写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

フランスのロワール地方にあるシャンポール城です。
パリを朝早く出発の予定でしたが、ちょっとしたアクシデントのために少し出発が遅れてしまいました。実は手配していた車が小さすぎたのです。
あいにくの雨模様となったために鮮明な写真は撮りませんでした。でも、お城のすばらしさは堪能させてもらえました。

ロワール地方でもっとも美しい城はシュノンソー城で! 最も大きな城がシャンポール城と言われています。ロワール地方の城は砦のように戦争の時に守るための城ではなく貴族や王様が別荘として使うために建てられたそうです。
したがって、すでに掲載したドイツのハイデルベルグ城やスイスのレンツブルグ城などとは景観がまったく違います。上の写真は城の裏側です。どの写真もクリックすると拡大するように設定しております。 参考 ⇒ NHKの世界遺産シリーズ


表を正面から見た景色です。塔の数は365本だそうです。一年が365日と関係あるのかもしれません。


正面の中央の部分です。


城に登って見ました。 近くで見るとすばらしいことが良くわかります。


屋根の曲線がきれい!!


一番真中の塔です。 近くで見るとすごい迫力です。城全体の大きさが想像してもらえると思います。
        

お城の中です。各階に上がるのは螺旋階段ですが、ここの特徴は2重の螺旋階段で上り下りが別になっています。お城の中でも有名な構造です。ダ・ヴィンチが描いた理想の都市の階段を実現させたものだそうです。


家具は置かれていませんでしたが部屋は昔の優雅さを残していました。


別の部屋も紹介いたします。


城は本当に大きな森に囲まれています。城のバルコニーから撮った写真です。ここからは見えませんが城を取り巻く塀の長さは31kmだそうです。


城から見る近くの村も趣きがあります。 城の敷地の中なので昔は使用人が住んでいたのでしようね。2016年5月13日にもシャンポール城を訪れました。その時の記事を紹介します。
タイトルの着色部をクリックすると記事を表示します。
 シャンボール城 その1 シャンボール城に到着いたしました。
 シャンボール城 その2 城内編
 シャンボール城 その3 螺旋階段編
 シャンボール城 その4 屋上編
 シャンボール城 その5 城からの景色
 シャンボール城 その6 コソン川越しから見たシャンボール城  


運が良ければ、美人の森の番人にも出会えます。馬で森の中を見回っているそうです。


このあと、奥の白いマイクロバス
ブロワ城へ向かいました。
シャンポール城に関するネットの説明を記載いたします。
フランス中部を流れるロワール川の流域には、16世紀に王侯貴族が築いたフランス・ルネサンス建築の城館や庭園が数多くあることから、「フランスの庭」と呼ばれています。建物と庭園とロワール川が一体となった景観は美しく、シュリー・ロワールからシャロンヌまでのおよそ200キロが世界遺産に登録されています。

「シリーズ世界遺産100」では、ロワール川流域を代表する城館シャンボール城を紹介します。シャンボール城は16世紀の初め、フランス国王フランソワ1世が情熱を傾けて築いたもので、優雅で繊細な城には365本もの塔が立ち並んでいます。

この塔は煙突で、そのまま暖炉につながっています。1515年に20歳で即位したフランソワ1世は、即位直後にイタリアに兵を進め、そこでルネサンスを代表する芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチと出会います。王はダ・ヴィンチを熱心にフランスに誘い、アンボワーズ城の近くにダ・ヴィンチの館を用意し、毎晩のように館を訪ねて二人で語り合います。

まもなくダ・ヴィンチが死ぬと、王は悲しみを癒やすためにシャンボールの森に出かけました。そして、愛着のある森にダ・ヴィンチの発想を取り入れた城を築きます。城の真ん中には、上がる人と下りる人が出会うことがないよう、二重の螺旋(らせん)階段が作られました。ダ・ヴィンチが描いた理想の都市の階段を実現させたものです。

中央の塔には王家の紋章が輝き、中央の塔に向かって右の棟には王の部屋が、左の棟には礼拝堂が築かれました。王と神が対をなしているのです。シャンポール城は、ダ・ヴィンチのイメージを現実のものとした王の建築芸術なのです。

城の航空写真を掲載します。「地名の表示」にチェックを入れた後に、マイナスのアイコンをクリックすると広い範囲が表示されるのでパリからの位置が判ると思います。回りの緑が、この城の森だそうです。