これがいきなり最初に出てきました。「里芋」、「南瓜」、「とうもろこし」、「さつま芋」のゆでたものです。塩をつけて食べました。素朴な味わいが美味しかったです。油を使っていないので中華料理とは思えない感じでした。
油を使わない料理が多いのが田舎料理だそうです。昔は油が高級だったからだと聞きました。健康にもよさそうなので、素朴で油の少ない料理が見直されているのかもしれません。上の写真はクリックすると拡大するので素朴さを拡大写真で見て欲しいです。
料理は素朴な田舎料理だけれど高級車が並ぶ郊外の高級レストランでの昼食でした。
前菜は6種類出てきました。ここで3種類、一番下で2種類を紹介します。
まさにモロキューです。味噌につけて食べました。
これも前菜です。魚のから揚げはビールに合います。
こちらも前菜です。蒸し鶏です。前菜と言うよりは料理の領域です。黒酢か醤油系のタレにつけて食べます。
ここからが本格的な料理です。出てきた順番に紹介いたします。田舎の家庭料理との説明でした。確かに宮廷料理ではないけれど結構立派な料理もありました。
羊の肉です。すごいボリュウムで肉もとろけるように柔らかく煮てありました。
白菜とおふの煮物です。これは家庭料理ポイかもしれません。
高菜と金華ハム と竹の子の煮物です。
魚料理です。中華料理では魚料理が高価なんです。
蟹です。上海蟹系の蟹です。日本だとモズク蟹ですね。蟹は高級なはずなのに大雑把に盛り付けてありました。普通は整然と並べて出てくるのです。
肉が太いけれど青椒牛肉絲(チンジャオロース) これも結構いけてました。
竹の子とニラを使った料理です。
材料は見れば判りますね。いろんな材料が入っています。サクサクした芋が特徴的です。
別の魚料理です。高菜と一緒に煮ています。
すごく太いフキですね。迫力のある料理です。
白菜の煮物です。全般的に見ると野菜が中心で、高級食材はないけれども高級車で遠くまで来て食べると言うことは、やっぱり中国でも健康思考になったためにこのようなレストランが流行るのかもしれません。油が少な目なのでローカロリーではあります。
確かに素朴に美味しい料理ではあるのですが、杭州の町の中心から遠いレストランに高級車が並ぶのが不思議でした。無農薬を売りにしているのか、あるいは高級料理店に飽きた人たちが来ているのか、聞くと素朴な料理を田舎で食べるのが静かなブームなのだと言われました。
杭州と言えば紹興酒の本場です。紹興酒で有名な紹興市まで67kmの距離なのです。本場のほんとうに美味しい紹興酒が飲めてよかったです。
ここは麺も有名と言うことで最後の締めはやっぱり麺
変わった前菜がありました。レンコンの詰め物と
ダイコンの漬物です。
紹興酒をネットで調べてみました。
紹興酒(しょうこうしゅ)は中華人民共和国浙江省紹興市付近で製造させる代表的な黄酒(ホアンチュウ、中国語で醸造酒の総称)です。
ちなみに蒸留酒の総称は白酒(パイチュウ)です。
鑑湖の水で仕込むので鑑湖名酒とも言うそうです。アルコール度数は14~18度で製法の違いによって、元紅酒、加飯酒、善醸酒、香雪酒の4種類があり、この順にドライで、日本でよく飲まれるのは加飯酒だそうです。
長期熟成させたものを古酒の総称である老酒(ラオチュウ、Lǎojiǔ)と呼ぶこともあるようです。
紹興酒の原料は糯米(もちごめ)、麦麹、酒薬(酵母や乳酸菌の種)、鑑湖の水、漿水、焦糖色(カラメル)だそうです。