四川省の成都に来たならば、是非とも食べに行きたいのが麻婆豆腐の本家本元レストラン「陳麻婆豆腐」です。日本でおなじみの麻婆豆腐が考案された歴史は比較的新しく清の時代だそうです。場所は私が今来ている成都です。
泊まっているホテルで陳麻婆豆腐の場所を聞くと歩いて行ける距離で2本目の信号を右に曲がるとわかるとのことでした。
中国ではよくあることですが、歩きはじめると信号のある交差点のスパンが非常に長く2本目と思われる交差点まで来るとちょっと不安になってしまいました。道に立っている人に陳麻婆豆腐の場所を聞いても誰も知りませんでした。そこでタクシーに乗ることにしました。タクシーに乗って行き先を告げると親切なことに歩いて行ける距離だと説明されました。その場所がホテルで教えられた2つ目の信号であることもわかったので腹ごなしに歩くことにしました。
だいぶ歩いて陳麻婆豆腐の場所を人に聞くと今度は皆さん知っていて指差してくれましたが、皆さんが「値段が高いですよ。」とアドバイスしてくれました。何とか行き着きましたが、日本人の歩ける距離ではなかったですね。帰りはタクシーで帰りました。

食べた料理を紹介します。出てきた順番です。4人だけの食事なので料理も4品にしました。先ずは具をかけたオコゲの料理です。


これが完成品です。写真をクリックすると拡大します。


お待たせの麻婆豆腐です。人数が少ないので小ぶりのお皿にしてもらいました。これは本場の味でした。山椒がきいていました。これさえあれば満足でした。


さすがは本場なので辛さもすごいです。この料理だけは、ご飯と一緒に食べると美味しいです。ご飯が必要と思ってもらったほうがいいです。そして、ご飯は木の"おひつ"に入れられて出てきました。これは中国で初めての経験ですが、今回は別のお店でも同じようなオヒツで、ご飯が出されました。ご飯は雑穀が少し混ぜられて、ちょっと美味しそうに感じました。


キクラゲとシシトウとカエルの料理も頼んでみました。カエルの肉は鶏肉に近い食感でした。もちろん赤唐辛子は味付けのために入れているだけで食べません。


海老料理も頼みました。いかにも四川料理という感じで唐辛子の中に海老がある感じです。もちろん唐辛子は食べませんが唐辛子の辛さが海老に染込んで、かなりピリッとした料理でした。


ネットで麻婆豆腐を調べてみるとおおむね下記のように書かれていました。
麻婆豆腐の故郷は四川省の省都、成都です。ここにある陳麻婆豆腐(チンマーボードウフ)が本家本元レストランです。麻婆豆腐は1862年に陳富文氏の奥さんが考案したといわれています。特別料理ではなく、あり合わせの材料を使った来客用の料理だったそうです。陳さんの顔にはあばた(麻はアバタの意味)があったので、「あばたのある陳婆さんの豆腐」という意味で、陳麻婆豆腐と名づけられのだそうです。


こちらは有名なお店なので沢山のテーブルや豪華な部屋があると思われましたが最も庶民的なテーブルで食事をさせてもらいました。写真で雰囲気がわかってもらえるでしょうか。
 住所 四川省成都市青羊区西玉龙街197号