父と、母の故郷である。私のルーツである。
特攻隊が出発した知覧は有名な場所となっている。
飛び立った攻撃機は、喜界島で給油等をして沖縄へ向かった。
幼い頃の母も、ずい分と兵隊さんたちに手を振り見送ったらしい。
この花の束を握り締め飛び立っていったり、上空から落としていったり・・・。
そんな事から、島では「特攻花」と読んでいたという。
母もそれは覚えていた。
クリックすると衛星写真
飛行場の衛星写真です。この周りに天人菊(テンニンギク)が沢山咲いているそうです。拡大してよく見ると飛行場の海側はゴルフ場になっています。平和を感じてしまいました。広島ピアノさんの再考・太平洋戦争。にトラックバックしています。