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五稜郭と言えば箱館戦争(函館戦争)、箱館戦争と言えば土方歳三を思い浮かべる人は少なくないと思います。
五稜郭の全体を見るためには五稜郭タワーが一番です。エレベーターで昇ると約100mの高さから星型の五稜郭が一望できます。残念ながら大きすぎて全体を撮ることは出来ませんでした。
五稜郭の真中の温室のような建物の中で2006年7月13日から2010年度の工事で昔の建物を復元したそうです。この写真は2009年なので今は完成した建物を見ることが出来とおもいます。ここも紅葉がきれいでした。
四稜郭と言うのが五稜郭の北北東約3.5㎞の丘陵にあるそうです。上の写真の丘のあたりにあると思います。

星のイメージを判ってもらうために右側も撮ってみました。


左側も紹介いたします。


五稜郭タワー内部です。


場内からの五稜郭タワーです。
五稜郭タワーは、民間の観光施設で、1964年(昭和39年)12月に五稜郭築城100年を記念して高さ60mの旧タワーが開業し、写真の新タワーは旧タワーの隣にあった料亭「稜雲亭」跡地に2004年11月に着工して2006年3月に竣工、同年4月1日に開業、同年12月1日にグランドオープンしました。五稜郭にちなんで断面形状を塔は星形、展望台は五角形とし、高さは107m(避雷針高)だそうです。


函館の町から見た五稜郭タワーです。展望台は高さ90m(展望2階)と86m(展望1階)の2層からなり、約500人が収容可能だそうです。
1階には土産物売店があり2階には直営コーヒーショップ「Cafe107」があります。1階のみやげ物店は充実しており、早めに土産物をゲットして函館観光をしたい人にはおすすめです。我々もじゃが豚などのお土産をここで買いました。タクシーを契約して半日または一日、函館市内を廻る場合は、チケット売り場の人に運転手さんが声を掛けてもらうとチケットを割引してもらえるので、詳しくは運転手さんに聞いてみてください。


五稜郭場内を紹介いたします。


幾何学的な城壁も近くで見ると全体は判らないですね。見た目は器楽的できれいだけれど大砲が主火器のなりつつある時代では無防備に近いものであったようです。防御壁としては土塁を築き、砲弾のショックを吸収するのが稜堡式の築城様式の特徴であるが、五稜郭の場合は土塁を築こうにも北海道の寒冷な気候に適合せず、冬の間に凍った土塁が、春に温かくなると崩壊するという困難に直面した。そのためわざわざ石垣を築き、その上に土を盛るという手間をかけていたそうです。一番の問題は、既にヨーロッパでもこのような稜堡式の築城様式は、いささか旧式化していたことでありました。堡塁を重ねるのは小銃を防御兵器として用いるための方式であり、当時のヨーロッパでは大砲を掩体壕に据えての防御へと移行しつつあった時期でした。ちなみに同時期に東京湾に築かれた台場は、大砲を用いる要塞施設でした。


遠距離や海からの大砲の標的にならないように低く造られているのが本来の姿でしたが高い建物を建ててしまったために官軍の大砲の目標になり沢山の弾が着弾してしまったそうです。当時の建物の写真→ポチッ
飛行機が出来て初めて幾何学的な城壁のすばらしさがわかったでしょうね。今はタワーがあるので気楽に感じることが出来ます。


城壁の内側は土塁になっていました。思っていたよりも広かったです。


紅葉もすばらしかったです。城壁沿いは桜の木が並んでおり春の桜の名所でもあります。


五稜郭の設計者はあまり知られていませんが、この碑によって武田斐三郎氏の設計および監督によって造られた城であることを知りました。当時の正式名称は亀田役所土塁(柳野城とも)で、五稜郭(ごりょうかく)は、江戸時代末期に現在の北海道函館市に建造された城郭および当時日本で建造された星形の城郭の通称で、長野県佐久市の龍岡城(未完成)も五稜郭として知られていますが、一般的に「五稜郭」といえば函館のそれを指しており、国の特別史跡に指定され、「五稜郭と箱館戦争の遺構」として北海道遺産に選定されて名実共にここが五稜郭になったようです。
  1857年(安政4年) 工事開始
  1864年(元治元年) 竣功 業務開始
  1866年(慶応2年) 完成 


拝借したGoogleの衛星写真です。 左下にあるのが五稜郭タワーです。


衛星写真で四稜郭を探してみました。四稜郭は1869年の箱館戦争時に急造された洋式築城法に基づく堡塁(ほうるい)です。五稜郭および鎮守府である東照宮を防御するため築造されたものだそうです。


五稜郭と四稜郭の位置が判ってもらえると思います。

                            
五稜郭内の昔の建物の配置です。


五稜郭駅から木古内駅(上磯郡)を経て江差駅(檜山支庁檜山郡)を結ぶJR江差線を走っているディーゼル車です。この電車に乗りました。