アルマトイ(アルマティ)市内から車で約30分走ると海抜1520~1750mの美しい渓谷があります。そこにはメデウ・スケートリンク(Medeo Skating Rink)があり、その辺りはアルマトイの誇る観光名所のひとつになっているということで、さっそく行ってみました。上の写真はが、そのメデウ・スケートリンクの前を車で通った時に撮ったものです。
メデウ・スケートリンクは1972年につくられスピードスケートの数々の世界記録が生まれたために「世界記録の工場」といわれました。理由は良質の氷と書かれていますが、標高が1700mと高く気圧が低いことで空気抵抗が少ないことが本当の理由なのではないかと私は思っています。

12月から4月の週末はスケートが楽しめるが、スケートをしなくても週末はここを訪れる人々が多いそうです。それはスケートリンク裏にダムがあり、そのダムから美しい山間の自然が見られからだそうです。そのダムからメデウ・スケートリンクを撮りました。写真はクリックすると拡大します。


そのダムからさらに約3km先にはシンブラン・スキー場があります。ダムからスキー場に向かうゴンドラを撮りました。
カザフスタンでは2011年に第7回アジア冬季競技大会(1月28日~2月6日)が、この町アルマトイ(アルマティー)と首都アスタナで開催されました。スキー関係の競技がこのゴンドラの終点で行われたのだと思います。したがって日本の選手の人たちはアルマトイをご存知のはずです。
 アスタナ(Astana)
   開会式 スピードスケート フィギアスケート ショートトラック
   アイスホッケイ(男子)
 アルマトイ(Almaty)
   閉会式 アルペンスキー クロスカントリー ジャンプ バイアスロン
   フリースタイルスキー オリエンテェーリングスキー バンデイ
   アイスホッケイ(女子)
こちらの写真もクリックすると拡大します。


航空写真で説明いたします。青色マークの上側がメデウ・スケートリンクで下側の青色マーク(赤の横棒)がダムです。黄色のラインが上の写真で紹介したスキー場に登るためのゴンドラです。Google地図でゴンドラの長さを見ると6.1kmとかなり長いゴンドラです。ゴンドラのりばが赤色マークです。緑色のラインが車でダムまで登ってきた道を示しています。写真内のアイコンを数回クリックすると、この位置が判ってくると思います。

より大きな地図で アルマトイでの行動の範囲 を表示
ダムの上では馬に乗せる商売が繁盛していました。ダムの上を往復するのですが、結構、長い距離でした。馬に乗っているのが観光客で、後ろから付いてきている人が、この馬の持ち主です。


この馬に立って乗っている男性は馬の持ち主です。


この女性は右の写真のように、手馴れた感じで馬に上手に乗られていました。
この女性は、お客さんなのか馬の持ち主側の人なのかはわかりませんでしたが、一人で長く乗っていたので、この男性の娘さんの可能性が高いと思えました。このダムの上で馬乗せの商売している人は、みな家族のようなものなのかもしれません。


馬に乗っているのはカザフ人と思われる小学生くらいの兄弟です。馬を引いている人も中学生くらいだと思います。もちろん馬に乗っているのがお客さんで引いているのが商売をしている人です。


カメラを向けると急に速く走りががら曲乗りをしてくれます。何度もダムを往復してくれるのです。カメラサービスなのでしょうね。
子供の時から馬に乗っていたのかもしれません。曲乗りをしてくれているのは、娘さんと思われる人と立って一緒に乗っていた人です。


沢山の馬たちがいました。馬たちはつながれることもなく自由にしていましたが、不思議なことに馬達もカメラを向けるとポーズをとってくれるのです。


ダムの上では沢山の観光客の人が記念撮影をしていました。
もちろん我々も5000mを越えるザイリスキ・アラタウ山をバックに記念撮影(右側の写真)をいたしました。私が真中です。観光客の人もきれいな景色の写真を撮られていました。左の写真はクリックすると拡大します。


こちらの車に乗ってダムまで来ました。町のホテルから16.7kmですが約1000m登りました。カザフスタンでは価格の高いベンツやポルシェの乗用車やスポーツカーよりも、この写真のような重くて頑丈な四駆車の方が格上と長くカザフスタンに住んでいる人から説明されました。