ここはエジプトのカイロです。丘の上の城砦の門の両側に巨大な大砲が飾られていました。実用的配置ではないのではないので飾りに間違いないと思います。それにしてもすごい太さです。パキスタンの軍の施設とインドの大統領官邸で同じように門の両側に大砲を飾ってあったのを見ました。このほかでは中国の平遥古城とドイツのハイデルベルグ城でもありました。
イスラーム地区の南東にあるモッカムの丘に建つシタデル(Citadel=砦)と言う名の城砦(城塞)の中の門です。シタデルは十字軍を阻止するために1176年(アイユーブ朝)に建設されました。立地条件の良さと堅固さからアイユーブ朝~マムルーク朝~ムハンマド・アリ朝~イギリス統治時代に城砦として使われました。
巨大な大砲ですがかなり旧式です。いつの時代の大砲でしょう?
小型の大砲もありました。シタデルの中には軍事博物館(National Military Museum)もあるんです。広い敷地です。
さすが大昔と言えども元、軍の施設です。門の向こう側には沢山の大砲が並んでいるのが見えます。手前の緑の釣鐘状のものは警備兵が中に入るのだと思います。
さすが城砦です。立派な門が沢山あります。
城砦を下から見上げたところです。
道路から撮りました。一番外側の城壁です。
かなり堅固な城砦だったと書かれていました。
シタデルの地図です。城内にはモスクが4っもあります。広さが判ってもらえると思います。
①ムハンマド・アリ・モスク
②軍事博物館
③警察博物館
④イギリス統治時代の刑務所
⑤アサブ門
⑥アフマド・エル・ケトホダー・イル・アサブ・モスク
⑦エン・ナーシル・ムハマド・モスク
⑧ヨセフの井戸
⑨宮殿
⑩ムカッタの塔
⑪トゥルファの塔
⑫ソリマン・パシャ・モスク
⑬新門
衛星写真を拝借いたしました。