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3月27日に訪れた小樽には明治・大正時代の趣のある建物が沢山あります。堺町通りを車で走っていると何気なく趣のある建物があったので写真を撮りました。家に帰ってから看板の「後藤商店」で検索すると沢山出てきました。

ネットによると、この建物は塚本商事の店舗・塚本商店として1920年(大正9年)に建築された木骨鉄網コンクリート造の商家で、黒塗りの壁と入母屋の屋根が特徴的な建物だそうです。かつての小樽の商家を彷彿させる様に看板の素材や色などを工夫し、玄閑に暖簾をさげるなど歴史的な街並にふさわしいたたずまいとなっていました。その後、株式会社丸市の後藤商店と名前を変えたそうです。


入口の看板には「総合食品卸問屋 株式会社丸市 後藤商店」と書かれていました。この時もまだ雪が降り続いていました。


その右隣には1906年(明治39年)に建てられた(旧)梅屋商店がありました。建物は小樽硝子本舗・和蔵として活躍しています。堺町通りには、このような形で古い建物が活用されているところが沢山ありました。梅屋商店は洋物の卸問屋で、呉服を扱う隣の塚本商事とは対抗関係にあったそうです。