エジプトのギザの三大ピラミッドのお土産屋さんです。午後の1時30分ごろです。突然、砂漠の中のお土産屋さんの人たちがお祈りを始めました。エジプトはイスラム教の人が90%と多い国なのです。憲法では国教に指定されていますが、現在では宗教政党の活動ならびにイスラム主義活動は禁止されているそうです。その他の宗教は、エジプト土着のキリスト教会であるコプト教会の信徒が9%、その他のキリスト教徒が1%です。
エジプトは紀元前3000年には、すでに高度な文明をもった中央集権国家を形成していました。しかし約3000年の古代エジプトの諸王朝の盛衰を繰り返した後は、外から征服される歴史でもありました。紀元前525年にアケメネス朝ペルシアに支配され、紀元前332年にはアレクサンドロス大王に征服され、紀元前30年にはローマ帝国の属州となり、639年にイスラム帝国に征服されました。それによってイスラム教が広まったのだと思います。その後も1517年にはオスマン帝国の属州となるなどの歴史が続きました。

上のように立った状態と、ひざまづく状態を何度か繰り返していました。お祈りしている方向は東のほうでした。確かにここからはメッカは東です。よく見ると木の枝と綱で囲まれたエリアと単に敷物をしているエリアがあります。これはどうしてかな?


普通より遅い時間のお祈りです。全員が、お店からいなくなるのはまずいので、お土産屋さんの人たちは、少し残っていました。交代でお祈りしてるのでしょう。
ネットでお祈りの時間を調べると、基本的には早朝5:00(日の出前)ごろ、昼の1:00(日中)ごろ、夜の8:30(日没後)ごろの3回だそうです。