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先日、安徽省の北京ダック(北京烤鸭)を紹介したので、ここでは北京で食べた北京ダックを紹介いたします。今までに58回以上も北京に行きましたが、北京では有名な北京ダックを食べたことがありませんでした。「北京では」と書いたのは北京以外では何度も食べた経験があったからです。今回、秦皇島から新幹線で戻ってきて念願の北京で北京ダックを食べました。ちなみに58回というのは飛行機で北京に到着した回数です。列車や車で到着したこともあるので「以上」をつけさせていただきました。

北京には北京ダックの超有名店がありますが、今回は外国人には知られていないけれども、北京ダックを最も売りにしている地元の北京子が食べに来るお店に行きました。お店の名前は「羲和雅苑」といいます。昔の建物である四合院の雰囲気を出した高層ビルの中の煉瓦造りの平屋の広い敷地のお店でした。


羲和雅苑に利用された古い建物の模型のようです。レストランの中に入ったら、建物の全貌は判りませんでしたが、建物に囲まれた中庭には屋根を取り付けられてレストランとして利用されたようでした。


ここが昔の中庭の部分です。周囲を煉瓦の建物に囲まれており、中庭に屋根(天井)が付けてらているのが判ると思います。周囲の煉瓦の建物に個室がありました。この写真は入口を入ったときの景色です。クリックするとよくわかると思います。


お店の名刺も掲載しておきます。住所は「北京市海淀区中関村大街15-3」です。


個室を頼みました。これが食事をする前のテーブルの雰囲気です。


先ずは皮の部分を薄く削り取るように切っていきます。お店では北京烤鸭ではなく和合烤鸭あるいは単に烤鸭と呼ばれていました。


最初に一番高級なところが出されてきました。皮だけです。頭は飾りです。


さらに皮を切っていきます。


皮だけ出されると思ったら身も少し出されました。右の皿の上半分は身だけです。こちらも美味しいですよ。左の皿と右の皿の下半分は皮だけです。


真中の蒸籠の中に包む皮が入っています。熱々で出てきます。入れる野菜は白髪ネギ、玉葱、キュウリ、人参とおろしニンニクでした。タレは甘辛いタレは皮に包む時に使いますが、それ以外に甘い味噌と砂糖がありました。これは包まずに食べるときに付けるとよいと説明されました。


真中の薄く焼いたクレープのような皮に甘辛い味噌と野菜と一緒に包んで食べます。


今回は北京ダックの切り方は上で紹介した切り方を入れて3種類でした。これは皮付きの身です。身が出てくるといっても、皮に近い部分だけなので、身の大部分は本体に残ってしまうので持ち帰りように袋に入れてくれます。今回は中国の人がおられたので、持って帰っていただけました。


北京ダック以外の料理も紹介しておきます。これは切干大根の料理ですが肉と間違えるような美味しい味に仕上がっていました。


これは牛の腱の部分の料理で、ゼリー状の塊を細く切ったものです。


見ての通りの海老料理です。今回の中では最も薄味の繊細な料理でした。


このお店の名物料理です。ハルサメが入った珍しい食感の料理でした。


これは豚肉の塊を柔らかく煮たものを甘辛く絡めた料理です。丸いのはウズラの卵です。いろんな食感の美味しい料理でした。


これはアスパラカスの炒め物です。この日の唯一の野菜料理です。


スープも一品頼みました。薄くスライスした貝柱が入った酸っぱい辛いスープでした。


ヒラメの煮付けです。北京ダックはこの後に出てきました。


一度、掲載した写真ですが、順番をわかりやすくするために入れます。上で紹介した北京ダックはここで出てきました。ほんとに最後に出てきました。


これはご飯代わりの野菜のお餅です。これの味は想像と違い、すごく美味しいものでした。


レストランは昔の雰囲気の平屋でしたが周りには高層ビルが建っている不思議な場所でした。食事行く前は、この高層ビルの中にいました。


地図を掲載いたします。黄色マークが羲和雅苑です。マイナスのアイコンを何度かクリックすると北京の中の位置がわかると思います。

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