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神戸・北野異人館で「うろこの家」の次に訪れたのが山手八番館です。山手八番館は明治後期に建てられた旧サンセン邸で、きれいな外壁の洋館でした。ただし玄関の前に飾られていたのは2体の東洋風の彫像でした。

下記の航空写真の中のが「山手八番館」です。
 Ⓐ オランダ館        旧オランダ総領事邸 旧ヴォルヒン邸
 Ⓑ デンマーク館       旧ヨハン・フラウベルト邸跡
 Ⓒ オーストリアの家     旧W.クンツェ邸跡
 Ⓓ うろこの家/うろこ美術館 旧ハリアー邸
 Ⓔ 山手八番館        旧サンセン邸
 Ⓕ 北野外国人倶楽部     旧フリューガ邸
 Ⓖ 坂の上の異人館      旧中国領事館 旧チン邸
 ━━ 2016年3月16日の散策ルート 阪急三宮駅→Ⓔ→


こちらの異人館で楽しみにしていたのが「うろこの家」の受付の方に教えていただいたPower Spotのサターンの椅子に座ることでした。サターンの椅子は「最強のパワースポット(WISH)」とのことでした。2つある椅子の左側に座るように、念押しされて山手八番館に来ました。 
 開運のPower Spot カリンドの猪  Ⓓ うろこの館
 最強のPower Spot サターンの椅子 Ⓔ 山手八番館
 幸運のPower Spot 狛犬      Ⓖ 坂の上の異人館


こちらが最強のパワースポットと言われているサターンの椅子(サートゥルヌスの椅子)です。玄関を入ってすぐの左側の部屋に置かれていました。この写真の左側の椅子に座るように教えられてきました。この椅子は、一見は不気味な彫刻に飾られたこの椅子はローマ神話の農耕神サターンの椅子と呼ばれています。農耕神サターンはローマ神話ではサートゥルヌスで、ギリシャ神話ではクロスとよばれているそうです。豊穣をもたらす神の名に因み「願い事が実り叶う椅子」と伝えられているそうです。


さっそく座りました。やはり座った証拠写真が必要だと思い見学に来られていた人に写真をお願いいたしました。左側だけがパワースポットだと思っていましたが、説明書きによれば、実は左側が男性のパワースポットで、右側が女性のパワースポットだったのです。椅子に座ってお願い事をすれば叶うと言われているそうです。男女カップルで来た場合は、それぞれ左右に座ってお願い事をすればよいと思います。


このチェーダー風の館の中には彫刻の三大巨匠、ロダン、ブールデン、ベルナールのブロンズ像が飾られていました。


三大巨匠だけでなく、ルノアールの晩年のブロンズ像を含めていろんなブロンズ像が置かれていました。


一階の廊下には不思議な物語の一場面のような像も置かれていました。2つの像は、旅爺さんさんのコメントでドンキホーテとサンチョ像であることを思い出させてもらいました。 


こちらが二階に上がる階段で玄関の正面にありました。玄関前に階段が配置された異人館は多かったです。洋館の標準的な構造なのかもしれません。


建物は港を見下ろす坂に作られていることから、南側の海に向かって並ぶ3連のオリエンタルウインドウがすばらしかったです。3連のオリエンタルウインドウの一番東側端の部屋で右の窓方向に海が見えます。


オリエンタルウインドウの中央と西側の窓です。西側の窓の部屋はドレッサー室で椅子に座って景色を見ながらくつろいでおられる方もおられました。


こちらがオリエンタルウインドウからの景色です。写真では電線が気になりますが実際には目で見る場合は不思議と気になりませんでした。クリックするとパノラマ写真を表示します。


二階にもドンキホーテとサンチョ像が置かれていました。


ピカソに影響を与えたと云われているアフリカのプリミティブ・アート「マコンデ彫刻」やガンダーラをはじめとする仏教美術やデューラーやホガース等のエッチングなどのコレクションも沢山飾られていました。


このような中で生活していたとは思えないので異人館として公開するにあたって展示されたのだと思います。